鬼滅の刃の最終23巻が発売し、初版395万部と歴代の記録を塗り替える勢いで売れた。
都内では長蛇の列ができ売り切れが続出したという。
時代は空前の鬼滅ブームの真っただ中、「鬼」の名を冠するカップ麺がサンヨー食品より2020年11月23日に発売した。
東京の府中にある人気ラーメン店「麺創研 紅(めんそうけん くれない)」の激辛メニュー「鬼紅(おにくれない)」を同店監修のもとタテ型カップ麺として再現した一杯。
今回はそんな「麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌」食べてみた。
目次(タップできる)
麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌
サンヨー食品より発売した「麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌」。
データ
麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌
発売日 2020年11月23日
販売 全国
価格 220円
内容量 101g
エネルギー 461kcal
タンパク質 8.7g
脂質 20.4g
炭水化物 60.6g
食塩相当量 6.2g
鬼の名がとても存在感あるパッケージだ。
人々か鬼という文字に敏感になっている今、まさにベストなタイミングで登場したこの商品。
思わず手に取ってしまったなんて人もいるとかいないとか。
麺創研 紅は、東京都府中に2017年7月14日に創業した辛みそラーメン専門店。
7種の太さの自家製麺を使いわける乱切り麺に濃厚辛みそ、豚バラ肉や野菜をふんだんにトッピングしたボリューム満点の一杯が人気だ。
今回はその乱切り麺を再現するために、3種の太さの麺を特殊切刃を使用して手もみ風に仕上げることで乱切り麺を作り上げている。
さらに赤味噌と白味噌を合わせてコクを増し、ポークやチキンのうまみ、ガーリックやオニオンなどの香味野菜を合わせて深みをだしている。
そしてお店の特徴の一つが辛さのカスタマイズ。
それもしっかり再現されている。
お店で最上級の鬼クラス「鬼紅」を唐辛子とラー油をきかせることで再現したのがこの一杯。
蓋には仕上げの小袋が貼り付けられていて、中には特製のラー油がたっぷり。
さっそく開封してみると、中には特製の粉末味噌スープにキャベツ、ポークダイス、唐辛子が見える。
さっそくお湯を入れ待つこと4分。
仕上げの小袋を投入すれば完成だ。
見るからに辛そうな色味で、刺激的な香りに期待が高まる。
鬼紅いかほどのものか?
混ぜ合わせると一気に真っ赤に染まるスープ。
そして唐辛子系の刺激的な香りが湯気とともにただよう。
ピリ辛のコク旨で麺の食感もたまらない
まずはスープからひとくち。
口に含んだ瞬間はそうでもないが、飲み込んだ途端にピリッとした辛さが喉に突き刺さるよう。
味噌の濃厚なコク感に動物系の旨味、そこに香味野菜の風味が加わり深みがあるスープに仕上がっている。
辛さの先にあるこの味わいは完飲を誘う。
さてそれでは麺を食べてみよう。
絶妙な手もみ感にスーブの絡みも抜群だ。
勢いよくズルッと啜ると、唐辛子の刺激的な香りが喉を突き抜ける。
だが、「鬼紅」とは言っているがそこまでの辛さではない。
もっちりとした太麺の食べ応え感に細麺ののど越し感など複雑な食感が心地よく、思わずズルズルといきたくなる。
ポークダイスは肉感があって噛むほどに旨味があふれる。
後半になるほどにスープの濃度が増しトロミが出ると、麺の絡み加減と辛さが最高潮に達する。
あーこれは〆のご飯用意しておくんだったな。
最後に
サンヨー食品から発売中の麺創研紅監修 鬼紅 濃厚激辛味噌。
コク旨で辛味のきいたスープがなかなか旨い。
そして乱切り麺のスープの絡み加減に食感もなかなか良い。
辛い系カップラーメンとしてはレベルの高い方。
ただ、その辛さが「鬼」というほど辛い印象はなく、余裕で完飲できるレベルの辛さだった。
激辛マニアが辛さを求めて購入すると肩透かしを食らうことだろう。
でも耐性が無い人からしたら十分辛いと思うので、食べる際には注意をしよう。
