しもつかれ風BBQタレを知っているだろうか?
1000年の伝統ある栃木の郷土料理『しもつかれ』、残念ながら不名誉なイメージで有名になってしまったが、そのイメージを払拭すべく立ち上がったのが「しもつかれブランド会議」。
毎年しもつかれウィークと称して、参加する店舗がそれぞれ現代風にアレンジしたしもつかれを販売し、若者にもその魅力を知ってもらおうと開催されるイベントだ。
イベントに参加した前田牧場が提供し絶大な人気とともに製品化が熱望されたのが『しもつかれ風BBQタレ』。
その『しもつかれ風BBQタレ』の開発のためのクラウドファンディングが開催された。
今回はその支援のリターンとして『しもつかれBBQタレ』を手に入れたのでさっそく食べてみた。
前田牧場のしもつかれ風BBQタレ
栃木県大田原市にある前田牧場から、栃木県民熱望の究極のタレ『しもつかれ風BBQタレ』の開発のため、地域密着型のクラウドファンディングサイト「MOTTAINAIもっと」にて応援プロジェクトが開始(すでに終了)された。
出典:MOTTAINAIもっと
那須信用組合が主宰、前田牧場が開発を行うプロジェクトに、なんと目標額20万円にたった1週間で到達し倍に届こうかというほどの支援が集まった。
惜しくもネクストゴールにはわずかに届かなかったものの、プロジェクトは成功しついに『しもつかれ風BBQタレ』が完成。
今回支援のリターンで届いたのがこれ。
発売前に食べられるのもクラファンならではの特権というやつだ。
しもつかれ風BBQソースと前田牧場の赤身薄切り焼肉(200g)のセット。
前田牧場といえば、大田原ブランドにも認定される赤身牛を育てる畜産農家。
サシの入らないホルスタイン種のため肉本来の旨味を味わえ、鉄分豊富でヘルシーなので老若男女問わずおすすめ。
見た目は完全にしもつかれ
そしてこれが今回の主役『しもつかれBBQタレ』。
ちょうど1回分の使い切りタイプ。
『しもつかれ風BBQタレ』はしもつかれブランド会議が開催するしもつかれウィークにて前田牧場で提供されたしもつかれアレンジメニュー。
そのさいにあまりの旨さから製品化が熱望されていた。
そして今回、栃木県民がBBQといえば『しもつかれ風BBQタレ』と栃木県民のBBQには欠かせないタレとすべく、しもつかれブランド会議代表の青柳氏強力のもと前田牧場のクラウドファンディングが開始された。
クラファンを通して開発資金の募集が行われるとおよそ1週間で目標額に達成。
『しもつかれBBQタレ』への期待の高さがうかがえる。
最終的にはおよそ2倍もの資金を集める結果となった。
こうして誕生したのが『しもつかれBBQタレ』。
まさにしもつかれを彷彿させるビジュアル。
何も言われなければしもつかれと疑わないほどに。
大豆に油揚げ、にんじんなどの姿が見え、おろしたっぷりなのでまさに見た目はしもつかれ。
しもつかれが苦手な原因のひとつでもある鮭の頭がガツンと入っていないので独特のクセのある香りもなく、バーベキューソース系の香りがするので焼き上げた肉にかけても相性よさそうだ。
しもつかれ風BBQタレでステーキ食べてみた
冷蔵庫でじっくり1日かけて解凍してから付属の牛脂を使い焼き上げる。
最後にしもつかれ風BBQタレをかければ完成だ。
今回はベビーリーフと赤カブのサラダ、自作マッシュポテトを添えてみた。
パッと見はステーキの上にしもつかれ乗せちゃいました感のある、インパクト抜群なビジュアル。
どこからどうみてもしもつかれだ。
さっそくどんな味かあじわってみよう。
柔らかでジューシーな赤身肉だ。
それでいて脂っこくないのでさっぱりとした後味。
そこに合わさる『しもつかれ風BBQタレ』は、しもつかれ独特の香りではなくバーベキューソース風の芳ばしい香りが広がる。
野菜の甘みやおろしのコクに旨味ある味付けで、大豆やニンジン、油揚げの風味も感じるのが面白い。
クド過ぎない甘みが肉の旨味を引き立て、おろしのさっぱりした風味に肉がいくらでも食べられそう。
最後に
前田牧場のクラウドファンディングのリターン『しもつかれ風BBQタレ』でステーキを食べてみた。
まず前田牧場の赤身肉が旨いわけだが、普通に塩コショウだけで食べてもクセもなく食べやすそう。
そこに合わせる『しもつかれ風BBQタレ』、これがまたビジュアルこそ『しもつかれ』だが、味は肉との相性抜群。
栃木県県民のBBQするときの新定番に、というのもあながちあり得ない話ではなくなってきたかもしれない。
もちろん県民だけでなく県外の人にもおすすめしたい。
肉を食べる時に『しもつかれ風BBQタレ』を使い、そのビジュアルに免疫ができたらきっと『しもつかれ』へのイメージも回復する?
そんな期待をしつつ今から一般発売が楽しみだ。
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