栃木駅から徒歩5分ほどの場所に昔からある、お好み焼きやもんじゃのお店。
そこがスパイス。
周辺にいくつもある高校からの駅に向かう途中にあるので、高校生に利用されることも多い。
そんなお店だが、実は一度も入ったことはなかった。
そしてついにそこに訪れる日がやってきた。
お好み焼もんじゃスパイス
お店の前には昔から使われていたであろう看板がお出迎え。
学生の利用が多いからかこんな学生向けの看板なんかもあったりする。
こういった学校行事のあとに打ち上げとか無縁の世界に生きていたから楽しそうでいいな。
アクセス
アクセス詳細
住所 栃木市境町11-11平和ビル2F
車 東北道栃木インターより4.2km(10分)
電車 栃木駅北口より220m
駐車場 10台
店内
そんなわけでお店は階段を上がった左の奥にあり、階段の壁には学生の打ち上げらしい写真やバンドの写真なんかが沢山飾られていた。
そう、店内にはステージが設営されていて、ライブイベントなんかも開催されているらしい。
たぶん夫婦でお店を営んでいると思われる。
通路以外は結構ギリギリの配置のテーブル席が7卓ほどあった。
今日もヒゲずらに長髪で痩せすぎないかにもっぽい人が座っているw
テーブルに備え付けされているのは、右から味の素、コショウ、塩コショウ、鰹節粉、ウスターソース、油、青のり、お好み焼きソース。
スパイスのメニュー
そんなわけでさっそくメニューをチェック。
ドリンク類はジュースからアルコール類まで揃っている。
メインのもんじゃとお好み焼きも豊富な品揃え。
トッピングを選んだりする必要も無いくらいにバリエーションに富んでいる。
もちろんそれだけじゃなく、焼きそばや鉄板焼き、つまみ、セットメニューもある。
折角なので色々と注文したいところだが、なにせヒゲが小食で毎月の小遣いが2万円でカネが無いというので控えめにすることにした。
ちなみにちゃんとお好み焼きやもんじゃの焼き方のマニュアル的なものも完備されているが、どうしてもわからなかったらマスターに聞いてみるといい。
懐かしい気分に浸りつつ味わう
そんなわけでひとまずはジンジャーエール(300円)で喉を潤す。
ビンタイプのジンジャーエールとかなんとなくレアだな。
なかなかお店では売ってないから持って帰りたくなるw
豚・もち
まずは豚・もち(780円)から。
豚は豚バラじゃなくて、ミンチ状になっているらしい。
これなら、「あれ?オレのとこ豚バラねーぞ」「オレ豚バラ2枚もあったわ」なんていう悲しい出来事が起こることも無い。
なんという神配慮だろうか。
ひとまず鉄板で直径15cmほどに広げて5分待機。
しかるのちにヘラをお好み焼きと鉄板の間に差し込みいっきに裏返す。
ここは元、道頓堀バイトで社員にならないかと誘われたオレ様の腕の見せ所。
華麗な返しテクニックでミッションコンプリート!!
もし素人がやっていたら、今頃ヒゲの頭の上にはカッパの皿よろしくお好み焼きが乗っていたことだろう。
そして5分ほど待ち、皿に乗せやすいように4等分してお好みソースを塗りたくる。
あとは皿に移して好きなように味付けをすれば完成だ。
この均整の取れた美しいトッピング。
これが素人ならこうはいかない。
そんな向かい側でヒゲはマヨネーズを「ブビュ、ブピピピ、ブリュリュ」という酷い音を上げながらかけていた。
これが素人とプロの違いというやつか。
豚肉と紅生姜が全体に満遍なく行き届いているので、どこを食べてもベストの状態なのが嬉しい。
チーズ・明太子
続いてチーズ・明太子(780円)
この鉄板上で熱を帯びて徐々にとろけていくチーズがまた貯まらない。
そして再びお好み焼きを息をするように何事もなかったかのように裏返す。
これがもし素人だったら、今頃フライングドックよろしく草原で犬がジャンピンクしてキャッチしているところだったろう。
この明太とチーズの組み合わせの妙である。
本来ならモチも欲しいところだが、ヒゲが奥さんの夕飯も食べないといけないということで軽めにしておいた。
いやー堪能した。
最後に
栃木市にある昔懐かしなお好み焼きともんじゃの味わえるお店「スパイス」。
周辺に高校が多いことから、学校帰りや文化祭や体育祭の打ち上げに利用されたりと地元に愛されるお店。
夜にはロックバンドによる演奏が行われることもある。
昭和感じるこのお店、いわゆる店主高齢化によりいつかは姿を消してしまうかもしれない絶滅危惧店。
いつまでも長く続いてもらいたいものだ。
お店詳細
スパイス
住所 栃木県栃木市境町11-11 平和ビル2F
TEL 0282-22-2601
営業時間 平日15:00~22:00
土日祝11:00~22:00
定休日 不定休