宇都宮市といえばまず思い浮かぶのは餃子だろう。
その宇都宮に餃子という文化がここまで有名になったのも、1990年頃から始まった餃子を使った町おこしの成果は大きい。
毎年11月には宇都宮餃子祭りが開催されるほどの白熱ぶり。
毎年のように静岡との餃子の街を巡ってのバトルも記憶に新しい。
そんな宇都宮市も今年で市政施行120周年となり、その記念として開催された地域活性化イベントが「全国餃子祭りinうつのみや」だ。
今回は全国の餃子県の代表であるG10が集まった全国餃子サミット(※一般人の参加不可)も同時開催される。
今回の全国餃子祭りinうつのみやの会場となるのは、宇都宮城址公園、宇都宮市役所東駐車場、宇都宮市役所他といったとても広大な敷地を使ったイベントとなる。
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目次(タップできる)
全国餃子祭りinうつのみや
そんなわけでやってきたのは22日の14時過ぎ。
真夏日の炎天下という最高のコンディションだw
近場の有料駐車場はすべて満車なので、東武宇都宮駅付近の有料駐車場に車を停めると、徒歩15分ほどで会場に到着した。
宇都宮市役所会場
ゲートをくぐるとすぐが宇都宮市役会場になり、まず入り口にある本部では、まちなかモバイルスタンプラリー抽選会場なんてものが併設されていた。
まちなか関連イベントで宇都宮がイベント会場
実はこのイベント、宇都宮の駅周辺で同時にいくつものイベントが開催されている。
21日には自衛隊の音楽隊演奏や装備品展示のある「グリーンフェスタ2016」、宇都宮ジャズ協会加盟店15店舗での「宇都宮ジャズクルージング2016」、21日22日にオリオン通りで開催のフリーマーケット「オリオンわくわくマーケット」。
22日開催のアマチュアバンドによる「オリオンわくわくコンサート」、ユニオン通りで開催のフリーマーケット「028商店街」、40を超えるブースの並ぶペットマルシェや犬猫の譲渡会「ぬくぬくぬく暮らす」、宇都宮カクテル倶楽部加盟店による「カクテルカーニバル」など。
カクテルカーニバル
その中のひとつであるカクテルカーニバルもこの賑わいだ。
入り口で前売りチケットを購入(1杯500円)して会場内の12の店舗で好きなカクテルを購入することができる。
他にも6つの店舗ではフードメニューも販売されている。
ステージでのイベントを見ながらカクテルを楽しんでる人がたくさんだ。
残念ながら車で来たので外から眺めるだけだったが、これは電車で来るべきかもしれない。
そんなイベント会場に設置さてれいるスタンプを5つ集めると本部で抽選に参加することができる。
すべてのイベントを巡って豪華景品をゲットするのも楽しそうだ。
宇都宮土産販売エリア
そんなわけで餃子祭りに戻るが、ゲートの先には地元の商店のお店がいくつも並んでいる。
宇都宮のお土産なんかをここで帰りに購入することができる。
高林堂のかりまんが売っていたので思わず買ってしまった。
宇都宮といえばかりまんだろう。
カリッとした衣の中に甘さ控えめな餡。
とりあえず餃子をたらふく食べた後には食べるべきではないということだけは言えるw
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【栃木県宇都宮】高林堂のかりまんは宇都宮に来たらおすすめのお土産!
