11月22日に第65回日本レコード大賞の大賞候補のノミネート曲が発表された。
今年は大ヒットしたYOASOBIの「アイドル」は確定かと思われたが、まさかのノミネートされていないという事態となった。
特別国際音楽賞と作曲賞を受賞するというダブル受賞を獲得したのはYOASOBIのみだったので、快挙ではあるものの素人目からしても複雑な心境だ。
これには当然SNSでも疑問の声が多く、大人の事情が垣間見えるモヤモヤとした感情を抱く人がファンのみならず一般からも噴出した。
これに対してYOASOBIの公式XにてAyase(敬称略)が喜びの告知をするも、微妙な反応が多かった。
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快挙づくしのYOASOBIの神曲「アイドル」
「アイドル」はアニメ「推しの子」の主題歌として4月12日に発表されたYOASOBIの代表曲のひとつ。
「推しの子」はこれまでのアイドル系アニメの概念を覆す、衝撃的なスタートを経て、神回と呼ぶに相応しい映像作品をいくつも残して第1期の放送を終えた。
アニメとしても2023年の神アニメのひとつとして名を残した。
そして「アイドル」の凄いところは作品との抜群なシンクロ率もあり、これは作り手と歌い手の神がかったスキルのなせる技。
アニメの話題性も手伝って瞬く間に話題となり、オリコン調べの週間ストリーミング再生数では史上最速で累計再生数4億回突破を達成。
さらにビルボードジャパンの音楽チャートで21週連続1位という快挙を達成し、同チャートの記録を塗り替えた。
その人気は日本だけにとどまらず、2ヶ月後の6月には米ビルボードにおいてもクローバルチャート(米国を除く)で日本語の曲で初の1位を獲得するという快挙をも達成。
なんとYouTubeの公式ミュージックは3.7億再生を突破するなど驚異的。
この動画をみた海外のジャパンアニメ好きYouTuberFreshest兄貴も衝撃を受けていた。
英語版も言葉選びが秀逸すぎて、日本語を聞いているかと錯覚する場面があるほど。
まさに神曲と呼ぶに相応しい作品、今回大賞にノミネートされた作品も素晴らしいものばかりだが、いずれも「アイドル」の快挙には及ばない。
最後に
多くの人が今年の大賞にはYOASOBI「アイドル」が選ばれると信じて疑っていなかったことだろう。
ネットによる情報化社会になったことで、すべてがわかってしまう時代だけに、この結果に納得しない声は多く、疑問の声が噴出する事態となってしまった。
今回残念ながら大賞にはノミネートされなかったが、きっと多くの人が今年の最高傑作は「アイドル」に他ならないと思っていることだろう。
今更考えても覆るわけでなし、兎にも角にも、特別国際音楽賞と作曲賞のダブル受賞おめでとうございます。