
寒い季節にはシチューが旨い。
キノコにほうれん草、じゃがいもにんじん、鶏肉とたっぷり具材をコトコト煮込んだ、濃厚クリーミーで旨味溶け出すホワイトソースを使用したクリームシチュー。
※以後ホワイトクリームシチュー
クリームシチューの材料であるホワイトソースは、大雑把に言えばフランス料理でいうところのベシャメルソースを意味する。
となれば西洋料理と位置付けられそうではあるが、実は西洋料理を参考に日本で独自に誕生したシチュー。
ご飯のおかずとして最適なようにカスタマイズされた料理なのだがら、ご飯で食べるべきパンで食べるべきという論争はどちららも正解といえる。
シチューがいつ日本にやってきたかは諸説あるが明治初期にはすでに存在したとされ、家庭にも普及しはじめるのが明治後期。
そしてホワイトシチューが家庭料理として爆発的に普及するきっかけとなったのが、1966年にハウス食品より発売開始された『シチューミクス』。
学校給食で提供されていた『白シチュー』を家庭でも作れるようにと開発された商品。
ちなみに『ホワイトシチュー』や『クリームシチュー』は和製英語。
今回はそんなキノコとほうれん草のホワイトクリームシチューを作ってみた。
キノコとほうれん草のホワイトクリームシチュー
用意した材料はこんな感じ。

レシピ
- ホワイトソース 1缶(290g)
- 鶏もも肉 200g
- 玉ねぎ 1個
- じゃかいも 小6個
- にんじん 1本
- ミニエリンギ 100g
- ほうれん草 2株
- 牛乳 300ml
- 塩 小さじ1/2
- 胡椒 適量
- バター 15g
今回使用したのはハインツのホワイトソース缶。
作り方
手順
- 玉ねぎ、じゃがいも一口大にカット、にんじんを乱切り、ほうれん草を3等分、エリンギを縦にカットしておく
数枚程度、ほうれん草を細かくカットしておく。
- 鶏肉に塩胡椒を軽く振り揉み込む
- フライパンにバターを溶かし、鶏肉を皮目から焼き色がつかない程度に中火で両面焼く
- 玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを加えて炒める
- ホワイトソース、牛乳を加えて弱火で10分ほど煮込む
- ほうれん草とエリンギを加えてさら5分煮込む
- 塩胡椒で味を整えたら完成
玉ねぎ、じゃがいもを一口大にカット、にんじんを乱切りにする。
ほうれん草は3等分ほどの長さにカットして、エリンギは縦にカットして適度な大きさにしておく。

鶏肉に塩胡椒(小さじ1/2)を振り、よく揉み込んでおく。

フライパンにバター(15g)を溶かし、鶏肉を皮目から中火で焼く。

この時に焼き色がつかないように全面を焼いておく。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎを加えて、全体に油が絡むように炒める。

ホワイトソース、牛乳を加えたら蓋をして弱火で10分ほど煮込む。
焦がさないように時々混ぜておく。

細かくカットしたほうれん草、残りのほうれん草とエリンギを加えてさらに5分煮込む。


仕上げに塩胡椒で味を整えたら完成。
濃厚なコクと野菜の甘みに鶏肉の旨味感じる
完成したのがこれだ。

ほうれん草を大きめにしたので存在感が抜群。
シチューの白に色鮮やかさな野菜が映える。

さっそくひとくち。

濃厚クリーミーで、野菜の旨み溶け出している。
ホクホクのじゃがいもにシャキッとしたエリンギの食感のアクセント、鶏肉はホロリと柔らかだ。
野菜の甘みにコクも増し、塩胡椒に旨みが引き立つ。
※仕上げに塩を小さじ1/2追加
味変に粉チーズとタバスコを加えてみる。

