栃木にはまだ知らないソウルフードが存在していた。
それがモロである。
モロと言われて「?」となる人はとても多いだろう。
実はモロとは「サメ」のことである。
どうして海無し県の栃木でサメなんて?と思うのは当然の反応だろう。
サメは血中にアンモニアが多く含まれているため腐りづらい。
なので海無し県でも比較的流通がしやすかったことから、昔からモロを煮付けやフライとして食べる風習があったとか。
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なすび食堂
そんなモロフライを提供している数少ない店舗のうちの一つが「麺むすび なすび食堂」である。
店内に入ると中央に仕切りがあり、仕切りの向こうには手作り品が販売されていたりレジがある。
入り口近くにはテーブル席が4卓。
その奥の座敷にはテーブル席が5卓あり、かなりの人数が利用できるようになっている。
ちにみに今座っている席の向かいの席だが、たぶん鉄腕DASHで国分太一が座った場所。
そういえばそんな場面が記憶の片隅にある。
メニュー
そんなわけでひとまずはメニューをチェック。
うどんにご飯ものが数種類とシンプル。
そしてデザートが意外に充実している。
さっそく栃木定食(980円)を注文することにしたのだが、この定食にはミニうどんが付いてくる。
なんとなくカレーうどんも美味そうなので注文してみたいのだが、値段的にも1,500円越えてしまうし、カレーうどんのミニうどんで3玉分になってしまうのでさすがにきつい。
ダメ元で聞いてみるもんだ。
ミニうどんをカレーうどんに変更してくれるという。
※200円追加で対応してくれた。
もちろんカレーうどんは1玉。
栃木定食+カレーうどん
これがその栃木定食+カレーうどん(1,180円)。
なんかカレーうどんがミニじゃない気がするのだが、まぁその辺はサービスなのかなw
ご飯に漬物、小鉢の煮物、モロフライ、フルーツとなかなか豪華。
まずはカレーうどんから。
なんだかボリューム満点。
程よい辛味のカレー風味、とろみ強めで熱々がいつまでも持続する。
麺はもっちりで汁との絡みもよくて食べ応えアリ。
具沢山で、ネギや豚肉などがたっぷり。
やっぱカレーうどんは美味いな。
そしてメインのモロフライ。
ぱっと見はまるでとんかつのよう。
さっそくひとくち。
まったくクセも無く、とても淡白な味。
食感もまるで鶏肉を食べているかのよう。
モロと言われなかったらきっと魚と気付かない人もいるかもしれない。
そしてこってりが恋しくなったらマヨを付けて食べると、また一味違ったコクのある味に変化する。
めずらしいものを食べてみたい人は立ち寄ってみるといいかもしれない。
麺むすび なすび食堂
住所 栃木県栃木市万町7-3
TEL 0282-23-1010
営業時間 11:00~17:00
定休日 水曜日