草津温泉に旅行に来たら、まず最初の目的地は現地のお店での昼飯だ。
この昼食を草津でと考えなければ、わざわざ6時半とかに家を出発する必要はまったくない。
でも、せっかく旅行に来たのだからやはり現地のお店で現地の食材を堪能するのが通と言うもんだろう。
ということで、20分ほどバスに揺られて草津温泉バスターミナルに到着。
それにしても雪が全然無い。
上着一枚脱いでも平気なくらいというのはホント信じがたいな。
マジで暖冬なんだなーと実感する。
ちなみに去年はこんな感じ
そんなわけで、今回の昼食だが、毎回うどんとか蕎麦というのも芸がない。
どうせ正月っぽい食事は旅館で食べられるだろうし、ここは正月に関係ないようなものをチョイスしてみた。
草津温泉バスターミナルから草津温泉へと向かう下り坂とは反対の上り坂を歩くこと5分ほど。
すでに周辺は観光地というより地元の人達の生活を感じるような町並みのなかにそのお店はある。
とんかつの店 とん香だ。
見るからに観光客が食べに来るよりも地元の人の方が多いんじゃないかといった印象な外見。
よく地元で見かけるような普通のとんかつ屋にしか見えないだろう。
丁度12時ごろの来店だったが、さすがに満員とかはないだろうと思ったのだが考えが甘かった。
観光客とおぼしきお客が結構多く、席も満席になってしまっていた。
ここでうちらのメンバーに意見を聞くと、なにせ人任せの決断力に欠けるわりに意見を言うので、あちこちを歩きまわったりなかなかお店が決まらないのは目に見えていた。
なので何も聞かずに外で待機することにした。
もちろん意見を言い始めたが却下だ!
それでも10分たらずで席に着くことができたのでよかった。
店内に入ると右手の厨房を囲むようにL字にカウンターに9席、左手から奥にかけて小上がりになっている。
そこに6名用の席が4卓ほど。
外観からは年季がはいってそうだったけど中はそんなことはなくキレイなもんだ。
そしてこのお店、群馬産の食材にこだわっていて、夏季限定だが地元草津町の甘みのあるおいしいキャベツが食べられるらしい。
まぁ正月にしか来ないからそのキャベツに出会うことはできないだろうけどw
さっそくメニューをチェック。
定番のヒレかつ、ロースかつに串かつ、ソースヒレカツ重、かつ重からお財布に優しいおやこ丼やたまご丼なんてものもある。
しかも定食を注文するとごはんとキャベツが1回ずつおかわりできるというのも嬉しい。
ちなみにおかわり時に多めにしてもらったりもできるのでなお嬉しい。
他にもこんなんもあった。
草津定食とか面白そうではあったが、今回ここに来た目的はそれではない。
そう、気付いているかと思うが、ジャンボという名を冠したメニューがあるのである。
このシリーズ、肉の量にして500gというまさにジャンボな一品なのである。
調理に20分かかるというのもうなずける。
そんなわけで注文を済ませ、待つこと20分。
まずはセットのおでんと漬物。
このわずかな付けあわせがあとで効いてくるのだが、まぁ食べちゃうよねw
そしてこれが山岡さんチョイスのジャンボヒレかつ定食(2,000円+税)。
結構肉厚でインパクトはかなりのものだ。
通常のヒレかつの1.5倍は伊達ではない。
そしてこれが今回注文した、ジャンボロースかつ定食(2,000円+税)だ。
厚さ2cm以上はあろうかという分厚い肉だが、一口サイズにカットされているので食べやすい。
おわかりだろうか?
このジューシーさが加減。
これだけ脂身がしっかりあると固かったりしたらどうしようと思いがちだが、そんな心配はないくらい柔らかい。
そしてこってり重いと思いきや、甘みのある脂身がとても食べやすい。
サックリ衣にしみこむ創業から育てられた自家製のソースの旨味が絶妙に合う。
レモンを絞って食べればまたひと味ちがった美味さを堪能できる。
とはいえさすがにこの量だ、ずっと食べていると飽きが来るのも確か。
そんな時にキャベツをもっさりと口に頬張る。
シャキシャキした食感がさっぱりとしていて美味しい。
これでまたとんかつに戦いを挑むことができる。
もちろんご飯はおかわり、キャベツは多めにもらって完食。
これは絶品!!というほどのレベルではないものの、普通に美味しくてインパクトと満腹感も十分満たせるお店。
とんかつの店とん香
住所 群馬県吾妻郡草津町草津23-90
TEL 0279-88-6139
営業時間 11:00~14:00/17:00~20:00
定休日 水曜日