栃木市の大勝軒跡地に新たなラーメン店が誕生した。
栃木市で閉店となった麺処ぼたんから生まれ変わって登場した中華そばぼたんだ。
コンセプト的には前のお店とはまったく違ったものとして営業するらしく、とても期待が高まるお店の一つだ。
数日前からプレオープン中ということなので、さっそく行ってみることにした。
いつもならある程度は配慮して遠まわしに表現したりするところだが、今回はテスト的な要素や改善点を見つけたりするためのプレオープン期間だしちょっと突っ込んで書いてみたいと思う。
※スープの味と麺の絡み具合は特殊すぎて参考にならないと思うが、それ以外は辛さは関係ないので参考程度にはなるんじゃないだろうか。
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激辛ハンターは辛さへの対応力を推し測る
今回お店がプレオープン開始がされていると知ったのが前日。
どうやら辛いメニューがあるという話しだ。
辛いメニューをプレオープンから登場させるということは、メインの柱の一つであるに違いない。
となればだ、
辛さを増すという行為も想定しているはず。
まぁお店でやっているかどうかは実際に訪問して確認する必要がある。
激辛ハンターとしてはそのあたりは当然気になるところだろう。
栃木市内の辛さにアグレッシブなラーメン店が1店舗無くなってしまったので、これは希望の星となるか期待が膨らむ。
普通に辛いメニューがあるというだけなら、一般人にも食べられるレベルに抑えられているはずだし、激辛ハンターの出番ではない。
そのあたりを激辛を求める後続に伝える義務があるのである!!
追記:2017/3/31
流し読みせずに読んでもらえればわかるとは思うが、今回は辛さを3倍にした状態でのレビューなので、それを加味したうえで読んでいただきたい。
辛さに起因する部分は当然ノーマルとは味や感想がかわるのも当然だし、辛さが関係ない部分はノーマルの味を知らなくても問題ないはずだ。
そもそものコンセプトとして激辛ハンターとして辛さへのポテンシャルを調査に行った記事ということを理解いただきたい。
それでも確かにわかりづらかったり紛らわしい部分もあったと思うのでタイトルや前書き、本文にも可筆をさせてもらった。
中華そば ぼたん?麺処ぼたん?どっちが正解?
やってきたのは19時。
店舗前には先客1組の車が1台とまだまだ認知度が低いのか、想像していたほど混んでいるということはなかったので肩透かし感がやばいw
お店の道路に面した看板には前の店舗のモノを再利用したのだろうか?
らーめんぼたんと書かれ、麺処というロゴが入っている。
そして店舗には麺処ぼたんという文字が。
名前が統一していないのでどう呼ぶか悩みそうだが、たぶん正解は中華そば ぼたんのはずだ。
そんなわけで店内に突入。
店舗内は大勝軒時代とかわらず、そのまま再利用しているようで正面にレジと左方向に厨房、左窓際に小上がりが4卓、右手にカウンター席が4席、テーブル席が3卓となっている。
店員さんが4名体制なところからして、丁度空いている時間帯だったのだろうか。
さっそく奥のテーブル席に陣取るをメニューをチェック。
プレオープンメニュー
どうやらプレオープン限定のメニューでの営業らしい。
基本はノーマルの中華そばで、チャーシューかワンタントッピングバージョン、それらの辛いバージョンでの提供。
なるほど、中華そば ぼたんというだけはあり、いままでぼたんとは別格だ。
焼き餃子がジューシーで美味い
注文を済ませるとまず最初に登場したのが焼き餃子(240円)。
まずは餃子で小腹を満たすことに。
皮のパリッと香ばしい風味も丁度いい。
そして野菜のシャキシャキ感が強く、ジューシーなエキスもたっぷりで美味い。
これはご飯が欲しくなる。
辛いワンタン麺-辛さ3倍-
それから5分ほどしてお待ちかねのメインディッシュの登場だ。
辛いワンタン麺(930円)とご飯(160円)。
実は今回は辛さが増せるのか確認をするとまったく問題ないという。
本来ならノーマルの味をレビューするのが当然なのだろうが、今回はこのラーメンが辛さに対してのポテンシャルがいかほどかを激辛ハンターとして調査する名目で来ている。
ノーマルは未食なので味はわからないし、他の人のレビューを観る限りではノーマルは美味しいという感想ばかりだから間違いないだろう。
ならばうちは普通の人がやらない方向からレビューしてこそブロガーたるものだろう。
なので普通の人でもやりそうな2倍より一歩上の3倍にしてもらった。
テーブルに置く際に若干スープがこぼれてしまったが、それでもこのなみなみ感だ。
辛いワンタン麺の辛さ3倍。
辛み玉的なものを辛さに合わせて増やすのだろう。
それが3個も入ったものだからスープがこんなことになってしまったようだ。
何事も規格外なことをする時はほどほどにw
トッピングは大ぶりなチャーシュー、ワンタン4、5個、刻みネギ、メンマ。
辛さへのポテンシャルはいかほどか?
