千葉県に来たら是非寄り道したいスポットのひとつ、SNS映えすると話題になり数年前には平日でも何千人も訪れるほどとなったのが千葉県君津市にある濃溝の滝。
早朝に日が差し込むと光の加減でハートの形に映ると話題になった。
今は随分と落ち着いてはいるが、そのSNS映えするスポットは季節や時間によってその姿を変え、何度も訪れたくなるほどだ。
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濃溝の滝
千葉県南部からは鴨川有料道路を超えた先、東京方面からも木更津東インター経由でアクセスが可能な比較的訪れやすいスポットだ。
濃溝の滝とは江戸時代に人工的に作られた洞窟にできた滝のことで、濃溝の滝という名があまりにも有名になってしまったが、本来の名前は亀岩の洞窟という。
訪問したのは7月の朝8時ごろ。
本来なら早朝から7時くらいまでがベストらしいが、残念ながら諸事情によりその時間を逃してしまった。
濃溝の滝は千葉県君津市にある清水渓流広場の敷地内に存在する。
駐車場には26台ほど駐車が可能なスペースやバス専用のスペースがあり、交通整理をする警備員の人が2名もいるほど。
これは落ち着いたと思っていたがベストタイムにはかなりの観光客が来ているのかもしれない。
駐車場前には温泉やお土産売り場なども併設されてはいるが、この時間帯はまだオープンはしていなかった。
ちなみに駐車場は第2、第3駐車場もあるようだが、混雑時にはすべて一杯になる場合もあるようだ。
濃溝の滝に至る道
駐車場には濃溝の滝まで徒歩で451歩という看板があるが、まぁ人によるのであまりあてにはならない。笑
メートル表記でお願いします。
森の中へと続く遊歩道へと向かう。
新鮮な空気を味わいつつ、涼しい木陰の道を進む。
3分ほど歩くと右側の谷間に見えるのは濃溝の淵。
由来
濃溝の滝のある亀岩の洞窟の由来なども書かれていた。
江戸時代に川廻しという工事で生まれた人工的着な景観らしく、豊かな森林資源には恵まれていた土地だったが、水田を築くために川の蛇行を変え、そこに水田を築くために工事を行ったらしい。
その時に川の流れをまっすぐにするために作られたのが亀岩の洞窟で、高低差があったことでそこが滝になったらしい。
まさに自然と人が共生してきた証である土木遺産が今のこの景観を生み出したわけだ。
幸運の鐘
そのすぐ先にあるのが幸運の鐘。
亀の宿る洞窟、亀岩の洞窟は幸運をもたらすようなので、幸運の鐘を鳴らすと何かいいことがあるかも?
ここまで来たらあと少し
大体歩いて5分くらいだろうか。
思いのほかあっという間に辿り着くことができる。
幸運の鐘から見えるのはまさに濃溝の滝。
あとはこの階段を降りれば到着だ。
階段を降りると川岸で撮影をする人たちが。
かつては水の中に入って滝の目の前で撮影することも可能だったようだが、今は進入禁止になっているようで、川岸からの撮影のみが可能なようだ。
濃溝の滝
たしかに神秘的だ。
ただ、やはり時間帯が悪かった。
光の差し込む幻想的な風景とまではいかなかった。
これはまたいつかリベンジがしたいところだな。
濃溝の滝ホタルの里
濃溝の滝から駐車場までは湿地帯の遊歩道が続き、ここでは6月下旬から7月中旬ごろにかけて、19時半~20時半あたりにはホタルの鑑賞もできる。
夕方の濃溝の滝を眺めて、そのままホタルを眺めるという粋なスポットだ。
ベストな時期と時間帯
今回は残念ながら完全にベストな時間帯を逃してしまった。
この時間帯になるとやはり水中までくっきり見えてしまうので、美しさが半減してしまう。
まぁその辺も進入禁止になった理由のひとつでもあるのだろうけど。
撮影をするならやはり晴天の早朝6時半から7時半くらいまでがいいらしい。
期間は春から9月までがベストとされている。
中でも、
・光のハート(3月・9月の彼岸すぎ)
・ホタルの見頃(6月下旬~7月中旬ごろ)
・紅葉の季節(11月中旬~12月上旬ごろ)
あたりが撮影にはベストと言われている。
最後に
出典:君津市サイト
早朝時にはこんな光のハートを見ることも可能だ。
今回は間に合わなくて本当に残念だった。
タイミングや季節、ポジションによってさまざまな姿を見せる濃溝の滝。
千葉県観光のスポットの候補のひとつに入れてみてはいかがだろうか?
濃溝の滝
住所 千葉県君津市笹(清水渓流広場内)
TEL 0439-56-1325(君津市観光課)
駐車場 30台程度(無料)