栃木県佐野市にある「麺や大山」。
佐野市で佐野ラーメンを味わうならば、候補の一つに是非とも加えたいその味。
佐野ラーメンならではの青竹手打ち麺に、完成度の高いスープ合わさる至高の一杯があじわえる。
もっちりピロピロな麺、クセがなく完飲誘うスープが最高。
さらに餃子や隠れた名物の大和芋丼などどれも食べたい一品揃い。
今回はそんな「麺や大山」に行ってみた。
麺や大山
今回訪問したのは栃木県佐野市奈良渕町にある「麺や大山」。
およそ2年ぶりの訪問だ。
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【栃木佐野】青竹手打ちラーメン 麺や大山。不揃いピロピロの佐野ラーマニア納得の味
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店舗入り口横には外待ちスペースが増設されていた。
店内
店内入ると待ち席正面には有名ユーチューバーのサインが飾られている。
厨房前にカウンター席が2席、左手ホールに4人掛けのテーブル席が3卓、2人掛け1卓。
ホール右手は座敷席が4卓ほどだっただろうか。
定位置へと案内される。
実は田村屋時代からいつもこの席だ。
卓上調味料などはラー油、しょうゆ、酢、黒胡椒。
麺や大山のメニュー
麺や大山のメニューはこんな感じ。
※2023年2月17日時点
利用方法
最新の利用方法も記載しておこう。
- 店舗来店したら待ち席に接続。
※ウェイティングボードなし
※店内、風防室のベンチが埋まっている場合は、店舗横の待ちスペース(先頭数組までベンチあり)で待機
※代表待ち禁止 - 店内待ち時点でオーダーを聞かれるので、あらかじめメニューをチェックしておく
※店内座席、テーブル指定があるときはこの段階で申告 - 席に案内されたら注文の品を楽しみに待つ
- 食後は厨房左手のレジで精算
※現金のみ対応
※2名以上の個別会計不可
麺や大山行ってみた
訪問したのは2023年2月17日13時頃。
めんや天夢の小菅氏の車がお店から出るのと入れ替わるように訪問。
まさに奇跡のニアミス。
先客は1組4名、後客数組。
店内待ち席に案内されると注文を済ませ、混みあう店内ながら席に案内されて15分ほどで提供。
塩ワンタンめん
今回チョイスしたのは数量限定の『塩ワンタンめん』。
トッピングはバラチャーシュー2枚、海苔、ナルト、刻みネギ、メンマ、ほうれん草、ワンタン。
たっぷりのゴマがふりかけられ、フライドオニオンの存在も確認できる。
まずはスープからひとくち。
表面に程よく浮かぶオイル、微濁系の透明度のある清湯スープは、鶏ガラ・豚の背ガラ・野菜・牛すじ・魚介系をベースに天然塩カンホアを中心に3種類の塩をブレンドして仕上げているという。
動物系の旨味はクセがなく、ほんのり甘味の余韻がスープのコクを引き立てる。
あっさりとしたマイルドな口当たりが完飲を誘う。
麺は店舗入り口横の製麺室で打った青竹手打ちの手揉み麺。
北海道産小麦に数種類の粉を合わせたこだわりの一品。
佐野ラーメン特有のつるりとした口当たりで、啜りごごちもよい。
王道のピロピロ感にモッチリとしたコシと、噛むほどに広がる小麦の風味がたまらない。
スープとの一体感も抜群で、スープの旨味もしっかり感じることができる。
またゴマやフライドオニオンの芳ばしいアクセントも絶妙で、スープの旨味をより一層引き立てる。
刻みネギがまたよく合う。
今度は箸で持つだけでもほぐれてしまいそうな柔らかさの豚バラチャーシューをいただこう。
上質な生(冷凍ではない)の豚バラ肉を使用し、トロトロになるまでじっくり時間をかけて仕上げた一品。
口に含むとホロリとほぐれ、トロリと溶けるように無くなる極柔な食感だ。
クセがなく飲むように無限に食えそうなヤバいやつだ。
ワンタンも食べてみよう。
熱々でチュルンとした口当たりのワンタンに包まれた国産豚もも肉を使用した餡は、しっかりとした噛み応えで旨味があふれだす。
ワンタンめんのチョイス正解だったな。
手包み餃子
これも麺や大山の人気メニューのひとつ『手包み餃子』。
醤油は使わずにラー油を砂多めと酢を混ぜたものでいただく。
大ぶりでもっちりとした皮に焼き目芳ばしく、具沢山の餡に旨味のエキスがあふれだす。
旨味蓄えたジューシーなエキスに、ラー油の砂のピリッとした辛さと酢の酸味のアクセントが絶妙にマッチ。
タレをガッツリ絡めて食べると、餡の旨味がより一層引き立つ。
個人的にはご飯のおかずにするなら醤油も欲しいところだが、そのまま食べるなら醤油は不要。
濃厚 大和芋丼(黄身のせ)
ご飯ものから、『濃厚 大和芋丼』の黄身のせを食べてみた。
ご飯の上には、農家から直接仕入れた大和芋を手作業ですりおろし、余計なものを加えずに純粋に愛知県産の白醤油だけで下味をつけている。
中央に那須御養卵の黄身をトッピングし、仕上げに群馬県産のたまり醤油をたらした一品だ。
さっそく食べてみよう。
ねっとりと粘りの強い濃厚な大和芋、時折サクサクとした食感のアクセントがまたいい。
濃厚な卵黄の旨味にたまり醤油のコク深さと塩味が絶妙にマッチして旨味を引き立てる。
ご飯はもっちりとした食感で、すべてを合わせると甘味が非常に引き立つ。
お腹に余裕があったら是非ともチョイスしてほしい一品だ。
色々と食べてしまったが、最後にスープまで完飲ごちそうさま。
最後に
栃木県佐野市にある麺や大山に行ってみた。
2年ぶりの訪問だったが、王道の佐野ラーメンをブラッシュアップさせた旨し一杯だった。
今回は塩ワンタンをチョイスしたが、塩もまた絶品で、もっちりとした麺もクセになる。
餃子も絶品で、醤油いらずの旨さ。
大和芋丼はなかなかお目にかかれない一品なので、是非とも味わってみてほしい。
佐野ラーメンを食べに来た時には、候補のひとつにおすすめのお店だ。