日本海を中心に生息する全身を青白く光らせる神秘的な生き物。
たった1年という生涯に全身全霊をかけて生きるその生き物の名はホタルいか。
食べてもとても美味しいホタルいかだが、富山県の郷土珍味にほたるイカ素干しというものが存在する。
獲れたてのホタルいかをそのまま素干しにしたというとてもシンプルなものだが、これがなかなかの絶品だった。
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ホタルいかの素干し
今回調達したホタルいかの素干しがこれだ。
日本海産だけど熊本の内野海産というところで販売している訳あり品。
不揃いのものやくっついてしまっているものというだけで味に違いは全くない。
2パックセットなので地味にお得だ。
1パック100gあたり50尾入りなので合計100尾と食べ応え抜群。
完全にホタルいかを素干ししただけで、味付けなどの加工はされていないので常温保存で2か月、冷凍で1年しか保存が効かない。
もちろん開封したら保存期間はさらに短くなる。
そのまま食べてもよいが、炙って食べるのがベストらしい。
食べてみた
さっそく開封してみた。
なるほど確かにくっついてしまっている。
とはいえ原形はちゃんと留めているし、1枚ずつ剥してしまえばどうということはない。
素干しされたことによってその香りも濃縮されている。
さて味の方はどうだろう。
そのまま食べると口内調理により、唾液と混ざりあうことでジワジワとイカの旨味が口の中に広がる。
そのままでも悪くないがやはりここは炙りだろう。
炙りを入れることで、肝がトロトロになる。
芳ばしさとイカの旨味、肝の苦みが加わることで絶品の美味さに変化する。
このトロトロになった肝がとにかく美味さを倍増させてくれるのでやばい。
これは断然炙ってから食べるべきだ。
軽く10尾くらいはいってしまうので、5パックセットを購入しておいても余裕で食べきれてしまうかもしれない。
気軽にイカ愛を補給するのに持ってこいのホタルいか素干しは、イカマニアにおすすめしたい一品。