静岡県清水区の由比は桜エビが有名な場所だ。
なんとなく由比と聞いて由比ガ浜があるところと勘違いしそうだが、まったくの別物だ。
江戸時代には東海道由比宿の宿場町であった名残りを感じさせるスポットや道もきっと多いことだろう。
前情報なしにやってきたが、きっと楽しませてくれるはずだ。
今回桜エビの料理を求めてやってきたのだが、せっかくの駿河湾沿いの町だしちょっとブラブラしみてることにした。
※車移動
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由比駅
海沿いを走るまるで高速道のような国道1号線と東名高速。
堤防に遮られ低地では海辺をほぼ見ることができないというのはやはりこの地方ならでは。
桜エビを干している風景を見に海辺に行けるかと思ったが、なかなか困難なようなので断念した。
もし海辺に行きたいなら近くの由比漁協直売所に行くといいだろう。
たぶん車じゃないと行けなそうなので、それでタクシーが客待ちをしているのかもしれない。
※観光客にはわからなそう
そんな由比町の交通の中心といえば、やはり由比駅だ。
なかなかこじんまりとした駅。
パッと見で駅を利用している人は5、6人ほど見えた。
他にも駅から街道方面に観光目的で歩く人達がいたりと、もしかしたら下調べをしてから訪問すると見どころがいくつもありそうだ。
だがしかし、今回は滞在時間はそれほど多くはないので軽くブラっとしてみる。
駅前は由比桜えび通りという名らしい。
観光スポットというよりは生活感のあふれる街並みといった印象。
飲食店もいくつかあるようで、駅の近くには見晴旅館なんて建物もあることからこのあたりが海辺が一望できたのだろう。
その近くに革工房があるとマップに表示されていたので寄り道してみたかったが、どうもお店ではなさそうな外観だったので残念ながらスルー。
なんかぶらりして途中下車するやつなら躊躇なく入るのだろうけど。笑
駅正面にはさっそく桜えびのかき揚げが食べられるお店があった。
弾丸ツアーじゃなければ寄り道したいところだ。
由比駅
住所
東海道由比宿
駅前の通りを左手に進むと町のメイン道路と交差する。
ここを曲がらずにまっすぐ進んだところが、まさにかつての東海道を感じさせるエリアとなっている。
肝心な写真を撮り忘れてしまったが、車1台から1台半がやっとほどの広さの道が続き、途中には地元の人たちの生活感があふれている。
途中に小さな橋がいくつもかかり、起伏にとんだ街道になっている。
高台に位置するので遠くに海を臨める。
道沿いから時折見える駿河湾はなかなかの荒々しさを感じる。
街道を歩くと電柱のあちらこちらにこんなことが書かれている。
アピール感パンパ無い。
東海道あかりの博物館
その途中にあったのが東海道あたりの博物館。
館内では江戸、明治、大正の明かりが灯されているらしい。
なかなか趣のある古民家だ。
どうやら館長は電車で来るらしく、時間通りにオープンしないこともあるらしい。
この時も10時過ぎまで待ったが一向に開く気配がなかったので今回はスルーした。
由比宿東海道あかりの博物館
住所
営業時間 10:00~15:00
定休日 月曜(祝日除く)
入館料 500円/中学生以下200円
東海道名主の館小池邸
この街道沿いで一番の観光スポットといったら、ここ東海道名主の館小池邸だろう。
江戸時代の名主小池家の建物。
建物自体は明治に建てられたものらしく、国登録有形文化財となっている。
入り口を入り土間の右手はこんな感じ。
当時の面影を残していてなかなか趣がある。
左手は休憩スペース兼展示室になっていた。
その先はキレイな庭になっている。
その一角には水琴窟があり、独特の音色を聞くことができる。
砂利に水かけると中から音が響いてくる。
それを竹筒を耳に当てて聞く。
なんとも風流な遊びだ。
どうやらここは駿河の歴史探訪(由比・蒲原エリア)スポットのひとつらしい。
さすがにすべてを歩いて巡るというは体力使いそうだか、3つの駅を駆使すれば容易に巡れると思うので訪れたさいには攻略しても面白そうだ。
管理人のおばちゃんに色々と話を聞きつつ、おすすめの観光スポット情報なども仕入れて建物を後にする。
東海道名主の館小池邸
住所 静岡県静岡市清水区由比寺尾464
TEL 054-376-0611
営業時間 9:30~16:30/~16:00(11月~翌2月)
定休日 月曜(祝日の場合翌平日)/年末年始
入場料 無料
駐車場 6台
最後に
桜えびの町由比。
桜えびを食べるだけのために寄り道したエリアだったが、当時の街道を感じたり、歴史探訪スポットがあったりと意外と楽しめた。
車で巡りたいところだが、ここはあえて江戸時代のように徒歩で巡るのも面白いかもしれない。
※やらないけど。笑
桜えびを食べにがてらちょいブラしてみてはどうだろう。