究極の煮干しな一杯が食べられるラーメン屋といえば、めんや天夢の名が真っ先に思い浮かぶだろう。めんや天夢といえば、極限まで濃度を高めたまるでセメントのような一杯、煮干らーめんセメント鬼。完全に万人受けを狙っていない、煮干しに耐性のある重度ニボラー(煮干戦士)にしかその高みを制覇することを許さない難攻不落の山だ。その究極の一杯に戦いを挑む無謀な人が多く、返り討ちにあう人が後を絶たないらしく、現在はその濃度を低く設定している。きっとセメント鬼を食た人はスープが丼に半分以上残ると体感しているはずだ。本来のセメント ...