スパイスの調合を始めてから7年、なんとなく麺に合うスパイス作りたいなと考えから試作までおよそ1年が過ぎた。
カレーっぽさも無く、それでいてスパイス感がしっかり感じられつつも奥深い味になる調合ができないものか。
ついにそれなりのものを完成させることができた(気がする)。
これを『麺に合うスパイスver.2.0』と呼称しよう。
作ったはいいけど、何はともあれ麺に合わせてみないことには始まらない。
まずは手軽なところでパスタに合わせてみることにした。
目次(タップできる)
麺に合うスパイスver.2.0
頭で描いていた配合と間違えてしまって、偶然完成したそれっぽいやつ。
通称『麺に合うスパイス』、その配合はこんな感じ。
麺に合うスパイスver.2.0
・クミン 大さじ1
・コリアンダー 大さじ2
・クローブ 大さじ1
・ブラックペッパー 大さじ1
・カルダモン(中身) 大さじ1/2
・花椒 大さじ1
・ジンジャーパウダー 大さじ1
・オニオンパウダー 大さじ1
・ ガーリックパウダー 大さじ1
・オレガノ 大さじ1
・カイエンペッパー 大さじ1
・フェネグリーク 大さじ1
辛さがきいているので、カイエンペッパーは好みで調整すると辛さとビター感が抑えられていいかもしれない。
辛さは加えずにパプリカパウダーに変更しても面白そうだ。
スパイストマトパスタ作ってみた
スパイスの試作版も完成したことだし、さっそく麺に合わせてみよう。
ちょうどパスタがあったので、今回は『スパイストマトパスタ』でも作ってみよう。
用意した材料はこんな感じ。
材料
・パスタ 1人前
・特製スパイス 大さじ1
・輪切り唐辛子 適量
・にんにく 1片
・トマトペースト 1個
・松の実 適量
・塩コショウ 適量
・オリーブオイル 大さじ3
・ペコリーノ・ロマーノ 適量
さっそく作ってみよう。
ポイント
- パスタを茹でる
- フライパンにオリーブオイルを入れニンニクと唐辛子を炒めて風味をつける
- スパイスを加えて香りがたつまでテンパリング
- トマトペーストを入れて軽く火を通す
- パスタを入れて絡める
- 皿に盛りつけペコリーノ・ロマーノをかければ完成
まずはパスタを茹でておく。
その間にオリーブオイルをフライパンに投入、細かくカットしたニンニク、輪切り唐辛子を投入し、香りが立つまで中火で炒める。
次にスパイスを投入、香りがたつまで軽く炒める。
次にトマトペーストを投入して適当に茹で汁で調整しながら火を通しておく。
塩コショウ(あまり濃くするとチーズの塩気で塩辛くなってしまう)で味を微調整し、パスタを投入してよく絡める。
皿に盛り付けて、ペコリーノ・ロマーノをふりかけ黒コショウ、お好みでパセリなどを振りかければ完成。
食べてみた
さて味はどうだろう。
スパイスの芳醇な香りがただよう。
食べてみると、これがなかなかにスパイシー。
スパイスの複雑な香りにしっかりとした辛みにビターなアクセント。
そこにトマトの酸味と甘み、ニンニクのコク感が加わり後を引く。
ペコリーノ・ロマーノの塩気に濃厚な風味がまたいい仕事をしていて、松の実の食感もいいアクセントになっている。
最後に
試作バージョン2.0号の『麺に合うスパイス』を作ったのでパスタで試ししてみた。
想像以上に辛味がきいていて、マニアックな味に仕上がってしまった。
もしかしたら輪切り唐辛子を入れすぎたのかもしれなが、これはカイエンペッパーの量を微調整する必要があるかもしれない。
次回はラーメンで試してみて、その仕上がり具合を見て判断しよう。