タバスコの酸味と辛味が旨みをより一層引き立てる。
チーズの芳醇な香りとコクがいい仕事している。
さらに黒胡椒でスパイシーな味わいにしても旨い。
最後に
キノコとほうれん草のホワイトクリームシチュー作ってみた。
季節の野菜をたっぷり加えた色鮮やかな
濃厚クリーミーなシチューに溶け出す、キノコや鶏肉・野菜の旨みがたまらない。
寒い季節に体もポカポカと温まる。
パンもいいけど、ご飯のおかずにも最適。
まだまだ寒い季節が続くので、そんな日にはシチューとかいかが?
2024/3/3
タコライス。沖縄ご当地グルメを手作りサルサとチリビーンズで作ってみた
タコライス。 沖縄県発祥のご当地ソウルフードで、県内いたるところで提供され地元民から観光客にも人気のグルメ。 白米の上にタコミートをのせ、サルサやチーズなどをかけて食べる料理で、タコスの「タコ」と「ライス」から命名された。 決してタコ飯のことではない。 沖縄県金武町きんちょうの新開地、米軍基地キャンプハンセン前にある飲食店街、そこにあった2015年6月29日に31年の営業に幕を閉じたパーラー千里。 タコライス誕生の1984年当時、海兵隊に安価でボリュームのある食事を味わってほしいということから、タコスの具 ...
ReadMore
2024/3/3
チリビーンズ。スパイシーな味がクセになる!アメリカ南部発祥のメキシコ風豆料理
チリビーンズを知っているだろうか? 挽肉と豆をトマトとともにチリスパイスで煮込んだ豆料理のこと。 アメリカ南部のテキサス州やニューメキシコなどが発祥のテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)。 トマト風味のピリ辛スパイシーな味わいが、そのまま食べたりトルティーヤで挟んで食べたり、ハンバーガーやホットドッグの具材や、なんだったらパスタやご飯に合わせることもできる。 チリコンカンとチリビーンズの違いについて話題になることがある。 両者は非常に似ているが、前者は唐辛子を使った肉などの具材が入った唐辛子料理な ...
ReadMore
2024/3/3
サルサがあればなんでもできる!?メキシカンサルサドッグ
ホットドッグ、それは縦長のパン「ドッグロール」に切れ目を入れ、ソーセージや野菜をサンドした料理の総称。 起源はドイツの『フランクフルター』とされ、フランクフルトで生まれた『フランクフルトソーセージ』をパンに挟んで食べるのが始まりとされる。 のちに1847年にドイツのコーブルグにある、食肉業者ヨハン・ゲオルク・ホヘーナーが発案したソーセージ料理であると公表される。 ※諸説あるが 19世紀、ドイツからアメリカへの移民達によってアメリカへ伝えられたのがキッカケとなり、現在アメリカを代表する料理のひとつとなった。 ...
ReadMore
2024/3/9
メカジキのバターソテー サルサ仕立て。バター香る旨味濃厚メカジキにピリ辛で酸味きいたトマトソース
メカジキ、それはカジキマグロ(※マグロではない)とも呼ばれる、バショウカジキ目メカジキ科に分類されるカジキの一種のこと。 その突出した槍のように長い上顎(吻)が特徴的で、その見た目通りに獰猛で船舶やクジラなどの大型魚にも突進するほど。 味はマカジキには劣るが、身がしっかりしているため煮付けやフライ、ムニエルなどの料理に重宝される。 カジキといえばバターソテーが旨い。 そう言われて最初に頭に浮かぶのが、バターをスプーンですくいながら炒める光景、バターソテーはオイリーで旨味が引き立ち美味しい。 今回はそんなメ ...
ReadMore
2024/3/11
須永水産監修『ばちまぐろ切り落とし』。氷水解凍法を試したら刺身が旨すぎた
栃木県小山市にある「餃子番長小山支店」で販売中の、須永水産監修『ばちまぐろ切り落とし』。 館林市生まれの餃子番長が、地元館林市の須永水産とのコラボにより、専門店が監修のもと、超低温冷凍庫で仕込み後に真空で即冷凍したという鮮度抜群の一品。 そのまま解凍して食べるのもいいけれど、今回は「氷水解凍法」で解凍して食べてみた。 これが嫌なクセが全くなく、濃縮したマグロの旨みを堪能できる至高の解凍法だった。 そのまま食べるのもいいけど、今回は漬けマグロ丼にして食べてみた。 氷水解凍法でばちまぐろを解凍してみた 冷凍ま ...
ReadMore
2024/3/3
タコライス。沖縄ご当地グルメを手作りサルサとチリビーンズで作ってみた
タコライス。 沖縄県発祥のご当地ソウルフードで、県内いたるところで提供され地元民から観光客にも人気のグルメ。 白米の上にタコミートをのせ、サルサやチーズなどをかけて食べる料理で、タコスの「タコ」と「ライス」から命名された。 決してタコ飯のことではない。 沖縄県金武町きんちょうの新開地、米軍基地キャンプハンセン前にある飲食店街、そこにあった2015年6月29日に31年の営業に幕を閉じたパーラー千里。 タコライス誕生の1984年当時、海兵隊に安価でボリュームのある食事を味わってほしいということから、タコスの具 ...
ReadMore
2024/3/3
チリビーンズ。スパイシーな味がクセになる!アメリカ南部発祥のメキシコ風豆料理
