休日などに男友達と車で出掛けることがあるのだが、解散したあとの助手席のヘッドレストが大抵フケだらけになっている。
楽しく過ごした後に嫌な気分になりながら掃除をするあの瞬間だけはどうしても耐えがたい。
なにげなく話を聞いてみると、基本的には頭は毎日洗わないという者がほとんどだった。
年齢や体質、季節によるがフケが発生する人はできれば頭はちゃんと洗ってほしいものだ。
また、髪のクセが1日ずっと気になってストレスが溜まったなんて経験はないだろうか?
よく女性が美容院などに行くと、髪がサラサラになって1日が楽しいという。
サラサラでうるおいのある髪は見た目も清潔感があり、スタイリングもしやすいし、なにより触り心地が気持ちいい。
それは女性に限ったことではなく、男性だって当てはまる。
どうして不潔から目をそらして毎日頭を洗わないのか?
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なぜ毎日頭を洗わないのか
毎日頭を洗わないという数人の友達の話によるとさまざまな理由がわかってきた。
なぜ男性には毎日頭を洗わない人が多いのか、頭皮や髪のケアに無頓着な人が多いのか。
ただし、奇跡的に友達すべてが髪にスタイリング剤をつけないスタイルというのもあるので、統計的には一般的とは言えないところもあるかもしれないが、そこはあえて触れないことにする。
髪がぺちゃっとしてしまう
髪をシャンプーなどで洗ってしまうと髪がぺちゃっとしてしまうからいやだという。
たしかに髪にふっくら感がなくなると見た目にもあまり良いとは言えない。
これは髪質が柔らかい人や細い人にはよくあることだろう。
スタイリング剤をつければ髪をふっくらさせることも不可能ではないはずだ。
毎日洗わないでいいと聞いたから
たしかに髪は生活スタイルや環境、体質、年齢などによっては2日に1回程度でも構わないと言われている。
冬場など汗をかきにくい季節にはそれでも構わないかもしれない。
年齢を重ねてくると皮脂量も減ってくるので頭皮が乾燥しやすくなってくるため、シャンプーをすることで逆に皮脂が足りなくなって痒みやパサツキの原因になることもある。
また乾燥によって皮脂が過剰に分泌され逆に頭皮を不潔にする原因になる可能性もある。
逆に夏場や代謝の激しい10代から20代は頭皮に老廃物が溜まるので毎日のシャンプーは欠かせない。
運動などで汗をかいた後、お酒を飲んだ後、タバコなど頭に臭いの付く環境やスタイリング剤を使用している場合もシャンプーはしっかり行うべきだ。
普段の食事が油っこいものが多い人、ストレスや睡眠不足の人も皮脂の分泌が過剰になるので注意が必要だ。
なんでもかんでも毎日洗う必要がないと考えてはいけない。
髪が長いから面倒
髪が長いから洗うと乾かすのが面倒だし、洗うのに時間がかかって面倒なので適当に洗うことも多いという。
これはもう完全にアウトだ。
フケもかなり多く、抜け毛も目立つし、なにより見た目に清潔感がない。
身近にいる髪を長くしている男性に聞くと、きまって髪が薄くなってきているのが気になるという。
髪が長くなれば、汚れや皮脂も溜まりやすくなるだろうし、しっかり頭皮を洗いづらくなってくることもあるだろう。
頭皮の汚れが残れば、毛根も詰まる。
そういった皮脂が時間が経過することで酸化し、過酸化脂質となり毛根を傷めることで抜け毛が多くなるし、頭のかゆみやニオイの原因になる。
長髪の男性ほど女性のように髪のケアをしっかり行わないといけない。
髪が短いから必要ない
髪が短いから必要ないという。
髪が長かろうが短かろうが皮脂は溜まるし汚れる。
頭を洗ったり、スタイリング剤をつける手間がいらないから短い髪が好きという考えは間違いではないが、短くても頭皮のケアは必要だ。
俺は頭が汚れない
そんなわきゃない。
毎日シャワーしている
それでキレイになるならシャンプーなんて売れない。
髪がnaik・・・・
なんかすまん。
頭が不潔だとどうなるのか
頭を不潔なままでいるとどうなるのか?