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餃子にたどり着くまでにまだまだお店がずらりと続く。
100人展
市役所会場が餃子エリアに向かう途中に100人展という個人のお店や商店の出店などが並ぶ。
La patina(ラ パティーナ)
そんな中で寄り道したのがこの暑さから解放してくれそうなドリンクを販売していた、栃木の地産地消推進店であるイタリア料理店のLa patina(ラ パティーナ)だ。
ノンアルコールカクテルとかオシャレなもの売っているじゃない。
餃子会場内はビールとかチューハイなんかが中心なので会場近くにこの配置はありがたい。
そんなわけでピーチオレンジ(400円)を購入。
オレンジの酸味とピーチの甘味が疲れた身体にしみるわー。
この暑さだから冷たい飲み物が本当にありがたい。
休憩エリアとサブステージ
なぜサブステージとか作ったのだろうと考えさせられるこの閑散とした状態。
もちろんサブステージでも1日中ライブが開催されているのだが、とにかく見る限り数える程度しか人がいない。
休憩エリアがあるのに全然利用者もいないという。
全国餃子祭りの光と闇を見た。
宇都宮市役所東駐車場会場
全国餃子祭りinうつのみやの会場もここからが本番。
ここから先にはたくさんの餃子店が軒を連ねる。
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市役所と宇都宮城址公園の中間地点にあるのが宇都宮市役所東駐車場の会場。
宇都宮餃子エリア
ここでは宇都宮市内の有名餃子店が軒を連ね、なかなか普段では回りきれない餃子店のハシゴを堪能することができる。
出展店舗は
・香蘭
・豚嘻嘻(とんきっき)
・龍門
・さつき
・宇都宮餃子館
・飯城園
・桃泉楼
・アトム
・餃子会館
・中国飯店
・鵜の木
・雄都水産
・高橋餃子店
・新三
・めんめん
の16店舗だ。
そしてエリア内にはいくつかのeatスペースが確保されている。
これが椅子があると人数制限もあるし、ずっと確保しっぱなしの人とかが現れてしまう。
しかも同じテーブルで他人同士で食べるというのも気まずい。
ところがこの立ち食いスタイルだとそういったことを気にしないで食べられるのがいい。
アルコールが1杯100円
餃子を食べるならやっぱアルコールも欲しくなる。
各エリアに設営されているアルコール売り場。
これが通常1杯200円だが、餃子を購入するとその店舗で引換券をもらうことができる。
この引換券を持って来ると1杯100円で購入することができる。
なんともうれしいシステムだ。
まぁ車で来てるから関係ないんだけどな!
ミツカンブースで味変を楽しむ
なにげにミツカン味ポンの魅力を広めよう作戦展開中のこのブースも各エリアに設営されている。
味ぽんに調味料などを加えてオリジナルのぎょうざたれを作って食べようというやつだ。
さっそくひとつ作ってもらった。
ミツカンブースの女子の笑顔に引き寄せられてしまったんだけどなw
味ぽん+黒こしょうだ。
爽やかな酸味に黒こしょうのスパイシーな風味が味変に意外と美味かった。
なにせここの餃子はすべてパックの餃子タレで食べるから飽きる。
そんなわけでさっそく宇都宮市内の餃子店をハシゴした様子から始めてみよう。
ちなみに各店舗には原材料表記がしてあり、アレルギーとかそういったものに配慮もされている。
アトム
1件目に選んだのは宇都宮餃子のアトムだ。
ここでは焼餃子が食べられる。
すべて国産にこだわった安心で美味しいがコンセプト。
野菜が豊富に使われた具は、野菜の旨味が特徴的なオーソドックスで安定感のある美味さだ。
アトム
住所 栃木県宇都宮市若松原1-17-31
TEL 028-653-4112
営業時間 9:00~16:00
定休日 日曜日
高橋餃子店
2店舗目は宇都宮餃子の高橋餃子店。
ここでは焼餃子が食べられる。
カリッとした衣の食感、そしてあふれる汁。
新鮮な野菜を豊富に使ったという餃子は、タレをつける必要もなく汁の旨味だけで十分美味い。
豚肉にイベリコ豚を使っているだけはある。
高橋餃子店
住所 栃木県宇都宮市田下町455
TEL 028-652-0865
営業時間 11:30~14:00(LO13:30)/17:30~20:00(LO19:30)
定休日 月曜、イベント出店日
さつき
3店舗目は宇都宮餃子のさつきだ。
栃木県産の小麦「ゆめかおり」、豚肉「とちぎ夢ポーク」を使った栃木県産こだわりのお店。
野菜も無添加の国内産で、無添加にこだわった餃子だ。
ジューシーさはあまりなく、豊富な野菜があっさりとした味に仕上がっている。
さつき
住所 栃木県宇都宮市西1丁目3-37
TEL 028-635-2000
営業時間 11:00~21:00
定休日 無し
龍門
4店舗目は宇都宮餃子の龍門だ。
パリッとした衣に、キャベツの食感、玉ねぎの甘味が特徴的な餃子だ。
