大阪難波の名店「自由軒」の名物カレー。
明治43年に創業の自由軒で100年以上愛されてきた『名物カレー』、その味を再現したというレトルトカレーをスーパーで発見したので買ってみた。
実はカレーに生卵を乗せるというトッピングを発案したのが自由軒、そして四代目ウスターソースなるソースをかけることを前提とされたトッピング。
どれも非常に興味深い一品だ。
果たしてどんな味なのだろう?
目次(タップできる)
自由軒 お家で食べれる名物カレー
これが自由軒のお家で食べれる名物カレー。
データ
お家で食べられる名物カレー
販売 全国
価格 428円(税別)
内容量 200g
エネルギー 152cal
タンパク質 6.5g
脂質 5.6g
炭水化物 18.8g
食塩相当量 2.7g
※ウスターソースは除く
明治43年(1910年)大阪難波に大阪初の西洋料理店「自由軒」が創業、その当時から人気メニューとしとして誕生していた『名物カレー』。
歴史の渦に幾度となく飲まれそうになりつつも、その火を絶やすことなく代々受け継がれてきたという。
1985年には大阪名物の名物カレーとして全国に知れ渡るほどになり、ついに2007年に初のレトルトタイプ発売に至る。
名物カレーといえば、やはりその代名詞たる生卵トッピング。
実はカレーに生卵を乗せるという方法は自由軒発祥だという。
今でこそ普通になってきてはいるが、カレーにダシ汁を使用するという独特の製法が特徴的。
さらに具材が玉ねぎと牛肉だけというシンプルさがカレー本来の風味を引き出し、またカレーにソースをかけるというスタイルも創業当時から変わらない。
そんな味を再現したのが『お家で食べれる名物カレー』。
名物カレーの作り方
その作り方も独特。
湯煎して温めてぶっかければいいとかそんなんじゃない。
とはいってもとても簡単。
箱の中には名物カレーベースと四代目ウスターソースが同梱。
まずはテフロン加工のされたフライパンにカレーベースを入れて煮立たせる。
次に240g~250gのご飯を投入。
あとはとろ火で焦げ付かないように気をつけながら木べらなどで混ぜ合わせる。
全体的にまとまってきたら出来上がり。
名物カレー食べてみた
皿に盛り付け、最後に中央に生卵をトッピングすれば完成だ。
なるほどこれが大阪名物自由軒の名物カレーというやつか。
100余年の歴史の味、まずはそのままでひとくち。
しっかりときいたスパイスの芳醇な香りが鼻腔を刺激する。
ピリッと辛味のきいたビター感ある味。
しっとりとしたリゾットのような独特の食感のカレーだ。
スパイスの風味をそのまま感じられ、まさにカレーそのものの風味をあじわえる。
さらにここに四代目ウスターソースをかけてみる。
コクと旨味が増し、さらにソースのスパイス感も相まって深みのある味わいに変化する。
ソースの甘味に酸味も絶妙なアクセント。
さらに卵を絡めればスパイスの風味がマイルドになり、しっかりしたスパイス感が苦手な人にも食べやすくなる。
最後に
大阪名物の自由軒の名物カレーを食べてみた。
本場の味はわからないが、レトルトで再現されたという一品は、これまで食べたカレーとはひと味もふた味も違う。
ウスターソースありきというのも面白く、どうせかけるならすべてかけてジャブジャブで食うのもアリかもしれない。
自由軒の名物カレー、好みが分かれる味だけど是非一度チャレンジしてみてはどうだろう?