栃木市を囲むように走る栃木バイパス。
そのバイパスから北に外れたところにある栃木市運動公園。
その栃木市運動公園の西側の道を野球の試合を眺めながら走っていると、突然道路右手に見慣れた光景が。
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なんと旧栃木駅舎がこんなところにあった。
今は高架化され、駅舎もオシャレなものに建て替えられて利便性もとてもよくなった。
そんな改築前の栃木駅がこんなところにあったとは。
看板を見てみると、魔方陣スーパーカーミュージアム、旧栃木駅舎、吾一の鉄橋と書かれている。
どうやらこの施設、旧栃木駅を移設してきたものらしく、2004年7月31日からオープンしたものという。
まさか12年もこんなスポットがあることを気付かなかったとはw
栃木市といえば蔵の街ばかりがピックアップされがちだが、郊外にも穴場的なスポットがまだまだ隠れているのかもれしない。
懐かしの旧栃木駅
そんなわけで構内に車を駐車してさっそく栃木駅に来てみた。
1923年に建設され、2003年にその役目を終えるまで80年、年代を感じさせる古ぼけた外装はまさにかつての栃木駅だ。
中に入ると、かつての駅舎を彷彿させるディティールが施されている。
テーブルが3卓並び、一休みにカフェ的な利用も可能となっている。
ちなみにメニューはこんな感じ。
スタンプコレクターな人向けにこんなスタンプも設置されている。
外には路傍の石にも登場する「吾一の陸橋」が線路とともに再現されている。
※見るのを忘れたw
そしてミュージアム入り口は改札となっている。
これまたレトロ改札口。
受付で料金を払うと、おなじみの鉄のハサミで「パチン」と切符を切って渡してくれる。
なんとも芸が細かい。
お座敷列車で旅気分
ホーム上にもテーブル席がありこちらでもコーヒーを飲むことができる。
そして何より気になるのが、ホーム右手にあるこの列車だ。
わたらせ渓谷鉄道を走っていたお座敷列車で、休憩スペースとして利用することができる。
まるで栃木駅に着いたような気分を味わうことができる。
名車が勢ぞろい
そしてホームの下はホールになっていて、そこに並ぶ名車の数々。
ちなみにこれらの車、写真撮影は自由だが触るのは禁止になっている。
せめてエンジンルームとか車内が見えるような展示エリアも作ってほしいところだ。
天幕が窓ガラスに映り込んで車内が見づらい。
とはいえ、展示数はかなりのもので見どころは満載だ。
一部を紹介すると、
ケーターハム スーパーセヴン 1600GTスプリントの1989年式。
フェラーリやBMW、ジャガー、ポルシェとか
ランボルギーニMIURA P400の1968年式。
ランボルギーニ カウンタック アニバーサリー(1989年式)。
657台限定生産。
でもお高いんでょー?
トヨタ2000GT/MF10型の1967年式。
うーむたまらん。
展示車一覧
展示車は、
・ランボルギーニカウンタックLP400
・ランボルギーニカウンタックアニバーサリー
・ランボルギーニミウラP400
・ランボルギーニミウラP400SV仕様
・ランボルギーニ350GT
・フェラーリデイトナ365GTB/4
・フェラーリ512BB
・フェラーリディノ246GT
・ジャガーXJR-16
・ジャガーXK120
・ジャガーEタイプシリーズ1
・ジャガーXJS
・デイムラーダブルシックス
・マセラティミストラル
・マセラティボーラ
・マセラティメラクSS
・ポルシェ959
・ポルシェ930ターボケーニッヒ仕様
・ブガッティEB110
・BMW M1
・ロータスヨーロッパ
・ケーターハムスーパー7
・アルファロメオモントリオール
・シボレーコルベットC1
・ニッサンスカイラインGTR
・ニッサンフェアレディーZ S30
・トヨタ2000GT
・ホンダアキュラNSX
・いすゞペレットGTR
・三菱ギャランGTO
・アストンマーチンDB7ヴァンテージ
・ランチア・デルタ
とこの通り32台もあるので見ごたえあり。
そして謎のオブジェ。
最初は車を見るだけで800円とかどうなの?と思ったが、見てみると意外と夢中になる。
車好きも鉄道好きも満足のスポットなんじゃないだろうか。
謎のオブジェを観たい人はぜひ!
魔方陣スーパーカーミュージアム
住所 栃木県栃木市野中町553
TEL 0282-20-5521
料金 大人800円/小学生以下300円/5歳以下無料
団体10名以上100円引
※駅舎、吾一の陸橋は無料
開館日 金土日祝日
開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
全館休館日 木曜、年末年始