群馬県のグルメといえば有名なもののひとつが釜飯。
群馬県渋川市、伊香保温泉近くにまるで江戸時代にタイムリップしたかのような店構えのお店がある。
それが今回訪問した伊香保時代屋。
江戸時代の雰囲気そのままに、趣を感じさせる空間で食べる上州自慢の手作り料理を堪能できる食事処だ。
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目次(タップできる)
時代屋
伊香保温泉へと通じる国道33号から北上すること2kmほど、突然姿を現す当時の豪族の屋敷かと思うほどに大きな建物。
ここが伊香保時代屋だ。
建物前には大型バス30台、普通自動車100台が駐車可能かな広大な敷地。
入り口には「時代屋」という大きな暖簾。
暖簾をくぐると入り口までは階段になっている。
素朴な土壁、古木となった柱などかなり風格を感じる。
店内に入ると、正面がレジカウンター、天井には巨大な蜂の巣がぶらさがる。
靴箱に靴を入れ、しゃもじの付いた鍵を持って店内へ。
古木の柱に梁、古民具に囲まれた空間。
広い座敷に多数の席が並ぶ。
1階、中2階、2階など全館すべてを合わせると400名の理容が可能らしい。
訪問したのは連休最終日の18時前というのもあり、先客は1組2名ほどだったが、帰る頃には4組15名くらいにはなっていただろうか。
通常時には観光客など団体客も多数訪れるのだろう。
まさに江戸時代の雰囲気に囲まれながら食事ができる。
メニュー
メニューは上州料理だけに釜飯だけでなく、いのしし料理やキジなどの鍋、うどんなどさまざま。
ご当地グルメだらけであれもこれも食べてみたくなる。
自家製やわらか豚角煮
まずは一品ものから自家製やわらか豚角煮(800円)。
鍋で火にかけた状態で出されるので、お好みの加減で食べるらしい。
辛ネギとからしが付いてくる。
待つこと5分。
10分くらい待ったほうがタレがしみて美味いんじゃないかなーと思いつつも我慢できないのでいただく。
すでに味がしみている状態で出されるので、いい感じの色づき加減だ。
さっそくひとくち。
柔らかくホロホロで、かつジューシー。
生姜が効いていて、甘じょっぱくて出汁の効いたコクのあるタレがしっかりしみている。
辛ネギを添えて、ピリっとした唐辛子とネギ本来の辛さ、そしてシャキシャキ感を味わうのもいいし、オーソドックスにからしも間違いない。
時屋釜めし天ぷら膳
今回チョイスしたのは、時屋釜めし天ぷら膳(1,550円)。
本格釜めし、小鉢、野菜サラダ、香の物、舞茸・野菜天ぷら、お味噌汁セット。
天ぷらは舞茸とししとう。
抹茶塩がかけられていてほろにがだ。
舞茸は小ぶりだが、香りもよく瑞々しくて美味い。
釜めしは火が消えるまで約20分、火が消えたらミツバを入れて蓋をして待つこと3分で完成。
具材は、ごぼう、鶏肉、舞茸、みつば、油揚げ。
出来上がりのタイミングで味噌汁(今回は豚汁)が提供される。
それではお待ちかねの窯めしだ。
ミツバの香り、おこげの芳ばしい香りが食欲をそそる。
ホクホクのご飯は出汁の効いていて醤油の程よい塩気に箸がススム。
シャキシャキした舞茸やごぼうの食感がいいアクセント。
時折やってくるおこげの芳ばしさがまたたまらない。
ちょっと食べる前にしっかりご飯をまぜまぜした方が、水気が飛んで丁度よい感じになったかもしれない。
次回は慌てず我慢してしっかり混ぜ合わせてから食べよう。笑
地元農家の梅ジュース
〆は地元農家の梅ジュース(350円)。
さっぱりした梅の風味で甘さもクドくない。
さらりとしたのど越しがたまらない。
これはいいものだ。
最後に
江戸時代の風情のある建物で食べる、上州名物の独特で素朴な味の窯めしをいただく。
群馬のご当地グルメの釜めしを食べられるお店はいくらでもあるが、やはりこの雰囲気で味わえるのは時代屋ならでは。
釜めしだけでなく、他にもご当地グルメをたくさん揃えているので数人で訪問して色々と注文しシェアするのも楽しいかもしれない。
伊香保温泉の帰りや近くを通った時には一度寄ってみてはどうだろうか?
伊香保時代屋
住所 群馬県渋川市祖母島字中野2293-1
TEL 0279-24-3868
営業時間 月~金6~8月11:00~19:00(LO18:00)
9~5月11:00~18:00(LO17:00)
土日祝11:00~20:00(LO19:30)
定休日 無休