ソフトバンクでスマホを4年縛りで買い替えてみた。
先日、突然iPhome8の電源が落ちた。
何をしても回復することもなく、途方に暮れていたら何事もなかったかのように「ブー」という音とともに起動し、それから1週間平和な日常が続いていた。
ところがそれは突然やってくる。
何気なくiPhoneのホームボタンを触ると何の反応も示さない。
それはまるで気になるあの子にアタックをしたら、そっけない態度でまったく相手にされず絶望した時ぐらいに。
※経験があるとは言っていない。笑
案の定何をしてもスマホが反応してくることはなかった。
せっかくなのでこれを期にスマホを買い替えてみた。
その時に利用したのがいわゆる4年縛りの半額サポートだ。
いまいちどういうことかわからない人も多いので解説してみよう。
※ソフトバンクでiPhone買い替え編
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目次(タップできる)
故障時の選択肢
そもそもiPhoneが故障した時には選択肢がいくつかある。
故障内容は大まかには
・ユーザー不注意による故障や破損
・機器的に問題による故障
この二つに分けられる。
落下などによる破損といったユーザー不注意による故障や破損の場合は、基本的には修理代金を支払って修理することになる。
機器的な問題による故障は、バッテリーの消耗、機器不良が原因などによる自然故障といったもので、意外と無料で本体交換なんてことも多い。
※いづれも条件や使用期間などによる
ソフトバンクなら「あんしん保証パック with AppleCare Services」を利用していれば保証をしてもらえる。
例 iPhone8 月額896円、iPhoneX 月額1,252円
サービス料金
出典:ソフトバンク
※新規契約、機種交換時にのみ申し込み可能。
保証内容
出典:ソフトバンク
今回のようなケースは自然故障になるので無償にて修理してもらえる。
まぁぶっちゃけ新品交換。
選択肢1:修理依頼
せっかくお金を払って保証サービスを利用しているのだから、無償もしくは安く修理してほしい。
だが、今回ソフトバンクショップに行って聞いてみると、修理は直接Appleに問い合わせるかApple製品正規修理店に依頼しないといけないらしい。
栃木市近辺では宇都宮市のFKD内にあるカメラのキタムラが対象店らしい。
直営店や正規修理店に15時までに持ち込めば当日に修理は完了するというのはありがたいが、それでなくても平日の夜に行くのはさすがにダルいし、翌日にまた行くのも非常にダルい。
当日修理が完了するからとこのまま週末までスマホ無しで我慢というのもかなりきつい。
Apple直営店に依頼すると郵送をしないといけないのでさらに日数が必要になる。
だが、どうやらソフトバンクで仮のスマホを貸し出してくれるというので、それを利用すればとりあえずはスマホロス(笑)にはならないで済む。
金銭的に無駄に経費をかけたくない人は修理依頼をするのがベスト。
デメリット
大事なデータをロストする可能性がある。
選択肢2:機種交換
機種代金の支払が終わっているなら、いっそのことこれを期に機種交換をしてしまうのも手だ。
スマホは2年以上使用しているとどうしてもバッテリーが消耗する。
無理して使い続けるのも不意の故障で大事なデータをロストしかねないので、思い切って機種交換してしまおう。
デメリット
本体に残ったデータはロスト。
本体にアクセスできるならデータを救出できるが、今回のような場合にはもう完全に終了。
当然買い替えた本体の料金が発生する。
定期的なバックアップを忘れずに
いずれも定期的にiTunesやiCloudに定期的にバックアップしておけば、最悪でもその段階までは復帰させることができる。
故障でアクセス不能になる直前のデータはどうにもならないが、すべてロストするよりはいいはずだ。
バックアップ方法はさまざまなのでなにを優先するかで選ぶといいだろう。
iTunes
完全にバックアップが可能。
復元するだけでほぼ同じ状態にもどる。
※機種変更の場合は機種変更手続が必要なアプリもある。
デメリット
・暗号化する必要があり、この時に設定したパスワードを忘れると対処不可になり、1から設定することになる。
※対応策については前記
・パソコンが必要
iCloudでバックアップ作成
iPhone内の設定やデータをバックアップすることができる。
5GBまで無料で利用できる。
デメリット
・容量が多くなると有料サービスを利用する必要がある
・パスワードなどの重要なデータは保存できない
【必読】iPhoneの写真を完全に削除してしまわないための対処方法まとめ
Googleフォト
容量無制限で写真や動画を保存し放題。
自動バックアップ機能があるので保存忘れも回避できる。
設定とかパスワードはどうでもいいけど、画像や動画はロストしたくない人にはいい。
デメリット
・10GB以上に動画は保存できない
・短時間で数十GB単位の送信をすると一時制限がかかる
・画像と動画しかアップできずRAWファイルは保存できない
・元のサイズで保存を選択すると15GBまでしか使用できないので容量を圧迫
・高画質で保存を選択すると無制限だが、圧縮(劣化)されるので完全にもとのデータと同じではない。
※気にならない人なら問題ないレベル
