あたりには夜の帳が落ち、キャンパー達は思い思いの時を過ごしている。キャンプ場の夜の醍醐味といえば、やはり焚火ではないだろうか。 真っ暗闇の中でパチパチと音を立て舞い散る火の粉、炎の暖かさを感じながら、時折薪をいじりながら、ぼーっとただ、そのゆらめきを眺める。そんなひと時を過ごしているだけで、燃えカスのように真っ黒や灰色に淀んだ我々の心をキレイに洗い流してくれそうな炎の神秘的なその姿。まだ時は20時を回ったところ、癒しのひと時はまだまだ十分ある。 時折、くだらない話しをしながら友と過ごすこの時間は何者にも換 ...