300万スコヴィル(辛さの単位)を誇るキャロライナリーパー。
公称値では人間の限界は耳かき一杯、約0.1gまでと言われている。
だが、人間というやつは常に無理と言われてきたものを知恵や勇気で克服し、たくさんの無理を可能にしてきた。
なら辛さだって限界を超えることは可能なはずだ。
なにせ人間には無限の可能性があるのだから。
今宵、その人間の限界を超える奇跡が生まれる。
とまぁ冒頭から仰々しい感じでスタートしたわけだが、ようはキャロライナリーパーをいっぱい入れてみようというだけの話だ。
今回チャレンジするのは、2.5gほどの計量スプーンに軽く山盛りを2杯、およそ60gを拉麺雷多のカライまぜそばに投入してみようというものだ。
スポンサーリンク
いままで辛い系はラーメンで食べることが多かった。
しかしラーメンではスープに辛み成分が溶け出し、麺自体には100%の辛さは乗ってこない。
たしかにラーメンはスープの湯気や熱さによって体感する辛さが倍増するというのも一理ある。
だがそれはスパイス本来の辛さではないのではないだろうか?
その点、まぜそば系はスープが無いので辛さがダイレクトに乗ってくる。
なのでガチでスパイスの辛さを感じるにはまぜそばこそが王道。
そんなこんなで、辛いものが苦手なAO木氏が危険な薬品を扱うように器にキャロライナを投入し完成させたのがこれだ。
カライまぜそば(800円)+チャーシュー(250円)のキャロライナ60倍ver。
見た目はいたって普通だ。
チャーシュー、極太メンマ、黄身、じゃがいも、もやし、キャベツ、刻みニンニク、糸唐辛子、マヨビームといつものビジュアルだ。
そして器の底にはキャロライナ60倍の辛さを秘めたタレが今か今かとその時を待っている。
このトッピングで気づいたかと思うが、ここには辛さをマイルドにさせるマヨネーズと黄身があるので、若干辛さを和らげてしまうそうではあるが今回は良しとしようではないか。
それではさっそく麺をしっかりとタレに絡めてひとくち。
これはなかなかの刺激的な味だ。
太麺にしっかりと絡むタレは、辛さとの化学反応かどうから知らないが若干しょっぱさが際立ってしまった。
やはりノーマルの辛さで調整された一杯だから、辛さを増すと味のバランスが狂ってしまうのかもしれない。
で、肝心の辛さだが、まぁたしかに辛いが食べられない辛さではない。
最初こそタレの絡まり具合でしょっぱく感んじたが、ふたくちみくちと行く間に気にならなくなってくる。
そしてニンニクをブーストしてコクを増やしてやるとなかなかいける。
2か月ぶりに辛い麺を食べたので辛さの耐性が薄れてたりしないかと心配だったが、いつものように水をまったく飲まず、発汗もなく完食することができた。
だがやはり口の中の刺激は完食後にも主張し続けるほどだった。
今回激辛ハンターだから攻略できたが、くれぐれも普通の人はマネをしないようにしてほしい。
拉麺雷多
住所 栃木県栃木市城内町2-21-24
TEL 0282-22-1750
営業時間 11:00~15:00/17:00~21:00
定休日 火曜
関連記事
こちらもおすすめ