Amazonプライムフォト
Amazonプライム会員が使用することのでき、写真や動画を無劣化(無圧縮)で保存でき、自動アップロードで保存することもできる。
PCからも保存ができるため、写真は無制限だが動画は5GBまで保存が可能。
デメリット
・プライム会員(年会費3,900円)に入る必要がある
※会員サービスを有効活用していれば安いくらい
・動画は5GBまでの制限
それぞれがサービスに特徴があるので、いくつかを組み合わせたりすると利便性は向上するはずだ。
どちらにしても定期的なバックアップやデータの外部への保存はちやんとしておくことで、最悪の自体だけは回避することが可能。
4年縛りの半額サポートで機種変更してみた
今回はもちろん4年縛りの48回払いを選択したわけだが。
最近のiPhoneはとにかく高い。
高機能、高品質になって便利になればなるほどその値段は上がっていく。
最新機種のiPhoneX MAXの最高機種である512GBにいたって本体価格192,960円とパソコンが買えてしまうような値段。
2年縛りにしても月々8,040円(×24回払い)となかなかバカにならない料金になってきた。
そこに利用費が加わったら余裕で10,000円を超えてしまう。
そんな時に登場したのが、4年縛り契約。
支払回数が倍の48回になったことで、月々4,020円と許容できる範囲になる。
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48回買い払いで購入
今回はiPhoneXsの256GBを48回払いにして購入してみた。
なぜ512GBにしなかったか?
ぶっちゃけどうやってもそんな容量使い切れないからだ。
無尽蔵に画像や動画、音楽、アプリなどを入れておくならまだしも、PCもあるのにわざわざそんなことはしない。
それにやはり容量が空いているほど動作が軽いからという理由もある。
料金はこうなる。
・一括払い 155,040円
・24回払い 6,460円×24回
・48回払い 3,230円×48回
3,000円台ならお財布にも厳しくないので購入しやすい。
ただ、問題は4年も使い続けられるのかどうか。
そんな長い間使用していたらバッテリーも劣化するし故障も多くなるかもしれない。
そこで登場するのが半額サポート。
半額サポートがやばい
48回払いを選択した時の利用できるキャンペーンが半額サポート。
対象となる48回縛りの機種を最低25か月使用することで、残り24回分の支払いが免除されるというもの。
まさに半額サポート。
同一キャリアを常に利用し、iPhoneの新機種が発売するごとに2年に一度機種変更をしているなら利用しない手はない。
これまでのルールでは一度この半額サポートを利用するには、機種変更時に反駁サポートに再加入しないといけなかった。
この条件が問題になると、総務省から行政指導および要請が実施され、同時に公正取引委員会から独占禁止法上の問題になると指摘された。
※11月29日より適用
このルール変更により、ユーザーが利用しやすくなった。
半額サポートの凄いところは、25か月後の機種変更時点で未払い分の本体料金をソフトバンクがすべて負担してくれるという点。
すなわち
・48回払い 3,230円×24回支払で機種変更
本体代77,520円
・全額支払い後下取り 155,040円-63,600円(24回分割)※現在の価格として
本体代91,440円
となり、2年ごとに機種変更した方がお得になる。
実際は4年以上経過すれば下取り額は大幅に下がっているはずなので、こんな差額どころではないはず。
下取りして機種変更するなら結局は最低でも4年間(条件による)は利用し続けることになる。
そもそも4年も使用したらバッテリーなど様々なところに限界がくるだろうし、破損させる危険性も増す。
破損修理となればさらに旨味がなくなる。
ちなみにこのサービスだが別に2年ごとに機種変更しなくちゃいけないわけではなく、25か月後ならいつでも可能になる。
期間が長くなればなるほどお得感は減るので、必然的に25か月目に機種変更するのが当たり前になるだろう。
※機種変更しなくてもいい
月々割で毎月の支払が減額※2019年1月31日廃止
ここに月々割が加わることでさらに分割料金が減額される。
イメージとしてはこんな感じ。
出典:ソフトバンク
パッと見は毎月の利用料金が割引されているように見えるが、実際のところは携帯の文初支払金の割引を利用料金から割引しているといことになる。
なので分割支払金が無くなった時点で割引も消滅する。
※割引額は契約状況による
また、今後月々割を利用しているユーザーが機種変更を行った時点で月々割が廃止となるので、今のうちに機種変更を行っておくといい場合もある。
ちなみに24回払いで利用し、途中で本体代金をすべて支払ったとしてもこの割引は所定の回数まで継続される。
ただし、契約途中で機種変更をしてしまうと、回数に満たなくても終了となり、以後は機種変更を行った方で新たに適用となる。
今回のようなケースではこうなる。
・これまで
分割支払金 4,690円×24回
月々割 -2,810円
実質本体料金 1,880円×24回 45,120円
・これから
分割支払金 4,690円×12回
月々割 0円
