静岡というとやっぱり頭に浮かぶのは干物。
昔テレビで干物が店頭でぐるぐる回転している映像を観たのが衝撃すぎて、静岡といえば干物というイメージが植え付けられているのかもしれないが、静岡に来たら干物は必須でしょ。
やはり地物の新鮮な魚介を使った干物の美味さは格別だ。
とはいえ、今では熱海で自ら製造して販売している干物屋が激減してしまっているらしい。
そんななかで今回チョイスしたのが釜鶴ひもの店だ。
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150年の伝統の味
今回やってきたのが、熱海市の熱海銀座にある釜鶴ひもの店の本店。
熱海市の数少ない自社製造の干物屋のひとつ。
150年の伝統を持つ老舗で、これまで受け継がれてきた魚さばき、天日塩を使ったうす塩仕上げの絶妙な味付けをかわらず提供し続けるお店だ。
5代目となる店主自ら毎日市場に足を運んでは納得した魚だけを仕入れるというこだわり。
そこまでのこだわりを持っているのでもちろん酸化防止剤などを使うこともなく、安心安全な無添加の干物に仕上げているという。
伝統を守りつつも新たな商品づくりにも取り組んでいて、斬新なアイデアから生まれた干物なども販売されていて、地物を中心とした干物は常に330種類以上取り揃えている。
豊富な品揃え
お店に来ると店舗前に並べられた干物がお出迎えしてくれる。
そのまま焼いて食べたくなってくるw
定番のあじの干物から地物のさば、さんま、いわしなどとてもたくさんの干物が売られている。
ホッケの干物とか焼いたら最高だろうな。
ふぐの干物なんて珍しいものも普通に置いてある。
どれも美味そうで何を買おうか迷ってしまう。
ショーケースに入れられたグラムあたりの単価が他より数倍違う数量限定子持ちししゃもや、本かます、からすみなども気になるところだ。
カラスミにいたっては値段すら書いていないというねw
小田原で作られたかまぼこなども取り扱っている。
特上蒲鉾2本で2,484円ってなんかすごいなw
スーパーとかで売っているかまぼこのおよそ10倍ほど。
いったいどけだけ美味いのか食べてみたい衝動にかられたがやめておこう。
しぐれ煮やゆず辛なんていう変わり種まである。
漁師飯とかめちゃくちゃ美味そうだ。
自家製のアンチョビとかもかなり食べてみたい。
高級干物エリアがやばい
そしてひときわやばそうな干物が売っているエリアで衝撃を受ける。
甘鯛4,000円超えやべぇとか思っていたらとんでもないのが潜んでいた。
これだ。
伊勢海老11,000円とかとんでもないw
ただでさえ美味い伊勢海老の干物なんていったら、旨味が凝縮しすぎてやばいどころじゃないだろう。
めちゃくちゃ食べてみたい。
でも高すぎて手が出せない。
いつかこんなのを普通に買えるようになれたらいいなw
まぐろの生ハムが美味すぎる
そして今回発見したなんか珍しいそうなものがこれ。
どうやらテレビでも紹介された商品らしい。
焼津の石原水産というところで製造しているものだ。
これがそのまぐろの生ハム。
キハダマグロを使った燻製生ハム。
魚を使った生ハムなんていったいどんな味がするのだろう。
さっそく取り出すとマグロと思えないような香ばしい薫香がただよう。
まぎれもないマグロだ。
余分な水分や油分などが抜けて身がしまっている感じではあるが、そこはマグロだけに表面は弾力があるものの丁寧に包丁を入れないとほぐれてしまう。
断面はこんな感じ。
普通にマグロの刺身にしか見えないw
食べてみた
そのまま食べてもいいが、今回はチーズと一緒にまぐろの生ハムチーズといこうじゃないか。
さっそくひとくち。
口の中に広がる燻製特有の香り。
魚のくさみなどはまったくなく、一見すると普通の生ハムを食べているような気分にさせてくれる。
食感もほどよい弾力で、味付けもちょうどよい塩加減。
チーズとの相性も抜群だ。
チーズと食べたから気にならなかったんじゅないかとそのまま食べてみたが、全然問題なく生ハムとして美味しくいただくことができる。
最後に
せっかく干物のお店に行ったのに干物以外を食べるとかイミフとか思うかもしれない。
やはり現地で焼きたてを食べるのが最高でしょ。
とか思ってこの後の旅の計画に干物専門の居酒屋を計画していた。
が、のちに干物を買っておけばよかったと後悔することとなる。
それはまた別の記事で書きたいと思う。
お店から直接郵送もしてくれるから荷物になる心配もないので、熱海に行った際にはお土産探しがてら寄ってみてはどうだろう?
住所 静岡県熱海市銀座町10-18
TEL 0557-81-2263
営業時間 8:30~18:00
定休日 なし