今回は教訓的なものと今後注意する場所としての記録の意味にも会社に辿り着くまでの状態を時系列に書いてみたいと思う。
同じ道を通っている人は今後の参考にしてほしい。
台風も温帯低気圧になり何事もなければいいなと思いつつ就寝したのだが、夜中に激しい頭痛で目が覚めてしまった。
やはり台風が2つも来ていただけあり、気圧の変化がハンパ無かったらしい。
あまりに頭が痛かったので薬を飲んで再び眠りにつき、携帯の着信で目が覚める。
一瞬、薬の副作用で爆睡してしまったかと思ったらどうも違うらしい。
そして外の風景を見て驚愕した。
道路が水没している!!
どうしてこんなことに?と思ったら深夜に巴波川が氾濫したらしい。
こっちは巴波川 普段知ってるととんでもないな、これ pic.twitter.com/8rqdyQzo9c
— あおちゃ@パラオ泊地 (@blue_not_remain) 2015, 9月 9
栃木駅前が… pic.twitter.com/1lUwRMd5bR
— ゆうりゃん (@yuryan0611) 2015, 9月 10
蔵の街のシンボルの一つである巴波川が牙を剥くという皮肉な結果になってしまった。
行きつけのラーメン屋さんも被害を受けたりととんでもないことになっていた。
まさか50年に一度の出来事を体験することになるとは思いもしなかった。
ホント今の世代は色々な体験をしているよな。
そしていつもの出勤の時の通り道もとんでもないことになっていた。
こんな時でも普通に出勤するあたりが日本人の頭の悪いところというか、社畜の鏡というかなんというか。
ホント日本人ってすごいよなと思う。
そんな通り道にある巴波川を支流に持つ川はごらんのとおり。
そして完全に進路は絶たれた。
栃木市内では2mほどの川幅の巴波川でも、このあたりまでくると川幅も6mくらいはある。
それが氾濫して西部地域を水浸しにするくらいなんだから、栃木市内なんてひとたまりもないのは当然だな。
これを渡るとか無理!!
進めば進むほどひどくなっていく感が否めない。
この先に目的の広い道があるのだが、どうもそこを走る車が激しく水しぶきを上げているのが嫌な予感しかしない。
たぶん巴波川から溢れた水が流れているのだろう。
仕方ないので高台の道を選ぶことにしたのだか、とにかくそこらじゅうから噴出す水がヤバイ。
高台の道を選んだのは正解だったらしく、途中のわき道はみんな水没していた。
このまま橋を越えられるんじゃないかと思った矢先にこれこれ以上進まないでと言われて仕方なしに水没した道を当初の目的であった大きめな道を目指す(; ・`д・´)
そして案の定、田んぼと道路の高さが同じになるほどの水量になっていた。
ここを右折しないといけないのだが、どうもこの先にある永野川もやばいことになっているようで道路は渋滞になっていた。
できれば避けたいなと思い直進を選んだが、完全に茨の道だった。
南に向かうほど水位が高くなっているんじゃないかという状態にしぶしぶUターンを余儀なくされた。
このまま南に向かって50号バイパスに行けば余裕だと思っていたのだが、こんなことになっていたらしい。
小山市、50号線冠水してます… pic.twitter.com/tJdtGGQQGW
— も く お (@mockmock7) 2015, 9月 9
ホントこれはひどすぎる。
どうやら小山市を流れる思川も氾濫してしまったようで、完全に周囲は水没状態になっているらしい。
このあたりは巴波川の土手があるから思川の水がくる心配はないが、その間の住宅が心配だな。
で、なんとか元の道に戻ることができた。
こうやって見てみると左側(南側)に向かってどんどん土地が低くなっているのがよくわかる。
平野の構造的には仕方ないのだろうけど。
どんどん南に向かって流れて行けば当然最終的にはどこかで水没が生まれるのは当然のこと。
永野川付近は洒落にならない水位になったいたが、ここまで来たからには戻れない。
覚悟を決めて一気に駆け抜けた。もちろん撮影は助手席にいる誰か。
これでひとまずはこの先には大きな川とかも無いし安心と思っていたのだが・・・
バイパスという名の運河が発生していた。
こういうのは都市の弱点だよな。
排水が追いつかなくなると、その構造が仇となって水がどんどん貯まっていく。
これがただの渋滞だと思っていた。
しかも少しずつ前に進んでいるので安心していた。
ところが甘かった。
実はこの先がこんなことになっていようとは思いもよらなかった。
なにやら昨日の帰りに通ろうとして断念した付近が湖に見える。
それもそのはず、ニュース映像ではすごいことになっていた。
ていうかニュースで川があるとか言っているが、たしか用水路レベルの川だった気がするが、それでここまでなるもんなのかどうかは定かではないが。
通行止めと知らずにどんどんバイパスを向かってくる車。
これはもっと早い段階で何箇所かに通行止めの表示を出しておくべきだと思うんだ。
交差点まで行かないとUターンできないのにこれはやばすぎる。
ここは危険スポットだな。
どこか通れる場所はないかと思いこれから向かう方向から出勤しているY氏に電話をすると、山越えなら途中水が溢れている場所ははあるものの、なんとか先に進むことができるという情報を手に入れた。
なんとかUターンをして栃木の中心方面を目指すが、完全にバイパスは運河ですありがとうございます。
そしてついにこのエリアの脱出に成功することができた。
なんか進路に運河がまったくなくてすごい安心感がある。
しかもその先にコンビニとかオアシスですか?と。
ここまで来るのに1時間半ほど。
随分と時間がかかってしまった。
でもここからはあと少しだ。
一気に山を越えて50号線に出ればすぐだ。
と思ったらまだ油断はできなかった。
ここまで来てまさかの通行止め?
いやいやいやと思っていたらどうやら片側通行らしい。
この「かかしの里」がある付近はどうも地盤が緩いらしく崩れやすいから、こんな日に通る場合は注意をしないといけない。
ていうか通らない方がいいかもしれない。
ここも危険スポットとして覚えておこう。
途中何度か水没していたり、大渋滞があったりしたものの、なんとか2時間半ほどで会社に到着することができた。
これからまだまだ油断はできないから、出掛けようと思っている人は注意しよう。