あっさりしていてこれなら軽くいけそうだ。
龍門
住所 栃木県宇都宮市御幸町154-2
TEL 028-663-8131
営業時間 11:00~20:00
定休日 水曜日
宇都宮PRエリア
ひとまず宇都宮餃子はこのくらいにして、敷地内に併設されている宇都宮PRエリアへ。
宇都宮PRエリアとはいうものの、宇都宮以外にもG10の各県のPRブースも設営されている。
PRエリアではゆるキャラ達がこの真夏のような暑さの中で一生懸命アピールをしている。
宇宙人も混ざってるがw
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宇都宮城址公園会場
つづいてメインステージのある宇都宮城址公園会場へ。
栃木県PRエリアと展示エリア
城を囲む堀の前には栃木県のPRエリアや展示エリアがある。
時間も15時近くなっていたので、そろそろG10エリアでは完売店が出始めるころなのでここはスルーした。
メインステージ
さすがにメインステージのある会場ともなると混みっぷりがハンパない。
餃子店の行列も10分待ち、20分待ち当たり前だ。
しかもこちらは餃子1皿の値段が300円らしい。
メインステージではイベントが開催され、各都市のゆるきゃらのPRだったり、フォーリンデブが何かに挑戦するコーナーみたいなものもやっていたりと盛り上がっていた。
飲食エリア
こちらの会場には立ち食いスペースの他に、芝生のスペースが飲食エリアとして利用できるようで、レジャーシートでピクニック気分で餃子を食べている人なんかもたくさんいた。
こちらは日陰もあって快適そうだ。
世界餃子エリア
ここでは世界の餃子として4店舗が出展している。
出展店舗は
・遼順茶楼(中国水餃子)
・まげしとちぎや(日本そば餃子)
・ギタンゾリ・マハール(ハラール餃子)
中国餃子は食べたことあるし、とんでもない行列なのでスルーして、ハラール餃子がどんなものか行ってみたら残念ながら完売になっていた。
やはりここはこちらのエリアを先に巡ってから宇都宮餃子エリアに行くべきだったのかもしれないな。
そんなわけで世界餃子エリアはスルーしてG10全国餃子エリアへ。
G10全国餃子エリア
ここにはG10の10店舗として以下の店舗が出展している。
・ふくしま餃子国
・宇都宮餃子国
・津ぎょうざ国
・すそのギョーザ国
・伊那餃子国
・仙台あおば餃子国
・八幡ぎょうざ協和国
・かわさき餃子国
・浜松餃子国
そして協賛出店のマルシンフーズ(揚餃子)
ここで一番気になっていたのが、ふくしま餃子国と九州の八幡ぎょうざ協和国だったのだが、残念ながら完売になっていた。
やはり人気になりそうなところは早いな。
ふくしま餃子国のこれが見てみたかった。
そんなわけでG10の店舗も巡ってみた。
伊那餃子国
5店舗目はG10餃子の長野県伊那市の伊那餃子国。
春の桜薫る伊那餃子というだけあり、彩がとてもきれいだ。
信州みそベースのタレで食べる水餃子だ。
もっちりした衣はつるんとのど越しもよい。
餡はしっかり締まっている。
タレも味噌の風味がまたよく合う。
浜松餃子国
6店舗目はG10餃子の静岡県浜松市の浜松餃子国だ。
やはり浜松餃子は外せないだろう。
日本一を競い合ったかつてのライバルだ。
当然ながら行列もすごいことになっていた。
一番特徴的なのはモヤシといっしょに食べるということだろう。
キャベツがたっぷりと入っていて、シャキシャキの食感もよく、あっさりしていて美味い。
モヤシも意外と合うな。
最後に
そんなわけで6店舗と思ったより巡れなかったが、宇都宮市の各店から、世界の餃子、G10の各国独自の発展を遂げた餃子を一度に食べることができるなかなか面白いイベントだった。
今回思ったのは、このイベントにはアルコールが飲めるように電車で来るのがおすすめだと。
次回の開催地はどこになるのかわからないが、是非ともおすすめしたいイベントのひとつといえるだろう。
そして公共機関を使って帰る場合は、ニンニクの匂いに注意だ!!
無料配布のブレスケアを受け取って撤収!!
全国餃子祭りinうつのみや
開催 宇都宮城址公園、宇都宮市役所東駐車場、宇都宮市役所他
開催日 2016年5月21日(土)~21日(日)
開催時間 10:00~17:00
駐車場 無し(会場周辺の有料駐車場利用)
毎年宇都宮餃子祭り開催中【おまけ】
栃木県宇都宮市では毎年11月最初の土日に宇都宮餃子祭りも開催中。
宇都宮市の餃子店が集結し、宇都宮餃子をPRするイベント。
宇都宮餃子祭り2019
会場 宇都宮城址公園
住所 栃木県宇都宮市本丸町1-15
TEL 028-632-2445
開催期間 2019年11月2〜3日
開催時間 10:00〜16:00
料金 1皿(3個) 100円
アクセス 東武宇都宮駅 徒歩12分/JR宇都宮駅西口シャトルバス「宇都宮餃子祭り会場」下車、徒歩2分/周辺専用駐車場無し