かつて栃木市で麺処ぼたんを作り上げ、宇都宮にその拠点を移した店主猪瀬氏が、ついに新たなお店とともに栃木市に帰ってきた。
その名は栃木中華そば神志-koshi-。
2018年4月4日にオープンしたばかりの新店ではあるが、常に進化を求め続ける店主が作り出す一杯に期待が高まる。
栃木市のぼたんのテコ入れと、自らの新店の経営とこれからいったいどんな一杯が誕生してくるのか楽しみだ。
そんなことを思いつつ、オープンから2週間近く経過してしまったが、さっそく食べに行ってみることにした。
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栃木中華そば神志
そんなわけでやってきた栃木中華そば神志。
元定食屋があった場所に居抜きでのオープン。
これまであったお店はお世辞にも目立つとはいえなかったが、一転して遠くからもそれと気づく赤い看板はインパクト抜群。
店舗左手に4台、右手に斜め止めに3台ずつ6台ほど計10台ほど駐車できるようだ。
ドリカムの流れる店内に入ると、右手に厨房がありその前にカウンター席4席、店舗中央に4人掛けテーブル席2、左手小上がりにテーブル席2という構成。
メニュー
メニューはこんな感じ。
まだブラッシュアップ中とのことだが、鶏と魚介の合わせ系が、魚介系、汁なし、つけ麺、濃厚系とどれも特徴的で何から食べようか悩む。
やはりこういう時には最初に目に入ったものを注文するのがセオリーというやつだろう。
特製濃厚中華そば
今回注文したのは特製濃厚中華そば(1,050円)。
塩と醤油から選択できるらしいので、今回は塩をチョイスしてみた。
豚ロース2枚、豚バラ1枚の3枚のチャーシュー、味玉、メンマ、ワンタン、白髪ネギ、小ネギ、玉ねぎのみじん切りと豪華仕様。
まずはスープから。
レンゲが容易に沈まないほどの濃厚加減に衝撃を受ける。
口に含むと思わず「うまっ」と呟いてしまう。
鶏と豚を丁寧に炊いたものを使用しているのだろうか、塩味だけにダイレクトに風味を感じてしまいそうだがこれだけの濃厚でありながらもイヤなクセは全くない。
クリーミーで後味に甘味を感じる、まるでポタージュのようなコクと旨味が濃密に絡み合う味だ。
そしてお待ちかねの麺。
中細のストレート麺で、とても密度を感じる麺。
そこにスープが無くなってしまうんじゃないだろうかと思うほどに絡んでくる。
麺を啜りつつスープの旨味を存分に堪能することができる。
続いてワンタンを頂く。
しっかりした味付けで、ねばりのある餡から噛むほどに濃厚なコクと旨味があふれ出す。
もうこれ単体で完成した一品だ。
チャーシューもまた美味い。
しっりとして程よい噛み応えで、口に含むと独特の風味が広がる。
それとは対照的にジューシーでホロホロ食感の野性味あふれる豚バラチャーシュー。
メンマもこれ単体でご飯3杯はいけそうなしっかりした味付けに仕上がっている。
白髪ネギの辛味と風味を感じつつ、次に玉ねぎの甘味のアクセント感じたりと存分に堪能できる一杯だ。
ただ、スープとメンマの塩気が後半に効いてくる。
次回食べる時にはスープの塩気を若干抑えてもらえるか聞いてみようかな。
まだまだ気になるメニューが多いだけに楽しみだ。
栃木中華そば神志
住所 栃木県栃木市城内町2-12-8
TEL 不明
営業時間 11:30~14:30/18:00~20:30
定休日 木曜