宇都宮市にある栃木県立博物館にて企画展「異界~ふいにつながるせかい~」が2022年6月15日まで開催。
我々が日々過ごす世界とは異なる世界「異界」、古来より存在すると考えられてきた異世界からさまざな恩恵、禁忌に触れる関わってはならない・行ってはいけない教えなどが品在するとされる。
そんな異界はふいに日常につながることがあり、遠くにあるようで実は近くにあるのかもしれない。
古来より異界にどう関わってきたのか、どんなものが存在すると思われてきたのかについて知ることのできる展示会だ。
目次(タップできる)
栃木県立博物館
今回訪問したのは栃木県宇都宮市にある栃木県立博物館。
日光地方の動植物を解説するスロープ展示、地質時代から現在に至るまでの栃木県の歴史を解説する展示、栃木県の身近な自然を紹介する展示などをメインにおこなっている博物館。
中でも年に数回開催される企画展やテーマ展は面白く興味をそそられるものも多い。
今回2022年4月23日(土)~6月15日(水)まで開催の「異界~ふいにつながるせかい~」もそんな企画展のひとつ。
館内
この館内に入った瞬間に感じるワクワク感。
天井にはプテラノドン、中央にあるスロープ展示もなんだか存在感ある。
マスコットキャラの「みーたん」にも会える。
※魂の抜けがら
入口右手にはお土産売り場。
普段見かけないようなガチャガチャもある。
常設展示も面白い
2階展示エリアにつながるスロープには、日光の動植物の垂直分布を再現したスロープ展示がされている。
2階常設展では古生物期から現代まで、時間軸に沿って栃木の歴史や自然、地学、動植物などが展示されている。
恐竜好きや歴史好きな人などにはたまらない。
「異界~ふいにつながるせかい~」詳細
物語や言い伝え、各地に残る伝承など、古来より我々の住む世界とは別の世界「異界」が存在するとされてきた。
異界は人々に恩恵を与えたり、時には災いなどを起こし人々に恐れ敬われてきた。
そんな異界はふいにつながることがあり、その恩恵を受けるため・災いを避けるための行事や儀礼が存在する。
企画展では、そんな世界についてどう考え・どう関わってきたのかを学ぶことができる。
詳細
異界~あなたとふいにつながるせかい~
会場 栃木県立博物館
開催日 2022年4月23日(土)~6月15日(水)
開催時間 9:30~17:00(入館16:30まで)
住所 栃木県宇都宮市睦町2-2
TEL 028-634-1311
料金 一般260円(200円)/大学生・高校生120円(100円)/中学生以下無料
※()内は20名以上の団体料金およびM割料金
休館日 月曜
アクセス 車 東北道宇都宮インターより9.4km(20分)
鹿沼インターより7.5km(15分)
電車 東武宇都宮駅より2.1km
栃木県立博物館行ってみた
訪問したのは2022年5月29日。
「異界~あなたとつながりせかい~」の企画展、そして博物館レストランでの企画展コラボメニューを味わうべく訪問。
各地にいまも残る風習や、伝承などがテーマごとに展示されている。
普段何気なくしていた風習も実はこんな理由があったなど、まさに異界はすぐそこにあったんだと感じさせる。
異界という存在が忌み嫌うものだけでなく、心のよりどころになる存在でもあるということを知るきっかけとなる。
古来より異界に存在すると信じられてきた生物など、おとぎ話や伝承などで語られてきたものなどが展示され、そこにいるものをどのように捉え、どう関わってきたのか。
また妖怪などの類のものから、恩恵を授けてくれる神仏までさまざま異界の存在を知ることができる。
博物館レストランで企画展限定メニューを味わう
館内2階には博物館レストランがあり、食事をすることも可能だ。
お店詳細
営業時間 10:00~17:00()
※食事は11:00~16:00まで
博物館レストランのメニュー
今回の企画展限定の特別メニューも提供されている。
九尾の狐うどん食べてみた
今回チョイスしたのはもちろん『九尾の狐うどん』。
具材はほうれん草、ネギ、カマボコ、お揚げの巾着2個(+)50円。
もっちりとコシのあるうどん、甘味のあるダシきいた汁はさっぱりとしている。
巾着には、レンコン、サトイモ、タコなどの具材がたっぷりで食べ応え満点だ。
最後に
栃木県宇都宮市にある栃木県立博物館で開催中の「異界~あなたとふいにつながるせかい~」を観覧に行ってみた。
ワクワク感ハンパない常設展、異界の存在を知り感じることのきっかけになる今回の企画展もなかなか面白かった。
普段あまり博物館に行かないので、こういうのもたまにはアリかもしれないな。
まぁほとんどがファミリー層ばかりだったのは言うまでもないが。
そんな「異界~あなたとふいにつながるせかい~」は2022年6月15日まで開催。