髪の毛は就寝時間中に生まれ変わる。
その時に頭皮が汚れていたり、毛穴が皮脂で詰まっていると当然ながら髪の成長を妨げる原因になる。
朝シャンプーするから夜は風呂に入らないという人も一部いたが、それも完全にアウトだ。
抜け毛や肌トラブルが発生
その毛穴に詰まった皮脂が時間の経過とともに酸化し、過酸化脂質になることでさらに毛根へのダメージにより抜け毛多くなってくる場合もあるし、頭のかゆみやニオイが気になってくることもある。
独特な頭皮の脂っぽい臭いはかなり不快だが、フケが発生するのがなにより不快。
これまでの経験では、大概自分のフケが他人に不快感を与えていることに無頓着だ。
実体験としては、やはり友達を車に乗せた後のヘッドレスト問題。
とにかく降りた後のヘッドレストに残るフケがかなりやばい。
乾燥したフケ、脂っこいフケなど人それぞれだが、とにかく掃除が面倒だし不快感はハンパない。
無頓着ゆえにたまたま気づいた時にヘッドレストを叩く行為を行う人もいるが、あれはもう最悪以外の何物でもない。
髪のクセが強くなる
樹木や野菜などが変な生え方をしたり、変形しているのを見たことがあるだろう。
あれは成長のさいに岩などの異物があることで、それを避けて成長するため起こる。
それが髪の成長にも当てはまる。
毛穴が詰まることで、毛根が押しつぶされることによるストレスで髪にうねりが発生し、その結果クセのある髪になってしまう場合がある。
人によってはクセがあるから髪を長く伸ばすという男性もいるが、頭皮をしっかり洗わないことで発生したクセが、髪を伸ばすことでさらに頭皮が洗いづらくなりさらにクセを生むという無限ループに陥っている人もいるはずだ。
また、生まれながらにして髪にクセのある人も、シャンプーやブローを行うことである程度は改善も期待できるという。
※個人差あり
毎日シャンプーをしよう
環境や体質などの問題による場合は除くが、できれば毎日シャンプーはするべきだ。
冬場は汗をかかないから2日に1回で十分とか専門家の意見もあるが、この現代社会において外出すれば花粉やホコリなども付着するだろうし、排ガスなどに含まれる汚れだった付着するので頭は間違いなく汚れている。
シャワーをするだけでも皮脂は落ちるかもしないが、本当に汚れは落ちているのか?
そんなことは本格的に調べてもしないかぎりはわからない。
なら毎日シャンプーすればいいじゃない。
シャンプー選びをしっかりする
毎日シャンプーをすると髪を傷めるとよく言われる。
それは石油系シャンプーや洗浄力の強いタイプが主流だったからと言われている。
いまや頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーや頭髪に栄養を与えるもの、増毛効果のあるものなどさまざまなものが売られるようになった。
シャンプーにより頭皮や髪への影響は長い期間使用することによってその差がはっきりしてくる。
シャンプーならなんでもいいと適当に選んだ結果、使っている時は爽快感があるからいいと思っていても髪質や肌質に合わずに気づいた時には髪がキシキシしてしまったり肌が乾燥したりフケが出るようになってしまったなんて結果にもなりかねない。
必ず自分に合ったものを使用することをおすすめしたい。
特に毎日洗う場合はアミノ酸系のシャンプーは欠かせない。
ちなみにアミノ酸系シャンプーには以下の効果が期待できる。
・肌の乾燥をふせぎ、フケをおさえる
・適度な皮脂を維持しべたつきをおさえる
・髪のパサツキをおさえサラサラに
・うるおいのある髪゛てヘアスタイルをまとまりやすくする
・髪のエイジングケア
・髪や頭皮を傷めにくい
ただアミノ酸系シャンプーは髪や肌に負担をかけないので洗浄力は弱いという意味にもとれる。
なのでしっかりと洗わないと皮脂汚れが原因で抜け毛が増える原因なる場合もあるし、人間の肌と同じアミノ酸ゆえに肌なじみが良いためにアミノ酸が合わない人はアレルギー反応でかゆくなる可能性もある。
シャンプーの種類
シャンプーの種類は配合によって確認することができる。
基本的には成分表示の最初に表示されるのが水、その次にある2番目から4番目くらいまでが基剤と言われる成分になる。
・高級アルコール系
硫酸系の成分で、ラウリル硫酸系、ラウレス硫酸系がこれにあたる。
泡立ちが良く、洗浄力が強くなにより安価なので求めやすいが、刺激性やアレルギー性のおそれがある。
・アミノ酸系
ココイル、ステアロイル、ラウロイル系などがこれにあたる。
肌や髪への刺激が弱く、泡立ちはほどほどで適度な洗浄力がある。
一般的なシャンプーより高価なものも多いが、もっともオススメしたい種類。
・石鹸系界面活性剤
脂肪酸系、オレイン酸Na、石鹸素地などがこれにあたる。
アルカリ性で洗浄力が高く、髪に石鹸カスが不着しやすく洗い上がりの触り心地が悪くなる。
・酸性石鹸系界面活性剤
