栃木県小山市にあるえびの仙太(旧まっく福良店えびの仙太)に行ってみた。
かつて広い敷地にまっく福良店とえびの仙太の2つの店舗が店内で繋がる不思議な飲食店があった。
繋がる店内では、お互いのお店のメニューがどちらの店でも食べられるという不思議な空間だった。
現在はまっく福良店は無くなり、えびの仙太のみとなってお互いのいいとこ取りな統一を果たした。
今回はそんなお店に昼食がてら訪問してみた。
えびの仙太
ここが今回訪問した「えびの仙太」。
およそ60m四方の広い敷地に広い駐車場奥に2軒の建物が並び、建物左側にはロッジ風レストランのまっく福良店、右側には和食店のえびの仙太がそれぞれ営業をしていた。
その名残は今も残る。
1971年にオープンした、まっく福良店はダルメシアンの看板が目印のレストランで、かつては4号バイパス沿いにあったお店だったという。
現在は飲食スペースとしては使用されていない。
そして右側にあるのが、現在も営業中の1998年オープンのえびの仙太。
かつてはどちらのお店に入っても洋食と和食のどちらも注文することができるという、とても不思議な営業形態のお店として知られていた。
2019年だっただろうか、いったん営業を休止して現在のえびの仙太のみでの営業へと業態転換をした。
店内で繋がる2つのお店、お互いのお店のメニューが注文できるというその姿をリアルタイムで体験することは叶わなかったが、今回やっとここに訪問するに至った。
えびの仙太だけでもかなり大きい。
※画像の建物サイズが右にもう一棟繋がっている。
入口ではかつてのまっくの看板が出迎えてくれる。
アクセス
アクセス詳細
住所 栃木県小山市大字福良586
電車 水戸線東結城駅より2.6km
車 50号バイパス小森北交差点より3.4km/4号バイパス陸橋向野交差点より4.5km
駐車場 およそ100台
店内
店内に入ると正面には墨で書かれたえびの仙太の文字が出迎えてくる。
その正面奥のエリアは厨房になっているようだ。
左手すぐのかつてのまっくの入り口前と思われる場所にレジカウンターがあり、その奥には某野球チームのグッズなどが販売されていた。
店内右手には4人掛けのテーブル席が2卓、6人掛けのテーブル席が3卓並ぶ。
さらに奥は座敷になっているようで、トータル150名ほどが利用できるようだ。
えびの仙太のメニュー
えびの仙太のメニューはこんな感じ。
かつてのマックのレストランメニューとえびの仙太のえびをはじめとした和食メニューが混在する。
お得なランチメニューも充実している。
えびの仙太だけに、海老フライを使ったメニューが多く、名物と思われるかつ丼ならぬエビ丼にも興味をそそられる。
びっくりハンバーグご飯マシマシ+α
訪問したのは土曜の14時頃。
先客は3組8名、後客数名だっただろうか。
さっそく気になるメニューが沢山あったが、やはりここは当初の目的であったメニュー『びっくりハンバーグ』を注文。
これが今回チョイスした『びっくりハンバーグB』。
びっくりハンバーグA(200g) 929円
びっくりハンバーグB(300g) 1081円
牛肉だけで作られたハンバーグ300gにライス・スープ・サラダがセットになっている。
さらに追加で大ライスを注文。
通常のライスと比べると2倍はあるんじゃないだろうか?
大ライス 286円
さらに追加でポテトとキノコのガーリック炒め。
ポテトとキノコのガーリック炒め 681円
びっくりハンバーグご飯マシマシカスタマイズの完成だ。
なかなかの衝撃的なビジュアル。
単純にライス通常盛り3杯分あるだけに。
ちなみに同行者が注文したのは、もりもりSP(1529円)。
ハンバーグ150g、海老フライ2本がセットになったいいとこどりメニュー。
もちろんライス・サラダ・スープ付。
デミグラスソースの芳ばしい香りが美味そうだ。
海老フライもなかなかの大きさ、タルタルソースにレモン付きとか最強じゃないか。
注文メニューが体形的には完全に逆転しているだけに、店員さんも「あれ?こっちが一杯食う人なの?」的な表情だったがまぁそれはそれ。
びっくりハンバーグ食べてみた
まずはサラダからいただこう。
キャベツの千切りに、ニンジン、キュウリ、トマト、そしてレモンが添えられている。
味付けは酸味のきいたフレンチドレッシングだ。
お次はコンソメスープをひとくち。
野菜たっぷりで、和出汁のきいた野菜の旨味溶け出した甘みのあるスープが美味い。
アツアツのうちに飲みたいやつだ。
さて、それでは本命のびっくりハンバーグをいただこう。
いわゆる爆ハン系の仕上げに半分にカットして、鉄板に押しつぶして完成するタイプのハンバーグ。
ちなみに完成形で提供される。
スライスオニオン、ミックスベジタブル、フライドポテトが添えられている。
さっそくひとくち。
表面は芳ばしく中はジューシーでふんわり柔らか。
おろしタマネギ醤油ソースで、黒コショウがしっかりきかせてある。
これはご飯がススムやばいやつだ。
お次はポテトとキノコのガーリック炒めを食べてみよう。
おろしタマネギ醤油にニンニクの風味をきかせた一品。
ポテトにしめじたっぷりだ。
ニンニクのきいた芳ばしい味で、プリプリとしたしめじにソースを吸い込んだホクホクポテトが絶妙。
これまたご飯がススムやばいやつ。
そして一番試してみたかったのが、そのしめじをハンバーグに乗せて食べる方法。
うーん間違いない。
むしろなんでこの組み合わせがメニューに無いのか疑問に思うほどに美味い。
ご飯マシマシにして正解だったな。
うまし!
最後に
栃木県小山市にあるえびの仙太。
まっくは無くなってしまったけど、ここに来たら食べてみたいと思っていた『びっくりハンバーグ』が健在で安心した。
おろしタマネギ醤油ソースに半生ふんわりハンバーグという、某ステーキ店と棒ハンバーグ店を足して2で割ったようなハンバーグは間違いない美味さ。
300gなんてあっという間に完食できてしまう。
やっぱおろしタマネギ醤油ソースって偉大だな。
お店詳細
えびの仙太
住所 栃木県小山市大字福良586
TEL 0296-34-0588
営業時間 11:00~14:30/17:00~21:30
定休日 火曜