河津桜まつりのもう一つの楽しみ方が御朱印巡り、河津町には8つの御朱印スポットがある。
今回はそのひとつ、川津来宮神社に行ってみた。
来宮神社の正式な名称は「杉桙別命神社(すぎほこわけのみこと)」と呼ばれ、平安時代に作られた「延喜式(えんぎしき)」という書物に記載された歴史のある神社。
御神木として崇められてきた、国の天然記念物である大楠を拝見することのできる場所でもある。
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川津来宮神社
田舎の田んぼ道といった感じの道路を進むと見えてくる石鳥居。
鳥居をくぐると左手には大きな楠が鎮座している。
なかなかの存在感だ。
右手には河津桜が満開に咲き乱れる。
どうしてここだけ満開なのか神社の人の話によると、種から育てた河津桜らしくなぜか一番の遅咲きらしい。
そのおかげでこの時期でもまだ満開の河津桜を見ることができる。
さらに参道を進めば再び鳥居が見えてくる。
参道を歩き鳥居をくぐり境内へ。
右手の鳥居の前に手水舎。
さっそく本殿へ参拝を済ませる。
商売繁盛、縁結び、家内安全、交通安全、海上安全などのご利益のある神社だ。
杉桙別命神社の大クス
その右手にあるのが天然記念物の「杉桙別命神社の大クス」。
鳥居横にあったものもなかなかの存在感だったか、その比ではない。
昭和11年に国の天然記念物に指定された大楠は、外周14メートル、高さ24メートルにもおよび、樹齢は1000年以上という。
「来宮様の大楠」とよばれ、江戸時代からあった「河津七抱七楠」と呼ばれる七つのなかで唯一現存する木。
まさにパワースポット。
河津桜まつり限定出店
境内では御守などの他に甘酒なども販売されていた。
アルコール分はないので子供でも飲めるというので、甘酒(100円)でここまでの運転の疲れをいやすことにした。
濃厚で甘味が強くて疲労回復に良さそうだ。
アツアツで美味い。
御朱印
社務所は本殿の向かい側にある。
こちらで御朱印(300円)がいただける。
御朱印はこんな感じ。
最後に
神社に参拝し、最後に大楠からパワーをいただくことのできる神社。
毎年12月18日から23日まで禁酒、鳥肉、玉子を食べないという風習があり、「鳥精進酒精進」という行事が今も守りつ手えられているという。
また毎年10月には例大祭が行われ、全国でも数少ないどぶろく造りが許されている神社であり、宮司がこの日のために毎年造り込んだどぶろくを振る舞う「どぶろく開き」なども注目だ。
温泉地でもある河津町、温泉旅行がてらそういったお祭りに参加するのも楽しいんじゃないだろうか。
川津来宮神社(杉桙別命神社)
住所 静岡県賀茂郡河津町154
TEL 0558-32-0800