栃木県佐野市にある田村屋。
行列のできる人気佐野ラーメン店として有名なお店であり、「一麺一心」の精神を受け継ぐお店をいくつも輩出する田村屋系の総本山。
最近ではよく見かけるようになったが、古くから(移転前から)佐野ラーメンの麺を使用したつけ麺を提供していた。
実は佐野ラーメン系つけ麺は数えるほどしか食べたことがない。
今回はそんな佐野ラーメン系つけ麺を味わうべく、田村屋に行ってみた。
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田村屋
今回訪問したのは栃木県佐野市浅沼町、両毛線佐野駅より2kmにある佐野ラーメン店「田村屋」。
佐野ラーメン店では40年以上の歴史ある「おぐら屋系」、18年ほどながらいくつものラーメン店を輩出する「田村屋系」に代表され、現在人気店と呼ばれるお店はこれらのお店出身が多い。
田村屋といえば、「一麺一心」を掲げ、その精神を受け継ぐお店が佐野市内にもいくつもある。
佐野で超行列店となった「日向屋」も、田村屋出身の二番弟子にあたる店主のお店。
ここ数年で人気店が次々と店舗移転と拡大を続けており、田村屋もそのひとつ。
店舗キャパが増えたことにより行列を捌きやすくなったものの、やはりそこは人気店、いまだ外待ち必至の行列店には変わりない。
田村屋へのアクセスや店舗詳細
店舗へのアクセスや詳細については以下の記事を参照。
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【栃木佐野】田村屋。外待ち必至の人気青竹手打ち佐野ラーメン店
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田村屋のメニュー
田村屋の2023年12月時点のメニューはこんな感じ。
テーブル席に座るのは初めてだけど、呼び出しボタンが設置されている。
田村屋行ってみた
訪問したのは202312月5日の昼時。
先客10組以上、帰る頃には外待ちができるほどと相変わらすの人気。
辛つけ麺
今回チョイスしたのは未食の『辛つけ麺』。
パッと見は麺量が少なく感じられるのは、きっと麺量200gに慣れすぎた弊害というやつか。
辛つけ麺には冷水でキンキンに〆た青竹手打ち麺に刻み海苔がトッピング。
つけ汁はまるで担々麺のようで、胡麻とラー油の芳ばしい香りが広がる。
具材は海苔の上に魚粉、味玉、ネギ、スープの中にたっぷりのキャベツにほうれん草、メンマ、巨大ナルト、チャーシューなど具だくさん。
まずはつけ汁をひとくち。
つけ汁は胡麻の芳ばしさにラー油のピリッとした辛み、酸味のきいた主張強めな味わい。
野菜の甘みやチャーシューの旨味も溶け出している。
今度は麺を味わってみよう。
麺は通常の青竹手打ち麺を使用、定番のピロピロ食感ながら冷水でキンキンに〆てあるのでコシが強い。
それでいて喉越しの良さは健在。
スープの絡みも抜群で、啜るたびに胡麻の風味とラー油の辛味が突き抜ける。
ここに魚粉を溶かし込むと、いっきに旨味が爆発する。
味変的な利用ではなく、最初から合わせてしまうのか正解かもしれないな。
それにしても麺が脇役になるほどの存在感あるつけ汁だ。
具沢山も手伝って、つけ汁を食ってる感が強い。
味玉は黄身トロで辛みの中の癒やし。
黄身のトロミ加減が最高。
麺は少なめかと思ったが、つけ汁の中にたっぷりのキャベツなどの具材が隠れていて、思いのほか満腹になる。
具沢山だから保温率が良いのか、最後まで熱々であじわうことができた。
餃子と大ライス
さて追加していた餃子と大ライスも食べてみよう。
餃子は大ぶりなものが3個。
そう、餃子は大きいのだ。
その縮尺でライスと見比べてほしい。
完全に油断していたが大ライスがガチ大ライスだった。
まずは何もつけずに味わってみよう。
皮は厚めのもっちり食感で、焼き目はパリッと芳ばしい。
中は具沢山のジューシーで、香味野菜がガッツリきいている。
今度は酢胡椒で味わってみよう。
酢の酸味に胡椒スパイス感に肉の旨味引き立つ。
さっぱりとしていて、このまま食べるならベスト。
でもご飯のおかずにするなら、ここにラー油と醤油は欠かせない。
ご飯は若干柔らかめか。
そんなこんなで満腹中枢MAXごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市の田村屋に行ってみた。
3年ぶりの訪問だが、相変わらず外待ち行列のできる人気っぷりは健在。
昼時に訪問したが、並ばずにすぐに席に着けたのは運が良かった。
佐野ラーメン店に来て王道佐野ラーメンを食す、それもいいが、今回はあえて変化球で辛つけ麺を味わってみた。
胡麻とラー油香るガツンと辛みと酸味きいたつけ汁が存在感あり、魚粉を溶かすと旨味が爆発する。
冷水でキンキンに〆た青竹手打ち麺はもっちり感強め。
そして餃子は安定の具沢山に大ライスのガチ感に満腹になる食べごたえ感。
定番の佐野ラーメンとは違った一杯もまたアリだな。