今年も本格的な日焼けのシーズンがやってきた。
女性は常日頃から日焼けを気にしているとは思うが、男性はほとんどが日焼けに対して無頓着な人が多い。
やはりそこは化粧や肌のケアを普段からしている女性と男性の違いだと思う。
最近は男性用の日常仕様の日焼け止め製品も目立つようになったが、それでも男性用は日焼け止めの効果よりも安価なものへと走りがちだ。
それこそ10代20代の頃は何も気にしないで自分から紫外線に向かっていくくらいの勢いがあったが、最近はいかにして日焼けをしないように過ごすかということを気にするようになった。
とはいえなかなか日中に日焼け止めを塗り直すのも手間だし、さすがに日傘をさしたりするわけにはいかない。
そんな時に注目したのが飲む日焼け止めだ。
数年前から注目されはじめた飲む日焼け止めがはたしてどんなものか、そして日焼け対策について男性目線でまとめてみた。
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目次(タップできる)
紫外線対策は365日必要
日焼けといえば暑い夏というイメージだが、実は365日、1年中紫外線対策は必要だ。
暑くなれば紫外線が強くなり、涼しくなれば必ずしも紫外線が減るとは言いきれない。
単純に紫外線といっても肌の奥まで届くシミやシワの原因になる紫外線A波(UVA)と、肌が黒くなったりするいわゆる日焼け(サンタン)を引き起こす紫外線B派(UVB)が注目される。
5月の紫外線がもっとも多いといわれているのは、UVA領域の紫外線は4月から7月にかけてピークになる傾向があるからだ。
そしてこのUVA領域の紫外線はUVBと比べると20倍以上が常に降り注いでいる。
そしてもうひとつのUVB紫外線はいわゆる夏の太陽がまぶしい季節の夏から秋にかけて増加する傾向がある。
なら5月から9月まで気をつければいいんじゃない?と思いがちだがそこが盲点だ。
UVB紫外線は肌の表面への影響があるので、目ためですぐにその変化に気づくことができる。
逆に言えば表層なのですぐにその影響か緩和される。
日焼けした肌がもとにもどるのもそのためだ。
ところが、UVA紫外線は肌の深層部にまで到達するので、長い時間をかけて肌にじわじわと変化を起こすやっかいなものだ。
その変化によりシミやシワといったものが発生する。
出典:ロート製薬
隠れシミなどの衝撃的な映像をテレビなどで見たことはないだろうか?
若いうちはこの変化が表層へ現れないので気づかないが、年齢を重ねるごとにその変化がシミやシワとして目立ち始めて後悔する。
こういった老化の進行スピードのほとんどは普段の紫外線を浴びた量で決まるといってもいい。
普段のケアでいかにUVA紫外線を予防するかということが若々しい見た目を維持するうえでも重要だ。
なので1年中降り注いでいるUVA紫外線を予防するためには365日、紫外線対策を怠らないようにしないといけない。
ちなみに補足だが、オゾン層の破壊で危惧されているのはUVC紫外線といい、皮膚病の原因となる危険なものだ。
日焼け対策の基本
日焼け対策には日焼け止めが有効だ。
女性なら普段から意識はしているとは思うが、男性はなかなかそうはいかない。
ここでは男性目線での日焼け対策の基本をまとめてみた。
肌の乾燥を防ぐ
秋冬の乾燥する季節にカサカサな肌な男性をよく見かける。
実はこの肌の乾燥が日焼けに大敵だ。
肌にうるおいや皮脂がなくなってしまうと肌のバリア効果がなくなり日焼けしやすい肌になってしまう。
女性ならこういった肌のうるおいなどをしっかりケアしていると思うが、男性はうるおいなんてまったく気にしない人が多い。
せいぜい朝に保湿クリームを塗って終了くらいがいいところだろう。
風呂で洗顔を済ませたら風呂上りに化粧水でうるおいを補給してあげるといい、さすがに美容液とまでは言わないがその後に保湿クリームも塗っておけばばっちりだ。
効果的に日焼け止めを利用
男性が意外と陥りがちなのが、日焼け止めならなんでもいいんでしょ?と思ってしまうこと。
実はここが盲点で、日焼け止めをちゃんと毎日塗っているのに日焼けしてしまったという人もいる。
女性なら気づいていると思うが、日焼け止めにはその効果を表わす表記がされている。
まずSPFという表記。
これはSun Protection Factorの略で、SPF50などと表記されている。
この数値はUVB紫外線による日焼けにかかる時間を遅らせる効果の意味で、SPF50ならば通常20分で日焼けする人は50倍の1,000分で日焼けをするといった意味合いになる。
※SPF50よりも効果が高いものはSPF50+と表記されている
そしてもうひとつの数値はPA。
これはProtection Grade of UVAの略で、PA+などと表記されている。
この+が多いほどUVA紫外線を強力にガードする効果がある。
結論から言えば強いに越したことはないということで、「SPF50 PA++++」を選んでおけばOKだ。
もちろん強いほど肌への負担も増えるので、用途に応じてSPFを下げてみたりといった工夫は必要だが、男性でそこまで女子力あるのもどうかと思うのでとりあえず強いのでいいだろう。
※肌との相性は要確認
あとは付け心地がよく全身に使えるジェルタイプ、肌になじみやすく負担が軽く顔への普段使いに向いた乳液タイプ、保湿力や防水性が強く海や汗をかいても落ちない絶対焼きたくない人用のクリームタイプ、さらさらして毛穴を目立たなくさせたりと肌をきれいに見せたい人におすすめのパウダータイプなどがある。
そういった用途も考えて選ぶと完璧だ。
ただし、くれぐれも自分の肌との相性を考えることを忘れずに。
飲む日焼け止めの効果
海外では当たり前だったらのむ日焼け止め。
2015年から日本でも注目され始めた飲む日焼け止めではあるが、何故そこまで注目されるようになったのか?
