栃木県佐野市にある「行世軒(ゆきよけん)。
昭和感じる年季の入った外観、昔ながらの元祖佐野ラーメンに炒め物に丼など町中華が味わえるお店。
創業から変わらない味、二代目考案の新佐野ラーメンの共演が堪能できる。
今回はそんな行世軒に行ってみた。
行世軒
ここが今回訪問した、栃木県佐野市奈良渕町にある行世軒(ゆきよけん)。
1980年(昭和55年)創業の家族で営むお店。
二代目の姿は見えず、物腰柔らかな初代店主の渡辺行世氏と娘さんの二人で営んでいるようだ。
佐野ラーメン会の二代目会長も務めた人物。
かつて横浜そごう全国ラーメン大会で2位を受賞した経歴を持つ店主が作る昔ながらの佐野ラーメンと、二代目の考案した新佐野ラーメンが混在。
他にも町中華ならではの炒め物や丼ものなども味わえる。
今でこそひっそりと佇むお店だが、1990年代にはTVチャンピオンにも出演し、行列のできる人気店でもあった。
アクセス
アクセス詳細
住所 栃木県佐野市奈良渕町317-6
車 東北道佐野インターより6.1km(14分)
電車 東武佐野線堀米駅より1.1km
駐車場 店舗前3台、斜め向かい3台
駐車場は店舗前に3台分、斜め向かいのT字路角に3台分利用できる。
店内
昭和感じる年季の入った独特な作りの店内。
壁には数々のサインが飾られる。
店内入ると左手に厨房、その手前にカウンター席が5席(コロナ禍のため利用不可)、右手は小上がりになっていて仕切りで分けられた6人掛けの掘りごたつの座卓が4卓。
掘りごたつの足元には青竹踏みが置いているというサプライズ感(笑)
備え付けはこんな感じ。
細かなところまで対策がしっかりされている。
行世軒のメニュー
行世軒のメニューはこんな感じ。
創業から変わらぬメニューの数々。
豊富なラーメン、炒め物や丼なども揃う。
二代目の考案した新佐野ラーメンも注目だ。
他にも黒板メニューでホッケやさんまなど焼き魚があったので、夜にはちょい飲み目当てで訪問もアリかもしれない。
出前の利用可
新しいラーメン食べてみた
訪問したのは平日13時半過ぎ。
昼過ぎだけに先客無しの後客1名。
今回チョイスしたのは『新しいラーメン』。
新しいラーメン 600円
ビジュアルは,値段相応ではあるものの、600円というリーズナブルさ加減がハンパない。
二代目の考案した新佐野ラーメン。
天然塩と薄色醤油のスープが特徴的な一杯。
トッピングはシンプルに小ぶりなチャーシュー1枚、海苔、刻みネギ、ナルト、メンマ。
まずはスープから。
薄色醤油の透明度あるスープは、豚ガラ、鶏ガラ、野菜、煮干しを炊いたもの。
動物系の旨味に、醤油のコクと甘い後味のスープ。
さらに天然塩ならではの旨味が味に深みを出している。
麺は青竹手打ちの中太ちぢれ系で、佐野ラーメンならではの不均一感があるものの、全体的にもっちりとしてコシの強い食感。
スープとの相性もいい。
チャーシューは肩ロースをしっかり醤油ダレで煮込んだもので、
タレは濃いめで塩気がきいている。
肉感ある噛み応えに脂身はトロッとしている。
このチャーシューを使ったチャーシュー丼がどんな味か気になるところだ。
次回の宿題としよう。
自家製で煮込んだというメンマも味付けがよく、コリコリ食感がたまらない。
特出したものはなく素朴だけど、なんだかクセになる旨さ。
そんな一杯。
野菜たっぷり手作り餃子
せっかくなので餃子も食べてみた。
やはり佐野ラーメンといえば餃子は外せない。
野菜たっぷり手作り餃子 400円
値段からして小ぶりかと思いきや、しっかりサイズな餃子が5個。
これで400円とか、ましてや値上がり前はさらに50円安かったとかお得すぎる。
厚めでもっちりした皮に絶妙な焼き加減の芳ばしさ。
具沢山のシャキシャキ野菜、ニンニクの風味がしっかりきいている。
さらに八角だろうか、独特の風味がきいている。
ジューシーで甘みがあって後を引く味だ。
最後に
栃木県佐野市にある「行世軒」に行ってみた。
昭和感じる店内、居心地もよく思わずのんびり過ごしてしまいそう。
席に着くやいなや、棚にあった新聞の「電撃婚、戸田恵梨香」という文字に衝撃を受けてそれどころではなかった感は否めない。
素朴だけどどこかクセになるその味、他にも炒め物や丼ものが充実しているところが非常に気になる。
これは再調査が必要かもしれない。
お店詳細
行世軒
住所 栃木県佐野市奈良渕町317-6
TEL 0283-24-2785
営業時間 月~金 11:00~15:00/17:00~20:00
土日祝 11:00~20:00
定休日 月火