お台場で開催中のGAME ONのレポートも中盤。
さっそく前回の続きから。
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STAGE4 おうちでプレイ
家庭用ゲーム機の進化。
コンピューターから始まり、ゲームセンターでのブーム、そしてゲームは家庭でプレイするものへと進化してきた。
その家庭用ゲーム機も各社から発売され、さらなる進化を遂げてきた。
そんな家庭用ゲーム機の進化を見るとともに、実際にゲームをプレイすることができる。
世界で初めて発売された家庭用ゲーム機のもととなったブラウンボックス。
1951年、ラルフ・ベアという若いテレビ技師は上司の世界で最高のテレビを作れという指示に対して、テレビでゲームをプレイするという当時としてはとても斬新なアイデアを考えだした。
ところがそのアイデアは上司からの同意をえることができなかった。
それから15年後、バス停でバスを待っていたラルフ・ベアにこのアイデアが再び蘇り、作り方の書類を作り、実際に数年をかけて試作品「ブラウンボックス」を作り上げる。
それらを携えてテレビメーカーに売り込んだ結果、1971年にマグナボックスという企業が使用権を得る。
そして1972年5月、試作品ブラウンボックスと中身はほとんど変わらず、ケースをプラスチック製の白いケースにかえて「オデッセイ」という名で、ついに世界初となる家庭用ゲーム機が売り出されることとなった。
当時35万台以上が売れるというヒット作になったという。
ステージ内では懐かしの家庭用ゲーム機から最新のものまでプレイすることができる。
これはATARI7800
1984年にAtari Inc.、1986年にAtari Corporationから発売された家庭用ゲーム機で、第三世代のあたる。
任天堂なセガに対抗して作られたがファミコンの80%というシェアに対して12%と圧倒的な力の差を見せつけられる結果となった。
こんなマニアックなものまで見ることができる。
他にもたくさんのゲーム機が展示、プレイできるようになっている。
家庭用ゲーム機マニアにはたまらないスペースだろう。
プレイヤーズインタビューもまた面白い。
ステージ前に展示されているのは代表的なゲーム雑誌。
やはり家庭用ゲームといったらゲーム雑誌は外せないだろう。
どうせなら各ゲーム雑誌の創刊号とかでも飾ってほしかったところだが。
そしてこれからのゲームの未来を予感させたであろうELIZA(イライザ)。
意味を理解して会話をしているわけではないが、この体験した人は本当に会話しているように感じたという。
究極の進化はやはり実際にコンピューターが意味を理解して会話する姿だろう。
STAGE5 どこでもだれでもプレイ
ゲームは遊ぶだけのものから、小学校前の子供向けの教育を取り入れたエデュテイメントゲームとして発展を遂げる。
まあゲームウォッチやゲームボーイといったコンパクトなポケットにも収まるサイズの、いわゆるポータブルゲーム機が誕生したことにより、子供とゲームの距離は劇的に縮まる。
そんな親子で楽しめるような学習ゲームから、ポータブルゲーム機の展示、体験ができる。
1978年に発売すると大ヒットを記録した「サイモン」という記憶力を鍛える目的で作られたゲーム機をはじめとして、様々なレトロなゲームなどを実際にプレイできる。
歴代のゲームウォッチなども展示されていてとても懐かしい気分にさせてくれる。
任天堂といえばゲームウォッチ。
1980年から発売開始された携帯液晶ゲーム機。
世界的にヒットしたその全60種類が展示されている。
STAGE6 アートでプレイ
マニアックなものとして見られていたテレビゲームは、世界中に愛されるゲームキャラクターや音楽を生み出し、映画にまで進出するような巨大エンターテインメントビジネスへと成長した。
そんなゲームのコンセプトスケッチやデザイン、マーケティング資料といった開発のプロセスを見ることができる。
大ヒットを生んだポケモンの今までのパッケージなども展示されてている。
もちろんそれらのゲームもプレイすることができる。
このスターウォーズの筐体も当初はプレイできたのだが、エミュレーターで無理やり動かしていたために現在はプレイできなくなっている。
TRPGといえば、まさに今のRPGゲームの生まれるきっかけになったといってもいいかもしれない。
そんなわけでまだまだ続く。
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