栃木県小山市発のクラフトビール『808ブルワリー(ヤオヤブルワリー)』がついに一般販売を開始。
国産ビール麦の一大産地として名高い栃木県小山市でありながら、小山市発のメジャーなビールは?と聞かれるとみな首をかしげる。
どうして今まで無かったのか、そんな小山市で正真正銘の小山市ブランドのビールを作るべく動き出したのが「808ブルワリー」プロジェクト。
クラウドファンディングを通してみんなでその想いを共有し、みんなで作り上げるクラフトビールそれが「808ブルワリー」。
そして2021年6月13日、ついに小山生まれの小山育ち、正真正銘の小山市ブランドのクラフトビール『808ブルワリー(ヤオヤブルワリー)』が販売開始された。
販売に先駆けて初日にゲットしたので、さっそく味わってみよう。
808ブルワリー(ヤオヤブルワリー)
栃木県は国産ビール麦の生産において全国一位(2016年二条大麦収穫量において)、なかでも小山市はビール麦の一大産地として有名だ。
国産ビール麦はたんぱく質にアミノ酸も豊富で、麦の旨味が豊かなため、ビール作りには最適ではあるものの、割高な値段から国外産が主流となってきた。
大手ビールメーカーでも国産ビール麦に着目し始めてはいるが、まだまだといった印象。
そこで注目したいのが、ご当地系の小規模ブルワリー。
小規模ブルワリーならではの地元に密着した、地元産の原料を使用した地元愛あふれる唯一無二のオリジナルクラフトビールが全国に存在する。
だが、小山市においてはビール麦の一大産地でありながらも、地元にメジャーなクラフトビールというものが存在しなかった。
そこで今回プロジェクトを立ち上げたのが、小山市ではおなじみ「まちの駅思季彩館」などを運営する青果米穀卸業のsunフーズ。
八百屋であるsunフーズからモジって命名されたのが『808ブルワリー(ヤオヤブルワリー)』。
大麦やハトムギ生産が国内トップクラスである小山市の農産品を生かして作られる、県南初のクラフトビール醸造所。
プロジェクトの立ち上げにともないクラウドファンディングでの支援募集が行われた。
出典:808ブルワリー
みんなで想いを共有し、みんなで作るクラフトビールを目指し、その想いに共感した支援者から目標額である150万円をこえる240万円もの支援が集まり話題となった。
こうして誕生したのが『808ブルワリー』。
2021年4月に先行お披露目会が開催、6月13日についに一般販売がスタート。
小山市の「まちの駅 思季彩館」をはじめ、小山市を中心とした飲食店や県内セブンイレブン・ヨークベニマル・カワチ・オータニ・ヤオハンなど一部店舗で取り扱われる。
※詳しくは808ブルワリー公式Facebook参照
いずれ通信販売も開始され全国の人々の手にも届くようになる。
思季彩館で絶賛発売中
やってきたのは栃木県小山市にある」まちの駅 思季彩館」。
待ちきれずに販売初日のオープン後すぐに訪問。
店内奥の冷蔵ショーケースには販売開始ホヤホヤの808ブルワリーが並ぶ。
ラインナップ
・オヤマエール
・808ESB
・808IPA
内容量 350ml
価格 438円(税込)
まだ一般では誰も手にしていない様子だ。
記念すべき一本目(かもしれない)をゲット。
他にもオリジナルタンブラーやギフトセットなども販売されている。
・オリジナルタンブラー 808円(税込)
・6本入りギフトセット 2,750円(税込)
・6本入りギフトセットオリジナルタンブラー1個付 3,550円(税込)
タンブラーにはビールのラベル同様にコウノトリがデザインされた特別品。
多分、思季彩館か通販でしか購入できないと思われる。
※未確認
アクセス詳細
住所 栃木県小山市中央町3-5-3
TEL 0285-25-5611
営業時間 9:00〜19:00(17:00までの時短営業中)
定休日 月曜(祝日の場合翌日)
アクセス 車 旧日光街道小山駅前交差点近く
電車 小山駅西口より250m
駐車場 5台(イベント時には駐車不可)
808ブルワリー買ってみた
さっそくゲットしてきたのがこれ。
クラフトビール感あふれるビジュアルだ。
808ブルワリーのマグネットプレゼント付き(たぶん先着)だ。
黄色いラベルの『オヤマエール』、青いラベルの『808ESB』、赤いラベルの『808IPA』の3種類。
リサイクルのしやすさも考えた、350mlアルミ缶タイプを採用している。
ラベルにはいずれもコウノトリのイラストが描かれている。
野性のコウノトリ誕生の地「渡良瀬遊水地」を有する小山市ならでは。
さっそく飲んでみよう。
オヤマエール
まずは黄色いラベルのオヤマエール(アルコール4.5%)。
飲む人の日常を豊かにしたいという思いから「Oyama Yell(オヤマエール)」と名付けられた。
小山市で採れたお米「ふゆみず田んぼ米」を使ったセゾンスタイルのビール。
泡立ちが良く、鮮やかな黄色が印象的だ。
フルーティーな香りが広がる。
あっさり飲みやすく、爽やかな飲み口。
ほんのりビターな後味が後を引く。
つまみは思季彩館で購入したハンバーグ。
濃厚な肉の旨みにジューシーなエキス溢れる。
玉ねぎの甘味きいたコク旨な一品で、おろしソースがまたよくあう。
808ESB
青いラベルの808ESB(アルコール5.5%)。
小山市産のハトムギを使用したという、イギリススタイルのExtra Special Bitter。
濃厚なカラメル色のビールで泡立ちもいい。
泡が弾けるたびに香ばしく芳醇な香りが広がる。
ハトムギ特有のビターな味わいでコク深い。
後味に残るビター感と旨味が特徴的だ。
808IPA
ラストは赤いラベルの808IPA(アルコール7%)。
小山市産の大麦を使用した、アメリカンスタイルのIndia Pale Ale。
程よい泡立ち(注ぎ方は同じ)に、808ESB同様のダークな色味が特徴的。
フルーティーな香りが広がる。
ビター感が強く、辛みがきいた口当たりにもっともビールらしさを感じられるパンチのある一品。
粗挽きウインナーをつまみに食べるとウインナーの風味が引き立つ。
最後に
栃木県小山市で誕生したクラフトビール「808ブルワリー」を飲んでみた。
女性向けなフルーティーで飲みやすいものから男性向けなガツンとした飲み口のビールなど3種類が先行して販売された。
どれも特徴的で飲みごたえのある一品ばかり。
黄>青>赤の順に飲みやすく、普段あまりビールを好んで飲まないがオヤマエールはとても飲みやすく美味しかった。
小山市の新名物808ブルワリー、今後はさらに種類も増えるようなので注目だ。
お酒は20歳になってから!