実質本体料金 1,880円×12回+4,690円×12回 78,840円
※本体価格 112,560円
まぁぶっちゃけ33,000円もったいない。
ただあと1年待って機種変更をした時には月々割制度は終了(通話基本プランの2年契約なしでは継続)している。
その時には別のお得な制度が誕生しているかもしれないが、今よりお得かどうかも不明だ。
ならばということで今回は機種変更を選択した。
結果どうなったか。
iPhone8 4,690円×残12回
iPhoneXs 3,230円×48回
月々割 ‐1,525円×48回
実質本体価格 81,840円
下取りして通信料金を割引
現在使用しているスマホを下取りすることで、通信料金が24か月割引されるので、これも是非利用したい。
なにより4年縛りにしても割引が48回になるわけではなく、24回になっているあたりがよくできている。
下取り価格
対象機種 | 通常の製品 | 破損品 |
iPhoneX | 63,600円 (2,650円×24回) |
19,080円 (795円×24回) |
iPhone8 Plus | 39,600円 (1,650円×24回) |
11,880円 (495円×24回) |
iPhone8 | 33,360円 (1,390円×24回) |
10,080円 (420円×24回) |
iPhone7 Plus | 23,760円 (990円×24回) |
7,200円 (300×24回) |
iPhone7 | 13,680円 (570円×24回) |
7,200円 (300円×24回) |
iPhone6s Plus | 13,680円 (570円×24回) |
4,200円 (175円×24回) |
iPhone6s | 11,400円 (475円×24回) |
4,200円 (175円×24回) |
iphone 6 | 11,400円 (475円×24回) |
3,360円 (140円×24回) |
iPhoneSE | 7,200円 (300円×24回) |
3,360円 (140円×24回) |
iPhone5s | 2,400円 (100円×24回) |
2,160円 (90円×24回) |
iPhone5c | 2,400円 (100円×24回) |
720円 (30円×24回) |
iPhone 5 | 2,400円 (100円×24回) |
720円 (30円×2回) |
iPhone4s / 4 iPhone3GS / 3G |
2,400円 (100円×24回) |
720円 (30円×24回) |
※2018年9月18日以降の価格
※購入から30日間はその時点で最新だった価格表を採用
下取り条件
機種変更時にはスマホの買い取りを行ってくれるので、本体価格の値下げをすることが可能だ。
・下取り対象機種をソフトバンクで購入している
・下取り対象機種の査定を完了する
・ソフトバンクで機種変更をする場合のみ
・製造番号が確認でき、メーカーの保証対象外(改造など)ではない
・2017年6月30日移行にスマホデビュー割が適用された場合、次回機種変更まで下取り対象機種にできない
また以下の条件に当てはまる場合は下取りはしてもらえない。
・電源が入らない(スリープボタンが反応しない)
・初期化をしていない(アクティベーションロックを解除していない)
電源が入らないのは問題外として、初期化は個人情報保護の観点からも、各種アプリのセキュリティー上の問題からも必須だ。
操作自体はそんな難しくはない。
まずはアクティベーションロックを解除する。
※iOS7以降の機能
設定→iCloud→iPhoneを探すをオフ→AppleIDのパスワードを入力→オフにするを押す。
続いて初期化。
設定→一般→リセット→すべてのコンテンツと設定を消去→iPhoneを消去を2回続けて押す。
これでiPhoneは完全にまっさらな状態になる。
電源入ったら下取りしてくれる
今回電源が入らないため下取りの対象とならない。
だが、今後数日して電源が入った時に持ち込めば下取りしてもらえるという。
月額1,390円の値引きは大きいので利用したいところだ。
最後に
結果的に支払いはこうなる。
iPhoneXs 3,230円×24回
月々割 ‐1,525円×24回
下取り割引 -1,390円×24回
実質月々の本体価格 315円×24回 計7,560円
※割引は本体代ではなく利用費からマイナスされる
※2年後に半額サポートを利用したとして
本体をコレクションしているなら別だが、特にそんなこだわりがないならiPhoneXsが7,560円で手に入ってしまう。
ちなみに今回のケースだと、
iPhone8 4,690円×残12回
これがプラスされるので、1年間は5,005円の本体代支払い扱いと同等になる。
結果的に3,125円の支払い増というわけだ。
今回は2年縛りの途中での機種変更だったのであまりお得感は感じないが、これが2年縛り後の機種変更ならその効果はとんでもない。
ただし、これはキャリアを一切変更するつもりがなく、2年ごとに機種変更をしている人だからこそであり、2年に一度の機種変更しないほうがよっぽどコストは抑えられる。
それでもやはりずっと機種変更をせずに使用するのは無理があるので、自分の利用環境などを考えたうえでお得だと思う方を選ぶとよいだろう。