肉料理とジビエ料理とワインの堪能できるレストランPorco Rosso-ポルコ・ロッソ-に行ってきた。
栃木市大平町の新大平下駅近くにあるプラッツおおひらにアットホームな感じでありながらも、ジビエといった本格的な料理とワインを楽しめるお店がある。
実はこのお店、前から存在は気づいていたがこれまでずっとピザ専門店と思っていた。
これが訪問してみれば、ピザどころではなく本格的な肉料理やジビエを楽しみながらワインを嗜むことのできるレストランだった。
目次(タップできる)
Porco Rosso-ポルコ・ロッソ-
目立った飲食店の少ない栃木市大平町において思わぬ名店が潜んでいるのが、東武日光線の新大平下駅東口横にあるプラッツおおひら。
その中の一角にあるのが今回訪問したPorco Rosso-ポルコ・ロッソ-。
店舗入り口に掲げられた「ピザの店」という看板。
訪問したことの無い人がピザ専門店と勘違いするのもうなずける。
きっとその先入観から思わぬ名店に出会うキッカケを失っている人は少なからずいるはずだ。
ちなみに入り口黒板には本日のおすすめ的なメニューが掲げられている。
この時は北海道産のヒグマが入荷したとのことで、ヒグマのソテーがメニュー入りしていた。
もうこの段階で田舎のちょっとしたレストランどころのスペックではない。
2015年8月2日にオープンしたお店
小山市のハンバーガー店のクロコダイルダイナーで働いていたという経歴を持つ店主。
アメリカンからイタリアンへの転身を果たしたわけだが、このお店の凄いところは大平町という田舎にあって本格的な肉料理を堪能できるだけでなく、ジビエ料理まで楽しめてしまうというのが驚きだ。
店主自ら仕入れたこだわりの食材で作る肉料理、そしてその料理に最適なワインを提供するこだわりお店。
そう聞くと敷居の高いお店に思いがちだが、ファミリー層も気軽に訪問できるアットホームなレストランになっている。
ポルコロッソの店内
店内入ると正面に厨房がありその正面にはカウンター席が3席ほど。
L字型のホールは窓際は小上がりになっていて4人掛けの座卓が2卓、奥側右手に4人掛けのテーブル席が3卓。
訪問したのは土曜の19時過ぎだが、家族連れや団体での利用客など常時席が一杯の状態が続いていた。
そしてなにより、カウンター席があるのでおひとり様での利用ができるのが嬉しい。
ちなみに店名の由来は言うまでもない。笑
ポルコロッソの豊富なメニュー
メニューはもちろんピザも豊富に揃っているのでピザを目当てに訪問するのもアリだが、やはりここで食べたいのは肉料理だろう。
仕入れによって変わるであろう肉料理は看板メニューとしてまとめられたものが提供されるので、そこからチョイスする仕組みになっているようだ。
栗豚、エゾ鹿、黒毛和牛、子羊にヒグマ、ロバ肉にハト肉とバリエーションがガチすぎる。
画像は無いがワインだけでも数十種類はあった気がする。
一品もののフードメニューなどは壁に掛けられた黒板に掲示されている。
興味をそそられるメニューが多い。
色々食べてみた
まずは食前酒的にチョイスしたのは最近マイブーム中のサングリア(500円)。
赤ワインベースのサングリアで、芳醇な香りはそのままに甘味があって美味い。
これはグビグビいけてしまいそうでやばいやつだ。笑
調理は30分から40分ほどかかるので前菜的にチョイスしたのはカプレーゼ(700円)。
トマトにモッツァレラチーズ、バジルの葉をちぎったものにたっぷりのオリーブオイルと粗挽きな黒胡椒がふられている。
口に含むと黒胡椒の風味とオリーブオイルの香りが広がる。
もっちりした食感でコクのあるチーズにトマトの酸味がさっぱりしていて美味い。
オリーブオイルはまったくクセがなくなんだったら飲めそうだ。笑
追いフレッシュ黒トリュフ
対象メニユーには600円プラスでフレッシュ黒トリュフをかけることができる。
もちろん追い黒トリュフしてもらった。
なにこれ最高すぎる。
その場でふんだんにスライスしてくれるこのサプライズ感たまらない。
プラス600円でこれとか贅沢すぎる。
エゾ鹿ランプ肉のソテー
今回チョイスしたのはエゾ鹿ランプ肉のソテー150g(1,680円)。
イチジクの風味に赤ワインとカシスを使用した酸味と甘味のあるソースにマッシュポテト、その上にエゾ鹿のランプ肉のソテー。
そしてカットしたイチジクの実、クレソンが添えられている。
で、黒トリュフをふんだんにかけてもらったら完成。
トリュフの独特の芳醇な香りがただよう。
焼き加減はミディアムからミディアムレアぐらい。
さっそくひとくち。
柔らかくてキメの細かい肉質で、とても瑞々しくてジューシーだ。
甘酸っぱいソースにイチジクの甘味が絶妙。
ねばりのあるマッシュポテトを添えて食べるとより一層美味い。
時折感じる生胡椒の実のピリッとしたスパイス感がいいアクセントになっている。
で、すかさず赤ワインを頂く。
最高。
初めてジビエ料理とやらを食したがクセもなく食べやすいし、むしろ牛肉よりも食べやすくていいかもしれない。
北海道産ヒグマのソテー
そして同行した通称サングラスの人か注文したのは、北海道産ヒグマのソテー140g(2,500円)。
ほどよい脂ののり加減でジューシーそうでとても美味そうだ。
こちらも追い黒トリュフをしたら完成。
ひとくち食べてみた。
見た目とは裏腹になかなか独特な風味があってクセのある味だ。
柔らかくて噛むほどに旨味があふれてくる。
が、ちょっと苦手な味だった。
これこそワインを飲みながら食べるにはもってこいかもしれないな。
〆のコーヒー
〆にコーヒー(300円)をいただく。
酸味弱めで苦味の効いたコーヒーがいい感じにすっきりリセットしてくれる。
最後に
今回初めてジビエ料理を堪能したが、こんな美味いものが大平町で食べられるとは思いもしなかった。
駅から歩いて30秒の好立地なのでアクセスしやすいのもいいところ。
今の時期なら駅前での光のページェントも堪能できるので、彼女と夜景を堪能してそのままレストランで美味しい料理を楽しむなんてのもアリなんじゃないだろうか?
豊富な品ぞろえのピザから本格的な肉料理やジビエ、ワインが楽しめるお店でありながも、アットホームな雰囲気で気兼ねなく訪れることのできるポルコ・ロッソ。
栃木市大平町でおすすめのお店。