紫外線は適度に浴びる必要がある
紫外線といえばどうしても悪い印象しかないのだが、実はに人間の身体には紫外線は必要不可欠。
人間の皮膚は紫外線を浴びることでビタミンDを生成する。
このビタミンDにはカルシウムの吸収を高める効果があるので、日焼け止めで紫外線を必要以上にブロックしてしまうと、ビタミンDが不足して結果、骨粗鬆症などが発生するリスクが高まってしまう。
環境省によれば日本においては日焼け止め無しで両手の甲に1日1回は日向なら15分、日陰なら30分は浴びる必要があるとされている。
飲む日焼け止めは皮膚に紫外線を浴びるのを阻止しないのでビタミンDの生成の邪魔をしない。
なによりお手軽
なによりサプリを飲むだけなので、日焼け止めの塗り忘れの心配もないし、肌質にも関係ない、毎日でも苦にならない、薬ではないので副作用の心配もないことからお手軽に利用することができる。
サンタンブロックを飲んでみた
今回、飲む日焼け止めであるサンタンブロックを手に入れたので実際に飲んでみた。
天然成分使用
どうやらこのサンタンブロックに使われている成分は抗酸化力の高いフラボノイドを多く含んだ柑橘類、若返りのハーブともいわれる抗酸化力のあるローズマリーから抽出された天然由来の成分であるニュートロックスサンを配合しているという。
そして継続して摂り続けることでその効果が高まるという。
これだけ抗酸化力をアピールされるとそれだけでとても効果がありそうに感じてしまうのはお約束だ。
ビタミンD配合
皮膚が生成するビタミンDがあらかじめ配合されている。
とても手軽
1日1粒を目安にシーン合わせて1粒から3粒を毎日決まった時間(食事後が消化しやすい)に飲むのが効果的らしく、天然成分であるので飲み合わせなどの心配もないし副作用の報告もないというのが安心できる。
内側からのアプローチなので日焼け止めのように塗りなおす手間もないし、日焼け止めでは届かない場所までケアしてくれる感はある。
飲み続けると1週間から10日ほどでその効果を実感できるというのだが、やはり過信は良くないということで、サプリを飲みつつ日焼け止めを塗るようにしている。
実際に効果があるのかはさすがにすぐにわかるものではないので「効果抜群」とか言うことはできないし、日焼け止めを塗らずに紫外線にあたりまくって1週間過ごすとかそこまでのことはしたくはない。
あくまでも補助的な意味合いで利用するのがいいんじゃないだろうか。
飲む日焼け止め比較
海外産の飲む日焼け止めはたくさんあるけど、やはり日本製の国産の方が安心感は高い。
最近は国産の飲む日焼け止めも多数発売されるようになった。
せっかくなので日本製で代表的な飲む日焼け止めの比較も載せておくので参考にしてほしい。
サンタンブロック | ホワイトヴェール | 雪肌ドロップ | |
価格 | 定価:9,800円 定期:初回4,900円、2回目以降7,840円 ※税別、送料無料 |
定価:7,560円 初回980円、2回目以降4,980円 ※税込、送料無料 ※15日間返金保証 |
定価: 定期:初回3,980円、2回目以降6,480円 ※税別、送料無料 |
1日の使用量 | 1粒(シーンに合わせて1~3粒) | 2粒 | 2粒 |
持続時間 | 1日 | 表記なし | 4~6時間 |
内容量 | 30粒 | 60粒 | 60粒 |
定期回数 | 3回から | 自由 | 自由 |
定期解約 | 3回配送ごとに可能 ※次回発送10日前まで |
1回から解約可能 ※次回発送10日前まで |
いつでも可能 ※次回発送7日前まで |
製造 | 日本 | 日本 | 日本 |
有用成分 | 植物由来:ニュートロックスサン ※1回分の配合量不明 |
植物由来:ニュートロックスサン ※1回125mg |
植物由来:ニュートロックスサン ※1回分の配合量不明 |
ビタミンD | ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 パントテン酸 ビタミンD など |
コラーゲン ビタミンC誘導体 植物プラセンタ ビタミンE ビタミンC ポリフェノール など |
|
その他の効果 | 抗酸化作用 | 抗酸化作用 目からの紫外線もガード |
コラーゲン補給 抗酸化作用 美肌成分配合 |
日焼け止め併用 | 可能 | 可能 | 可能 |
※外出する30分前から1時間前に飲むのが推奨
最後に
男性でも日焼け対策は必要だ。
日焼けした身体の方が男らしいとかそんなことはどうでもいい。
口コミやインスタなどSNSでの発言からも飲む日焼け止めの有用性は間違いないようだ。
手軽に日焼け止め効果の恩恵を受けられるというのは確かによいことだが、やはり過信せずに日焼け止めを塗ったり日頃のケアを怠らないことも重要だと思う。
アレルギーなど自分との相性なども必ず確認してから利用することをおすすめする。