2018年、本日7月20日は土用の丑の日一の丑。
2020年土用の丑の日は2回。
一の丑 7月21日、二の丑 8月2日
土用の丑の日といったらコンビニ各社でうな重予約祭りが開催され、各社ともに予約の獲得に気合いの入る時期だ。
でも意外と予約をしなくても数量限定のうな重は普通に売っていたりする。
今回はそんなコンビニ各社で手に入れたうな重から、大手三社限定でいったいどこのコンビニが一番美味いのか食べ比べてみることにした。
ただし予約をせずに手に入るうな重限定なので、店舗によってランクに違いがある場合もある。
コンビニうな重
今回手に入れたうな重がこれ。
・ローソン 九州産うなぎ蒲焼重(1/2尾) 1,980円
・ファミリーマート 鹿児島県産うなぎ蒲焼重 特上 2,680円
・セブンイレブン うなぎ蒲焼重(中国産鰻蒲焼使用) 1,220円
セブンイレブンは予約購入以外ではこのうなぎ蒲焼重オンリーが大量に販売されていた。
それに引き換えファミリマートではそれぞれの個数は少ないものの、うなぎめし2種、うなぎ蒲焼重(中国産)、鹿児島県産の上、特上と圧倒的な品揃えでかなり有利。
※店舗によるので一概には当てはまらない
ボリューム感もやはり値段の差がそのまま反映されている分かりやすい構図だ。
ローソンの半身うなぎとセブンの1尾うなぎはサイズ感的には同等、ファミマは1尾まるまるで、単純にローソンうなぎの倍といったところ。
本来なら中国産しか店頭に売られていなかったセブンにランクを合わせるべきだろうが、基本的にうなぎが好きじゃないので全部不味いで終わってしまうので、そこはセブンイレブンには残念だったねとだけ先に言っておく。
そんなわけですでに結果は見えている感があるがさっそく食べ比べてみよう。
セブンイレブン うなぎ蒲焼重(中国産鰻蒲焼使用)
まずはセブンイレブンのうなぎ蒲焼重(中国産鰻蒲焼使用)。
もう国産じゃない時点で負け確定だけと、とりあえず食べてみよう。
一番小さい容器にも関わらず、小ぶりな鰻がまるまる1尾。
芳ばしい香りは若干インパクト弱め。
山椒に正田醤油のうなぎたれ。
さっそくタレと山椒をかけてみる。
タレは良い香りだが、山椒は「山椒です!」といった主張の強い香りだ。
さっそくひとくち。
ふっくらして柔らかではあるが、皮が固くて弾力がある。
味付け自体は甘すぎずほどよい。
だが芳ばしい香りは弱く、水っぽくて口の中に独特のくさみが残る。
鰻のくさみを誤魔化すように山椒の風味がとても強い。
個人的オススメ度★☆☆☆☆
ローソン 九州産うなぎ蒲焼重(1/2尾)
続いてローソンの九州産うなぎ蒲焼重(1/2尾)。
九州産のうなぎを使用し、タレにこだわり旨味とふっくら食感を重視しした国産うなぎの美味さを引き出した商品。
1尾→2/3尾→1/2尾と値段は下がるが基本的に品質は変わらず、2/3尾は腹の部分が1尾分と尾の部分が半身(商品により異なる)といった感じの構成、1/2尾は、腹と尾を半身づつといった構成(商品により異なる)となっている。
今回食べるのは
腹側と尾側が半身ずつ入った1/2尾だ。
タレの芳ばしい香りがただよう。
こだわりのタレに紀州有田産の山椒がついてくる。
さっそくひとくち。
ふっくらやわらかで、皮目はしっとり。
箸で簡単に切れるほど柔らかく皮もすっと切れる。
芳ばしいタレの風味もよく甘すぎずほどよい感じで、鰻の独特のくさみはほとんど感じない。
山椒の風味がさわやかで良い。
やはり九州産うなぎなので間違いない味だ。
個人的オススメ度★★★☆☆
ファミリーマート 鹿児島県産うなぎ蒲焼重 特上
最後はファミリーマートの鹿児島県産うなぎ蒲焼重の特上。
鹿児島県産のうなぎを使用したうなぎ蒲焼重で、米にも魚沼産コシヒカリを使用するこだわり。
やりは美味いうなぎに美味いご飯は間違いない。
ファミマもローソン同様に上と特上でランクにより内容量がかわるという仕様。
こちらもローソン同様に紀州有田産の山椒が使用されている。
さすがのポリューム感。
やはりこれくらいないと食べた感が物足りないよな。
芳ばしい香りが食欲をそそる。
さっそくタレと山椒をかけ、準備完了だ。
それではいただきます。
食べた瞬間に口の中に芳ばしい香りが広がり、それと同時にとてもさわやかで豊潤な山椒の香りが追いかけてくる。
うなぎ特有のくさみはほとんど感じない。
表面は芳ばしく、中はふっくらしてやわらかく、皮目はしっとりジューシー。
ほどよい甘さ加減のタレがうなぎの旨味とよく合う。
山椒のピリッとした辛さもいいアクセントだ。
そこにふっくらした美味いご飯というとどめの一撃。
ポリューム感があって値段も一番高いという修正があるものの、コンビニメシとしてこのレベルならコスパが悪くとも毎年食べてもいいかといった感じ。
個人的オススメ度★★★★☆
最後に
うなぎ嫌いだけど食べられるかどうかを基準として比較した今回の食べ比べ。
やはり中国産のうなぎは昔ほどではないにせよ、うなぎ嫌いになったあの頃の記憶を想起させるに十分な破壊力を秘めている。
コンビニメシでも国産かつ焼き方にしっかりこだわっているものは、うなぎ嫌いでも問題なく食べることができた。
高ければ美味いというわけではないが、やはり一定以上の値段(容量による価格差は除く)のするものは恐れることなく安心して食べられるという感覚のもと、土用の丑の日は専門店でしか食べられなかったが、これからはコンビニのうな重でもいけそうだ。
もし同様の理由でうなぎを避けてきた人も、もしかしたら食べられるかもしれないので挑戦する価値あり。
そんな2018年の土用の丑の日は、一の丑が7月20日、二の丑が8月1日。