名古屋名物グルメの一つとして有名な「台湾ラーメン」、その発祥である中国料理の味仙。
台湾ラーメン以外にも本格的な中国料理がリーズナブルに味わえると、観光客にも大人気のお店だ。
創業60余年の味仙は名古屋市内でも10店舗ほどある。
創業当時に誕生した台湾ラーメンは、名前に台湾の名を冠してはいるが、正真正銘の名古屋発祥のオリジナル料理。
激辛で低カロリーなところも人気の一つでもある。
今回訪問したのは、2019年で創業20年を迎えた味仙矢場店。
味仙矢場店
ここが今回訪問した味仙矢場店。
味仙ビルの前には待ち客が15名ほど待機していた。
店内のキャパは結構あるのにこの待ちとか、さすがは人気店なだけはある。
店内でウエイティングボードに記入に行くと、待ち客は5組以上はいる様子。
2019年9が21日22時に訪問
実は昨年もお店の前まで来たが、同行者の並びたくないオーラに負けて断念した。
行列などに尻込みしていては美味いものなんか食えない。
今回ついにその味を堪能できる日がやってきた。
アクセス
アクセス詳細
住所 愛知県名古屋市中区大須3丁目6-3
地下鉄名城線 矢場駅 4番出口より450m(およそ6分)
地下鉄名城線・鶴舞線 上前津駅 12番出口より550m(およそ7分)
駐車場 無し
店内
店内入るとすぐ左手にレジカウンターがあり、手前にウエイティングボードが設置されている。
広いホールに4人から6人掛けのテーブル席が20卓ほど、2階、3階にも同様の席があるようでトータル364席ほどのキャパを誇る。
左手には広い厨房があり沢山の人が忙しそうに働いている。
ホールには外国人スタッフを中心にあちこちで忙しそうにオーダーを受けたり、料理を運んだりと忙しそう。
これだけの数をこなすのだから大変そうだ。
5分ほどで名前を呼ばれ店内へ。
相席での利用当たり前で、今回は6人掛けの席へと案内される。
席に着くと、元はビールか何かの瓶だろうか、瓶入りの水とおしぼりを配られる。
この独特な感じがまたいい。
味仙矢場店のメニュー
さっそくメニューを物色。
2019年9月時点
なかなかの品ぞろえにどれを注文しようかと悩む。
名物の台湾ラーメン、辛さひかえめのアメリカンと色々とツッコミどころがあるがまぁいいだろう。
味仙ラーメン(アサリ麺)も美味いという話なので、実は非常に興味がある。
味仙の料理を堪能
まぁ今回は2泊3日の旅だ、慌てずともまだチャンスはある。
今回は定番の人気メニューから色々と食べてみた。
提供には時間がかかるのでまとめて注文しておくと間違いない
青島ビール
まずは青島ビールで喉を潤す。
青島ビール 490円
その場のノリで注文したけど、よく考えてみたらビールって苦手なんだよな。
と思いながら飲んでみると意外と飲みやすい。
キンキンにひ以下略
その場の雰囲気もあったかもしれないが、油こってりの味付け濃いめな料理に合う。
四川風じゃがいも
一品目は四川風じゃがいも。
四川風じゃがいも 440円
冷たくてシャキシャキのじゃがいも、ピリッとした唐辛子の辛みに酸味がしっかりと効いたすっきりした味わい。
これはまたビールがススム。
アサリ炒め
2品目はアサリ炒め。
アサリ炒め 650円
ピリ辛でニンニクと醤油の効いた一品。
アサリの身はプリっとしつつもトロっとした食感で、無限に食べられそうなやつ。
濃いめの味付けなので、このスープをご飯にぶっかけたり、麺で食べたらきっと激ウマだろう。
これはやばい、塩分摂り過ぎになりそうだけど、アサリの旨味が染み出したスープを飲む手が止まらない。
青菜炒め
3品目は青菜炒め。
青菜炒め 650円
ニンニクが効いた塩気しっかりめな味付け。
炒め油がっつりだけど、青菜の苦みで後味すっきり。
トロトロと柔らかな食感に箸がススム。
チューハイレモン
ここらで趣向を変えてチューハイレモン。
チューハイレモン 440円
瓶チューハイを氷入りジョッキに自分で注ぐパターンのやつ。
レモンの酸味と酸味、甘味がすっきりとして油っこい料理との相性抜群。
手羽先
4品目は手羽先(1人前4本)。
手羽先 440円
タレがしっかり絡んでいて、表面テラテラとしてやばそうだ。
周囲の人達はみんな手づかみで食べて、手がベトベトで大変そうだったがぶっちゃけ箸だけで余裕で食べることが可能だ。
伊達に愛知に4回も来てはいない。
まず最初に関節部分をパクリといく。
あとは反対側を箸で掴みつつ噛みながら引っ張りばこの通りスルリと身がとれる。
是非試してみて欲しい。
ピリ辛でコクのあるタレでしっかりと味付けされている。
ジューシーでコラーゲンあふれるテラテラな一品。
この濃いめの味付けとピリ辛感はクセになる。
焼売
5品目は焼売。
焼売 500円
※焼売は時間がかかる
アツアツジューシーで玉ねぎの甘味、肉の旨味あふれる一品。
からしと酢醤油でたべるとうまし。
手羽先おかわり
6品目は手羽先おかわり。
1人前なんかじゃ物足りない。
悪魔的に美味い。
手羽先、レモンチューハイ、手羽先、レモンチューハイの無限ループでもいいくらいだ。
ミニ台湾ラーメン
〆はミニ台湾ラーメン。
ミニ台湾ラーメン 380円
具材は挽肉、ニンニク、唐辛子、ニラ、もやし。
スープ表面にはニンニクと唐辛子の辛みが効いた油が分厚い層をつくる。
唐辛子が想像以上に効いていて、しっかりとした辛さがクセになる。
コクがあってそれでいてキレのあるスッキリしたスープだ。
プリパツな麺に絡む唐辛子やニンニクの風味。
勢いよく啜るとむせそうになる刺激感。
もやしのシャキシャキ食感がまた絶妙なアクセント。
これは台湾ラーメンに必要不可欠な要素と言っていいほど。
濃いめの味付けなので、〆にはミニぐらいで丁度いい。
最後に
名古屋旅の初日夜のハシゴ酒2軒目で訪れたのは味仙矢場店。
この一人ならではの、誰に気兼ねすることなく食べたいものを好きなように注文するという楽しさ。
気づけば1時間半が過ぎ、思わず色々と食べすぎてしまった。
3件目に行くつもりだったが、満足感は十分すぎるほど。
また名古屋旅に来た時には候補に入れておきたいお店のひとつ。