チリビーンズを知っているだろうか? 挽肉と豆をトマトとともにチリスパイスで煮込んだ豆料理のこと。 アメリカ南部のテキサス州やニューメキシコなどが発祥のテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)。 トマト風味のピリ辛スパイシーな味わいが、そのまま食べたりトルティーヤで挟んで食べたり、ハンバーガーやホットドッグの具材や、なんだったらパスタやご飯に合わせることもできる。 チリコンカンとチリビーンズの違いについて話題になることがある。 両者は非常に似ているが、前者は唐辛子を使った肉などの具材が入った唐辛子料理な ...
ReadMore
2024/3/3
サルサがあればなんでもできる!?メキシカンサルサドッグ
ホットドッグ、それは縦長のパン「ドッグロール」に切れ目を入れ、ソーセージや野菜をサンドした料理の総称。 起源はドイツの『フランクフルター』とされ、フランクフルトで生まれた『フランクフルトソーセージ』をパンに挟んで食べるのが始まりとされる。 のちに1847年にドイツのコーブルグにある、食肉業者ヨハン・ゲオルク・ホヘーナーが発案したソーセージ料理であると公表される。 ※諸説あるが 19世紀、ドイツからアメリカへの移民達によってアメリカへ伝えられたのがキッカケとなり、現在アメリカを代表する料理のひとつとなった。 ...
ReadMore
2024/3/9
メカジキのバターソテー サルサ仕立て。バター香る旨味濃厚メカジキにピリ辛で酸味きいたトマトソース
メカジキ、それはカジキマグロ(※マグロではない)とも呼ばれる、バショウカジキ目メカジキ科に分類されるカジキの一種のこと。 その突出した槍のように長い上顎(吻)が特徴的で、その見た目通りに獰猛で船舶やクジラなどの大型魚にも突進するほど。 味はマカジキには劣るが、身がしっかりしているため煮付けやフライ、ムニエルなどの料理に重宝される。 カジキといえばバターソテーが旨い。 そう言われて最初に頭に浮かぶのが、バターをスプーンですくいながら炒める光景、バターソテーはオイリーで旨味が引き立ち美味しい。 今回はそんなメ ...
ReadMore
2024/3/11
須永水産監修『ばちまぐろ切り落とし』。氷水解凍法を試したら刺身が旨すぎた
栃木県小山市にある「餃子番長小山支店」で販売中の、須永水産監修『ばちまぐろ切り落とし』。 館林市生まれの餃子番長が、地元館林市の須永水産とのコラボにより、専門店が監修のもと、超低温冷凍庫で仕込み後に真空で即冷凍したという鮮度抜群の一品。 そのまま解凍して食べるのもいいけれど、今回は「氷水解凍法」で解凍して食べてみた。 これが嫌なクセが全くなく、濃縮したマグロの旨みを堪能できる至高の解凍法だった。 そのまま食べるのもいいけど、今回は漬けマグロ丼にして食べてみた。 氷水解凍法でばちまぐろを解凍してみた 冷凍ま ...
ReadMore
2024/3/3
タコライス。沖縄ご当地グルメを手作りサルサとチリビーンズで作ってみた
タコライス。 沖縄県発祥のご当地ソウルフードで、県内いたるところで提供され地元民から観光客にも人気のグルメ。 白米の上にタコミートをのせ、サルサやチーズなどをかけて食べる料理で、タコスの「タコ」と「ライス」から命名された。 決してタコ飯のことではない。 沖縄県金武町きんちょうの新開地、米軍基地キャンプハンセン前にある飲食店街、そこにあった2015年6月29日に31年の営業に幕を閉じたパーラー千里。 タコライス誕生の1984年当時、海兵隊に安価でボリュームのある食事を味わってほしいということから、タコスの具 ...
ReadMore
2024/3/3
チリビーンズ。スパイシーな味がクセになる!アメリカ南部発祥のメキシコ風豆料理
チリビーンズを知っているだろうか? 挽肉と豆をトマトとともにチリスパイスで煮込んだ豆料理のこと。 アメリカ南部のテキサス州やニューメキシコなどが発祥のテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)。 トマト風味のピリ辛スパイシーな味わいが、そのまま食べたりトルティーヤで挟んで食べたり、ハンバーガーやホットドッグの具材や、なんだったらパスタやご飯に合わせることもできる。 チリコンカンとチリビーンズの違いについて話題になることがある。 両者は非常に似ているが、前者は唐辛子を使った肉などの具材が入った唐辛子料理な ...
ReadMore
2024/3/3
サルサがあればなんでもできる!?メキシカンサルサドッグ
ホットドッグ、それは縦長のパン「ドッグロール」に切れ目を入れ、ソーセージや野菜をサンドした料理の総称。 起源はドイツの『フランクフルター』とされ、フランクフルトで生まれた『フランクフルトソーセージ』をパンに挟んで食べるのが始まりとされる。 のちに1847年にドイツのコーブルグにある、食肉業者ヨハン・ゲオルク・ホヘーナーが発案したソーセージ料理であると公表される。 ※諸説あるが 19世紀、ドイツからアメリカへの移民達によってアメリカへ伝えられたのがキッカケとなり、現在アメリカを代表する料理のひとつとなった。 ...
ReadMore