ついにロリポップでも2017年2月よりPHP7.1のバージョンが利用可能となった。
最近まで一番高速(※同サービス内)だったPHP5.6モジュール版のなんと5.5倍という高速化が可能になるという。
最近突発的なアクセス増もあったりとブログの表示が遅くなる場面があったので、これは是非とも導入したい。
でもここでボタン一つで簡単に設定できるからと安易にやってしまうととんでもないことになりかねない。
結論から言うと、PHP7.1を利用したドメインでWordPressのインストールやサイトが表示されなくなる場合がある。
プラグインが対応していなかったり、テーマの記述が対応していなかったりと理由は様々だ。
なので以降をする前に十分注意をしよう。
ちなみにリリースからしばらく経過したのでそろそろプラグインの対応状況も万全かなと思い、今回試してみることにした。
※ダメなら戻すつもりでw
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ロリポップのPHPバージョンの変更方法
そもそもPHPのバージョンってなんぞ?
そんな設定したことない、という人のために変更方法などを説明したいと思う。
簡単に言えば色々と処理が早くなるからブログの表示が高速化する。
以上!!w
新しい機能が増えていたり、関数が変更されり削除されたりなんてことはぶっちゃけ面倒なので省略する。
で、ロリポップではスタンダードプラン、エンタープライズプランではより高速なPHP5.6モジュール版が利用可能だったのだが、それよりもさらに5.5倍の速度アップにつながるPHP7.1が利用可能になった。
PHPバージョンの変更をする場合は以下の手順を行えばよい。
まずユーザー専用ページのメニューの「WEBツール」→「データベース」をクリック。
あとは変更したいドメインのPHPバージョンを選択して「変更」をクリックすれば5分から10分後には反映される。
たったこれだけでサイトの表示速度を大幅に改善できる可能性がある。
PHP7.1に変更前にやっておくべきこと
いくら高速になるからと何も考えなしに変更してしまうととんでもな不具合が発生する可能性がある。
WordPressのテーマの記述が対応できていなければ表示エラーでサイトが真っ白なんてこともありし、プラグインが対応していなければエラーになる場合もある。
とはいえ素人ではそんな簡単に修正できるもんではない。
最悪はPHPのバージョンを戻すとして、最低でもやっておくべきことがある。
それがデータベースのパスワード形式の変更だ。
最新のPHP7.1ではデータベースの接続方法に高度なセキュリティーレベルが採用されている。
その影響もあって古いパスワード形式の「old_passeord形式」を使用している場合はデータベースに接続できなくなってしまう。
なのでPHP7.1で使用しているパスワード形式「native_password形式」に変更をしておく必要がある。
変更の必要があるユーザー
ロリポップでスタンダードブランやエンタープライズプランを利用しているユーザーは新規作成したデータベースはすべて最新形式となるのでそのまま利用することができる。
だが、ライトプランやすでに使用しているデータベースを利用したい場合には以下の手順が必要になる。
まずユーザー専用ページのメニユー「WEBツール」→「データベース」をクリック。
するとこのように現在のデータベースのバージョンが表示されている。
バージョンが5.1もしくは5.6になっているのを確認したら、「操作する」をクリックする。
データベースの操作が可能になるので、まず最初に「パスワード確認」をクリックして表示されるパスワードをメモし、「パスワードを再設定する」をクリックする。
ここでメモしたパスワードを入力してやれば完了。
これでパスワード形式が「native_password形式」に変更された。
※現在のデータベースがMySQL4の場合はMySQL5に移行したうえで上記の再設定が必要。
パスワードを変更したらサイトがエラーになった
もしデータベースのパスワード変更時に違うパスワードに変更してしまうとエラーになってしまう場合がある。
とりあえず面倒なので同じパスワードを設定すればいいのだが、どうしても変更したい場合は以下の変更をする必要がある。
ロリポップFTPなどでWordPressを設置しているディレクトリーにアクセスし「wp-config.php」にアクセスする。
この時に属性が「400」になっている場合は「600」に変更してからアクセスする。
「define('DB_PASSWORD', 'XXXXXXX');」と記述されている部分が古いパスワードになっているはずなので、ここを新しいパスワードに変更してやる。
そして属性をふたたび「400」に戻して保存すればOK。
それでもダメな場合は運営に連絡をしよう。