博多ラーメンといえば、乳化した豚骨スープのコテコテな野性味を感じる一杯を想像することだろう。
あの豚骨の匂いや濃厚な味が苦手という人も多い。
そんな豚骨ラーメンが苦手な人でも食べられるお店が小山市にある。
その名は、博多ラーメン紫亭だ。
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かつては小山駅東通りのテナントビルの一角で営業を行っていた昔ながらのお店だった。
そのテナントビルの取り壊しをきっかけに、今の50号バイパス沿いの中華料理屋跡へと移転してきたのが2011年8月。
店舗前に駐車スペースが3台分ほどあるが、南側の店舗裏手に50台ほど駐車できるスペースがあるので、そちらに車を停め店内に。
先客は1組、後客1名ほど。
入って正面にレジ、右手手前から窓際沿いにテーブル席が6卓。
左手には無料のドリンクバーとその奥にもテーブル席4卓ほどあるが、混み合う時間帯以外では使用していないらしく、照明も落とされている。
ドリンクバーといってもファミレスのように立派なものもがあるわけではない。
緑茶に冷たい緑茶、コーヒーがある程度だ。
さすがは昔ながらのラーメン屋の博多ラーメン版なだけあって、メニュー数が尋常じゃない。
アルコール類やつまみも充実しているし、なにより25時まで営業なのでそういった利用目的のお客も来るのだろう。
しかも駐車場がでかいとなれば、トラックなんかのドライバーが駐車場に停めてここでアルコールでも飲んで朝まで寝ているなんてこともありそうだ。
そんなわけで博多ラーメンを注文すると、まずテーブルに用意されるのがこのトッピングだ。
左から高菜、紅生姜、辛味噌、辛いもやし、もやし、わかめ。
まさに博多ラーメンらしい、これらを自由にトッピングできるというのだからお得だ。
そんなわけでまず最初に登場したのは、チャーハン(702円)だ。
これぞ昔ながらのチャーハンといった具材。
卵、ネギ、チャーシャー、刻んだナルト、紅生姜だ。
しっかりと味のしみたほぐしたチャーシューにナルトの風味、パラパラのご飯がなんとなく昭和を感じる懐かしい味だ。
特に美味いわけでもまずいわけでない、ブレのない安心感のある普通の美味さ。
そしてお待ちかね、博多ラーメン(648円)だ。
すりおろしたゴマの香りただよう一杯だ。
トッピングは海苔、チャーシュー、ネギ、メンマとすでに博多ラーメンというか、普通のラーメンだw
まずはスープをひとくち。
豚骨ベースの若干薄めな乳化具合のもので、表面には脂とゴマが浮かぶ。
塩分濃度は最適だが、肝心の豚骨はどちらかというと薄めでさっぱりした風味すら感じる。
つづいて麺。
博多ラーメンらしさを感じる極細のストレート麺。
かためにしてもらったが、それでも普通くらいの歯ごたえといったところ。
これでかためだから、普通だと相当柔らかいかもしれないな。
せっかく無料トッピングがあることだし、豪華にいってみた。
高菜と紅生姜が入るとそれっぽい味になるな。
でもやはり、博多風ラーメンという感じだろうか。
ブレのない安心感のある普通の味を堪能したいならいいかもしれない。
博多ラーメンを食べたいならコレジャナイ感を感じてしまうから注意だ。
博多ラーメン紫亭
住所 栃木県小山市横倉新田435-13
TEL 0283-24-4146
営業時間 11:00~25時
定休日 無し
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