やはり秋といえば柿の美味しい季節。
子供の頃によく庭の柿の木に登って柿をとったものだ。
そして喜び勇んでかじりついた瞬間に口の中に広がる「フワー」っとした歯がキシキシする感覚。
あの感覚は忘れることはできない。
鳥に啄まれずに木の枝に残っているのは基本渋いわけだ(´・ω・`)
そして先日、縫製宅の近くに用事があって行った時に縫製に遭遇し、その手には柿が握られていた。
なんと縫製宅の庭の柿の木に沢山実ったらしい。
たしか何も手入れされていない、カチカチのカピカピな地面に今にも枯れそうな木が生えていた記憶はあるが。
きっといよいよ生命の危機といわんばかりに最後の力を振り絞って子孫を残したのかもしれない。
そんな魂のこもった柿を貰ってしまった。
とはいえ、実は固く、いかにも渋柿ですが何か?という風貌に一抹の不安を抱く。
しかも縫製農園の主はまだ未食だという。
これはフラグ立ちまくりだ(´・ω・`)
そんなわけで10日ほど放置しておいたのがこれ。
カチカチだった表面も若干柔らかさも出始めているのできっと大丈夫だろう。
ということで、さっそく刃を入れてみることにした。
さくっと。
パッサパサのカッサカサかなーと思ったのだが、これが意外にもジューシー。
とても甘みがあって果汁もたっぷりで、実は程よく締まっていて悪くない。
やっぱ最後の力を振りしぼって生み出した子孫だったのかもしれないなw
こんな美味い柿が取れる縫製農園は果たして来年もその実りを得ることができるだろうか。