お店の前のショーケースにはメニューサンプルずらりと並び、テーブル筐体のビデオゲームにパフェ、プリンアラモードというとまさに昭和の喫茶店を思い出す。
そんなレトロな喫茶店がいまだに健在の街熱海。
その中でもひときわ注目される喫茶店がある。
その名も純喫茶パインツリー。
熱海銀座通りにあるパインツリーは今でも昭和を色濃く残す場所。
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店構えがすでにやばい
もうお店に入る前から強烈に昭和レトロ感を漂わせるこの外見。
大量に並べられたお店のメニューの食品サンプル。
トーストにナポリタン、あんみつ、プリンアラモードと昭和の人気メニューが勢ぞろいしている。
このサンプルを眺めながら何がいいかなと考える時間がまたたまらない。
最近は喫茶店というかカフェと呼ぶようになりオシャレ路線になっているので、なかなかこういったオシャレの真逆をいくものは見かけることは少ない。
昭和にタイムスリップした店内
店内に入るとまさに昭和を感じさせる風景が目に入ってくる。
すごく落ち着きのある店内には近所の常連さんっぽい人から観光客までそこそこの混み具合だ。
仕切れらたテーブル席のデザインに年季の入った椅子といいどこもかしこもレトロ感満載だ。
そしてそんなテーブル席のうちいくつかがテーブル筐体のビデオゲームになっている。
パックマンやテトリス、同級生麻雀など数種類の筐体が現役で稼働している。
ゲームをしながらお茶する
注文を済ませたらひと時のゲームタイムを楽しむ。
ちなみに必ずコーヒーなど何か1品注文してからゲームをするのがマナーだ。
そして2時間以上の滞在する場合はさらにもう1品追加注文をしないといけない。
複数人数で来店すると注文してから出てくるまで地味に時間がかかるので、自然とまったりな時間を過ごすこととなる。
昔のゲームなだけによほど下手でもなければ1コインでしばらく遊んでいられるのがまたいい。
メニュー
この時代の喫茶店ってほんと品ぞろえがとんでもなく豊富だ。
それだけの品ぞろえということは当然食材をそれだけたくさん必要になってくる。
常にたくさんのお客が来るならわかるけど、そんな風にも感じられないしホントどうなってんのって思うw
懐かしの玩具も売っている
店舗の入り口左の一角には懐かしの玩具が販売されていた。
今の現代にはない独特のセンスのある玩具がたくさんあった。
こういった遊びが発想力を鍛えたりとかするんだろうな。
画面の前にばかりいないでたまにはこんなので遊ぼうぜと言いたい。
緩めなひと時を過ごしつつ食事を堪能する
そんなわけで30分ほど過ごし、お待ちかねの注文の到着だ。
まずはみんなの注文したホットコーヒー(600円)。
みんな無難すぎて冒険心が無さすぎる。
せっかくだから普段注文しないようなものに挑戦してもらいたいものだ。
これは山岡さんチョイスのホットケーキ(600円)。
いいよーそのオシャレのかけらもない感じ。
こうでなくちゃいけないw
ホイップクリーム乗せたりベリー乗せたりなんてものは無く。
まさにホットケーキ!!って感じがいい。
衝撃のフルーツパフェ
そして今回チョイスしたのはフルーツパフェ(900円)。
溢れんばかりのフルーツ、そしてたっぷりのクリームにアクセントのさくらんぼ。
王道のフルーツパフェ感に威厳すら感じる。
ところがこのパフェ、普通ではなかった。
なんと下からドライアイスの煙があふれだしている。
そのインパクトはハンパない。
いったいどうなってんの?と思ったら、容器に水とドライアイスを入れ、その中にもうひとつの容器が入っていて、その隙間から噴き出していた。
なかなか面白い演出だ。
しかしパフェなんて何年ぶりだろう。
女子でもいればたべる機会はあるかもしれないが、さすがに男同士でお店に行くと注文しづらいものがある。
その点こういったお店なら気兼ねなく注文できるからいい。
うーん甘くて美味い。
心残りはプリンアラモードを食べなかったことだが、これはこれで満足の味だった。
時の止まったかのようなゆっくり時間の流れる昭和レトロなお店は、オシャレなカフェでは絶対に味わうことができない。
熱海散策に疲れたら休憩がてら立ち寄るのもよし、軽食で小腹を満たすのもよしのおすすめスポットだ。
パインツリー
住所 静岡県熱海市銀座町7-7
TEL 0557-81-6032
営業時間 8:30~20:30
定休日 不定休