ラウレス-3酢酸Naなどがこれにあたる。
頭皮や髪への刺激が弱く、洗浄力もよく、髪をサラサラにする効果もあるが、髪質によってはパサツキが気になる場合もある。
・たんぱく質由来系(PPT)
ココイル加水、ラウロイル加水系などがこれにあたる。
肌や髪への刺激が弱く、泡立ちはほどほどで適度な洗浄力がある。
高価な基剤ゆえに値段が高くなるが、毛髪補修効果もありおすすめしたい成分。
・両性界面活性剤
コカミド、ラウラミド、ココアンホ、ラウロアンホ系などがこれにあたる。
刺激が弱くやさしいが洗浄力は劣る。
頭皮をしっかり洗う
頭をちゃんと洗っているつもりでもしっかり洗えていな人が意外と多い。
正しい洗い方をするだけでも効果は違ってくる。
1.まずはシャンプーを使用する前に湯洗いをし、表面の皮脂を軽く洗い流す。
2.シャンプーを適量を手に取り、手のひら全体にのばしたら髪全体になじませるる
3.ガシガシと適当に洗わず、頭皮にしっかり指の腹を密着させ、マッサージするように泡立てながら丁寧に洗うよう心がけよう。
特に頭頂部付近は皮脂の分泌が多くなりやすいので、念入りに洗うようにするといいだろう。
※洗い足りないと感じたら2度洗いも
4.しっかりとすすぎ残しの無いように流そう。
洗った後にシャンプー剤のすすぎ残しがあると、せっかく毛穴の脂を落したのにすすぎ残しが毛穴詰まりの原因になってしまう。
アミノ酸シャンプーは特にしっかり流すことが大切。
ケアも忘れずに
シャンプーのあとにトリートメントをすることも忘れてはいけない。
トリートメントをすることにより、髪のうるおいを維持し乾燥を防ぎサラサラヘアーを維持することが期待できる。
またダメ―ジの修復機能やクセを抑えるものなどもあるのでケアを怠ってはいけない。
ドライヤーを変えてみる
髪を洗うと乾かすのが面倒だったり、ドライヤーで髪が乾燥してしまうと心配する人もいるが、濡れたままの髪はクセの原因になりやすい。
最近は良いドライヤーも売られているのでそういったところから改善するのもアリなんじゃないだろうか。
速乾性のタオルにしてみる
頭を拭く時に男性はタオルでガシガシと乱暴に拭くことが多い。
あれも髪にはとても良くない。
もし面倒なら吸水性の高いタオルに変えてみるのも手かもしれない。
おすすめシャンプーまとめ
シャンプーと一言に行っても、洗浄力が強いもの、髪に優しいもの、栄養や育毛効果のあるもの、シャンプーリンス一体型などそれこそ星の数(そんなにない)ほどある。
髪質やシャンプーの洗い上がりによっても質感は変わってくる。
自分の髪質に合ったものを選ぶのが一番だが、実際どれを選んでいいのかわからずに適当に選んでいる人も少なからずいる。
また好みの香りもあるのでそれを考慮するとさらに選択肢が多くなる。
ここではそれら星の数ほどあるシャンプーから定番品なども含めて一部抜粋してまとめてみた。
※肌質、髪質によりおすすめできないものもあるので注意
※アミノ酸シャンプー以外も掲載
パンテーン
枝毛や切れ毛など傷んだ髪用のシャンプー。
濃縮補修プロビタミン処方により、傷んだ髪の芯まで浸透し、内側と外側から補修。
未来のダメージも防いでくれる。
種類 アミノ酸配合シャンプー
効果 ダメージケア
香り ブルーベリー、ラズベリー、洋ナシ
参考価格 600円
ヴィダルサスーン
ダイヤモンドのように輝く髪を演出するダメージケア用シャンプー。
コンディショニング成分が髪表面を整え、キラキラと輝く髪にしてくれる。
種類 高級アルコールシャンプー
効果 ダメージケア、輝く髪
香り シャンパンブーケ
参考価格 730円
チャップアップシャンプー
毛髪診断士・美容師による開発監修されたシャンプー。
無添加、天然素材にこだわったノンシリコン・オーガニックシャンプーで、使用するたびに頭皮環境を整え、トリートメント効果により扱いやすい髪質に改善。
泡立ちが良く洗い上がりもさっぱり。
種類 アミノ酸シャンプー
効果 頭皮環境・髪質を整える
香り フルーティローズ
参考価格 4,610円
最後に
頭皮を清潔にして、助手席のフケ掃除に困っている人がこの世からいなくなることを期待しつつ、今回こんな記事を書いてみた。
もちろん体質やその他の問題によりどうすることもできないという人も中にはいると思うが、ただ単に頭皮を清潔にしていないことが原因というのが身近に多くみられる。
毎日シャンプーをするとなれば、アミノ酸系シャンプーを使うことを推奨するが、しっかり洗い流さなかったり、肌質や髪質によっては逆効果になることもある。
最悪は抜け毛やかゆみなどアレルギー反応が起こることもある。
もしかしたら今使っているシャンプーこそが原因だったという可能性もある。
これからシャンプーを買い替えることを検討しているなら、長く使い続けることで効果がはっきりしてくるものだけにちゃんと自分との相性を判断してから使ってほしい。