さっそくスープをひとくち。
表面を覆う厚い真っ赤なラー油。
辛み自体には深みはあまり感じられず、酸味を感じる辛さからはただただ辛さのみをブーストした感じだ。
何か物足りない感が強い。
3倍にしたからかどうかはわからないが、スープの存在感も辛さの前に希薄になってしまったようす。
辛さにすべてが負けてしまっている感が否めない。
続いて麺。
中太のストレート麺で、コシというよりは固めな茹で加減なところが気になった。
結果として麺自体は普通といった印象。
そこに3倍にしてしまったことによる油の影響で麺の表面がコーティングされてしまってスープの絡みがちょっと物足りない。
ワンタンはしっかり練り込まれたものがつめられていて肉団子感がある。
衣はビロビロのもっちり系。
やはりこれも油でコーティングされてしまい、スープの絡みがもの足りない。
麺やワンタンにはこの大量の油はマイナスに働く結果となってしまったようだ。
そして気になる大ぶりで存在感のあるチャーシュー。
全体的に固めで脂とスジの部分がかなり頑固で食べづらかった。
味付けはそこそこといった感じだろうか。
ネギの辛みはスープによく合っている。
メンマは市販のものだろうか、普通といった印象。
辛いラーメンのスープときたらこれでしょ
やはり辛いラーメンのスープときたらご飯だろう。
これに合うスープかどうかで評価は大きく変わる。
油感が強くて味がほどほどの濃さなので、ちょっと合わないかもしない。
がっつりスープを投入するといいかもしれない。
総評
ラー油で層ができる系のラーメンを何度か食べたことがあるが、どこも似たような感じになってしまうのはやはりラー油の層がネックになっているのかもれしない。
酸味が強調されてしまってスープ自体の旨味が希薄になってしまうのが残念だ。
ちなみに激辛ハンターとしては3倍にしたからといって辛さ自体はあまり変化がなさそうな辛さ加減だったので激辛を求めるなら5倍以上が推奨だろう。
まぁ3倍にしなかったらもうちょっと別の味になっていたのかもしれないので、気になる人は自分の舌で味わってみてほしい。
レビューで美味しいと言っている人はたいていノーマルなメニューなので、そちらは間違いなく美味いはずだ。
次回はオープン後に激辛ハンターではなく普通のレビューとして食べに来ようと思う。
よって激辛ハンターとしてはプレオープン時点での辛い系メニューは激辛に対してのポテンシャルは低いと判定。
ヘタにブーストせずに普通にノーマルで美味しく辛い系を食べるべきお店だ。
まだプレオープンなので、正式オープンになったらさらにブラッシュアップされ、ぼたん流のエッジの効いた美味いやつに変化することを期待しよう。
中華そば ぼたん
住所 栃木県栃木市園部町3丁目17-21
TEL 不明
営業時間 11:00~15:00/18:00~20:30
定休日 不定休
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