金沢市の片町付近で飲んだら〆に寄りたいお店「志な野」。
お茶漬け専門のお店で店内ではお客が『ヤッホー』と叫べば、女将さんが『やほ』と叫ぶ、ひときわディープなスポット。
口の悪い頑固親父と女将さんの二人で切り盛りするお茶漬けをおかわりし放題のお店。
そんなお店だけど、攻略法さえわかっていれば美味しいお茶漬けを腹いっぱい食べることができるおすすめの場所。
今回は金沢飲みの〆に、そんなひときわディープなお店に訪問してみた。
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志な野行ってみた
片町の通りから狭い路地に入ると、昔ながらの裏路地のお店が点在するディープな雰囲気漂うスポット。
そんな一角に姿をあらわすのが「志な野」。
奥行きのある狭い店内にはカウンター席が7席ほどのみ。
壁には沢山の攻略者達のメッセージが飾られ、その人気が伺える。
さっそく奥の席へと陣取る。
カウンタ―には皿に盛られた1人前のお茶漬けの具材、そして大きな急須が置かれている。
志な野のメニュー
まぁこんなメニューに意味はない。
なぜならこのお店「志な野茶漬」しか注文できないからだ。
独特のルール
そして何よりこのお店をディープたらしめているのはその独特なルールゆえ。
まとめるとこうだ。
・ご飯おかわりし放題
・おかわり7杯以上達成すると壁に色紙が飾られる
・おかわりは「ヤッホー」と言わないと親父さんに怒られる
・写真を撮っていると「早く食べて」と怒られる(※親父さんが見てない隙に写真を撮る)。
・ただひたすらに無駄口をたたかずに無心になって食うべし
・食べ終わったらすぐにお店を出る
のんびりしてると親父さんに「早く出て」と怒られる
こういうコンセプト系のお店と思って訪問すれば意外と楽しめる。
名物頑固親父の文句言う時しかしゃべらない口の悪さ、それを諫める接客は「ヤホ語」の女将さん。
接客、お客様?なにそれおいしいの?
理不尽に怒られて気分を害するような人はこの店に来てはいけない。
ヤッホー!!
志な野茶漬け3ヤッホー食べてみた
注文を済ませると、女将さんが「ご飯ヤホ」「具ヤホ」「出汁ヤホ」と順番に出される。
小ぶりなおにぎり程度のあられがのったご飯、具材にはさけ、もみじこ(たらこ)、からし昆布、しらす、ちそ(しそ)の実、梅干し、しじみ、わさびなど。
おわかりだろうか、この日はお盆休みなのもあってか特に親父さん絶好調で写真撮るのも一苦労だった。
それゆえにこのブレ感である。
ご飯に出汁をかけ具材をお好みでチョイスしながら啜る。
飲んだあとの〆にこのさっぱりした味は美味い。
ズルスルとあっという間に食べ終わり、ちょっと抵抗感がありつつも「ヤッホー」と叫ぶ。
すると女将さんの「ヤホ」という叫びとともに、何事もなかったかのようにご飯のおかわりが出てくる。
うーん想像を超えるディープな世界だった。
最後に
今回は金沢市片町にあるお茶漬けのお店「志な野」に行ってみた。
金沢イチ、いや日本一といっていいほどのディープなスポットだった。
店内に響く「ヤッホー」「ヤホ」という叫び、時折親父さんの怒号。
とにかくこれまでの飲食店の常識を覆すそのスタイルは、ルールさえわかってしまえばそれほどキツくはない。
いやそれでもキツイ(笑)
ここはそういうお店なんだとルールを守れるならば、金沢に来た際には〆に寄り道してみてはどうだろヤホ?